
梅田晋作
大手広告代理店でディレクター職を経験後、フリーランスの出版・広告ディレクターとして独立。 ライター業としては主に観光、グルメ、スポーツ関連の記事を執筆。 幼少期より温泉が大好きで、全国の秘湯を求めて旅をするのが趣味。
超やわらかなゆでタンも!東京の牛タン専門店の草分け/たん焼 忍

まずご紹介するのは、東京の牛タン料理専門店として絶対に外せない名店「たん焼 忍」。昭和54(1979)年の創業で、牛タン料理というジャンルが東京に根付く前から営業を始めているパイオニア的な存在です。

店内は山里の古民家を思わせる造りになっていて、古木の梁や土壁が特徴的。地方へ旅行に行った気分で牛タン料理をいただくことができます。

人気メニューは「ゆでたん」(写真左上、1,050円)「たんしちゅう」(写真右上、1,180円)「たん焼」(写真下、1,150円)の3種。
特にトロトロになるまで煮込んだ「ゆでたん」は、店主が創業当時に考案した看板メニュー。今や東京で当たり前となったゆでタンですが、こちらのお店が元祖といわれています。
また、和風のデミグラスソースがかかった「たんしちゅう」は、ご飯にも良く合う味に仕上がっており、多くのお客さんが注文する一皿。

提供するお肉に絶対の自信を持つ店主いわく「『焼く』『煮る』といったシンプルな調理が主ですが、すべて牛タンの違う魅力を引き出しています」とのこと。
また、旬によって使い分ける野菜も見逃せません。枝豆、谷中など手を加えずに出す食材は専門農家を吟味して直送仕入れるといったこだわりよう。サイドメニューのお野菜もぜひ堪能してみて。
- たん焼 忍
-
-
所在地
東京都新宿区四谷三栄町14-4
-
最寄駅
四ツ谷
-
極上牛タンをリーズナブルなお値段で/神田やまし田

東京を代表する牛タン専門店が2つあるとすれば、間違いなくもう一つは「神田やまし田」。牛タンの本場宮城県出身の店主が“牛タン三昧”をテーマに今年で創業28年を迎えます。
本物を知る店主が客前に出す牛タン料理は、どれもハイレベル。特に「焼たん」(1,000円/税抜)の他店を凌駕するボリューム感は圧倒的!たびたびメディアで紹介されています。

「焼たん」や「ゆでたん」(1,000円/税抜)など、数あるメニューの中でも今回特にオススメしたいのが、半冷凍状態で提供される「タン刺し」(1,000円/税抜)。直径10cmほどあるUS産の上質なタンを6割ほど削り落とし、やわらかいタン芯の部分およそ30gのみを刺身にしています。
ショウガを溶いたポン酢につけて頬張れば舌の温度で脂が溶けだし、噛み締めるほどに甘さが増していきますよ。
また、吞兵衛さんにはタンを塩に2週間以上漬けこんだ「塩タン」(1,000円/税抜)もオススメ。塩味の奥に甘さをギュッと閉じ込めた塩タンは噛むほどにうま味が滲み出てきます。塩タンを食べながら飲むビールや日本酒は最高!まさに口福の極みです。

忘れてならないのがシメに注文すべき「舌麦じや」(500円/税抜)。ゆでタンを仕込んだスープで作るおじやで、味付けは塩コショウ・梅干しのみとシンプルながら深みのある味です。
麦飯を使っているのでムチムチとした食感もよく、飲み食いした後でもさらりと食べられますよ。
神田やまし田
所在地:東京都千代田区神田須田町1-14-9 千昌ビル1F
電話番号:03-3253-1128
最寄駅:神田
デートや記念日に利用したい!アットホームな牛タンダイニング/牛タン 夏火鉢

下北沢駅から徒歩4分ほどの場所にある「牛タン 夏火鉢」。牛タンで作るハンバーグや牛タンのしゃぶしゃぶなど、和洋問わないスタイルで牛タン料理が味わえるとあって、若い世代に人気のお店です。
おしゃれな雰囲気のダイニングで赤白ワインのラインナップも豊富なので、ゆったりくつろぎたいカップルにもオススメ。

店の一番人気は「タンシチュー 丸トロ」(1,500円/税抜)。1本のタンから一人前しかとれないというタンモト(丸トロ)を赤ワインとフォンドヴォーでじっくり煮込んだ一皿です。
トロトロになるまで煮込まれたタンは口に入れた瞬間にほどけていくほどのやわらかさ!数量限定なので開店早々売り切れ必至。
もし丸トロがソールドアウトしたら上タンを使った「タンシチュー 上タン」(1,300円/税抜)も絶品なのでこちらもぜひ。

「“丸トロ”そのものの味わいをじっくり堪能したいっ!」という人には「丸トロ炭火焼」(1,300円/税抜)がオススメ。
分厚い丸トロを炭火でじっくりと焼き、塩とレモンだけのシンプルな味付けで楽しめます。
- 牛タン 夏火鉢
-
-
所在地
東京都世田谷区代沢5-36-13
-
最寄駅
下北沢
-
牛タンをオリジナルクラフトビールとともに/ベクタービア新宿

「新宿ブリュワリー」というビール醸造所で自家醸造したクラフトビールの他、全国からセレクトした10種類のクラフトビールが飲めるお店として人気の「ベクタービア新宿」。
ヴァイツェン、スタウト、IPA、ペールエール、フルーツビール等を日替わりで取りそろえており、ビール通なら毎日通いたくなるお店です。

そんなビールのアテとして用意されているのが、牛タン料理の数々。
「牛タンの赤味噌煮込み」(1280円/税抜)や「牛タンと旬野菜のアヒージョ」(780円/税抜)、「牛タンのお刺身」(980円/税抜)など、ここでしか味わうことができないメニューも豊富にあります。
中でも、牛タンのタン先からタン元まで楽しめる「牛タンの炭火焼き」(1280円/税抜)は、備長炭で香り高く焼き上げて中はふっくら。付け合わせの浅漬けや辛味噌がタンのうま味をさらに引き立て、香り高いクラフトビールとの相性はバツグンです。

バルスタイルのベクタービア新宿では、自家製ピクルスやレバーパテなどのアペタイザーも豊富。
会社の飲み会などで利用するなら牛タン料理を含む7品プラス2時間のクラフトビール飲み放題が付いたコース「スタンダードコース」(5,000円)がオススメです。
ベクタービア新宿
所在地:東京都新宿区新宿1-36-5 新宿ホテルパークイン1F
電話番号:050-5266-0268
最寄駅:新宿御苑前/新宿三丁目
店主自慢の熟成牛タンを召し上がれ/牛タン炭火焼 わすけ

2003年から八丁堀にお店を構える居酒屋「牛タン炭火焼 わすけ」。本場仙台の味に勝るとも劣らない炭火焼き牛タンと毎朝豊洲で仕入れるという鮮魚が自慢のお店です。

こちらで使用している牛タンは、和牛と同様に穀物飼料で飼育されているUS産。しかも冷凍処理をせずチルドのまま輸送された肉は、臭みがなくうま味もそのまま。
店主自らが牛タンの皮むき、スライス、両面の切込みをほどこし熟成させた厚切り牛タン(牛たん炭火焼1,200円、特撰・牛たん炭火焼2,200円、牛タン2種盛り1,700円/すべて税抜)はまさに絶品!
塩・コショウの味入れも絶妙で、十分にうま味を引き出した牛タンは一度食べたらやみつきになるはず。

美味しい牛タン料理は美味しいお酒があってこそ。わすけでは店主がセレクトした本格焼酎の充実したラインアップも自慢です。
あらかじめ水で割って寝かせる鹿児島スタイルでつくられた100種類以上の焼酎は、黒ヂョカの酒器で楽しめます。これらの焼酎が飲み放題で、「舌の下」「串焼き」「くんせい2種盛り」「特撰牛タン炭火焼」などを堪能できる、超お得な「松+飲み放題」コース(6,500円/税抜)もありますよ。
牛タン炭火焼 わすけ
所在地:東京都中央区八丁堀2-16-3 ICM中央ビルB1F
電話番号:03-5566-1110
最寄駅:八丁堀
まとめ
いかがでしたか?東京には、美味しい牛タン料理を出しているお店がこんなにあるんです。今宵は、本格的な牛タンを食べに出かけませんか?
- 当サイト内のおでかけ情報に関して
-
※本記事は2020年09月10日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、掲載している情報に変更が生じる場合があります。最新情報は直接お問い合わせください。
※おでかけの際はマスクの着用、手洗い・手指消毒などを心がけ、感染拡大の防止に十分ご配慮いただきますようお願いします。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。