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料理界の風雲児・森枝幹氏が手掛ける新感覚タイ料理店/chompoo
美食コンシェルジュ・グルメライターの道明寺さくらです。
今回ご紹介するのは、2019年11月にリニューアルオープンした新生「渋谷パルコ」の4階にある「chompoo(チョンプー)」です。

chompooとは、タイ語で「ピンク色」の意味。赤くてナシのような食感を持つ果物「ローズアップル」を意味する言葉でもあります。そんな店名と同様に、ここ「Chompoo」では彩り豊かでハイセンスなタイ料理を提供しています。

シェフを務めるのは、日本の料理業界に新たな風を巻き起こしている森枝幹(モリエダカン)氏。
シドニーの和風フレンチレストラン「Tetsuya’s」、表参道の割烹料理店「湖月」、日本橋の分子調理レストラン「タパス モラキュラーバー」にて修行を重ねた後、2014年に下北沢で「Salmon&Trout(サーモン&トラウト)」をオープンさせると一躍注目のシェフに。
その後も数々の名店をプロデュースするだけでなく、フードカルチャー&ライフスタイルマガジンの編集に携わるなど、料理の枠を超えた発信に挑戦している新進気鋭の料理人なんです。
ブルーのライスが映える!必ず食べたい「サバのカオヤム」

同店のイチオシは、メニュー表にも“チョンプー名物”と記載されている「サバのカオヤム」(1,210円)。カオヤムとは、カオ(ご飯)をヤム(混ぜる)という意味のライスサラダのこと。ブルーのご飯と彩り鮮やかなハーブなどが大皿に盛り付けられていて、思わずカメラを向けたくなる美しさです!

ブルーのライスを囲むように並ぶのは、菊の花、レモングラス、パクチー、ライム、紫タマネギ、ローストココナッツ、 モヤシ、ケール、サヤインゲン、グリーンピース、桜エビ、トウガラシなど10種以上(季節によって変更あり)。
使われている食材はほぼ野菜なので、ダイエット中の人でも罪悪感なく食べられます。

そんな中で存在感を放っているのが、香ばしく焼かれたサバの切り身。
実はこのカオヤム、サバを美味しく食べるために考案されたメニューなのだそう。淡白な味わいのカオヤムに、脂ののったサバの風味が良いアクセントを加えているのです。

食べるときは、魚醤などをブレンドしたオリジナルソースをかけて、すべての食材を混ぜ合わせます。
ひと口食べてみると、ハーブやスパイスなどの風味が口いっぱいに広がります!個性の強い食材が多く使われているので、どんな味わいになるのか少し不安だったのですが、逆にそれぞれの個性がうまく混ざり合い、今まで食べたことのないような美味しさを生み出しています。
スパイシーな反面、レモングラスやライムによる爽快感も味わえるので、ジメジメした夏の暑い日などにはピッタリ。食感や味の違いを楽しみながら飽きずに食べられ、お腹もいっぱいになれるボリューム満点のサラダです。

ブルーのお米の正体についてもご紹介しておきましょう。着色に使われているのは、バタフライピーというマメ科の植物から作られたハーブティー。抗酸化作用が高いことから、美肌を目指すタイ女性の間で最近注目を浴びています。
着色料を一切使用せず、天然の食材で鮮やかなブルーを表現している点にも、森枝シェフのこだわりを感じますね。
見た目が斬新な「ココナッツパフェ」は、目の前で繰り広げられるパフォーマンスも楽しい!

料理は美味しいだけじゃなく楽しい方がいい。「chompoo」では、デザートにも驚きのパフォーマンスが隠されています。
新作メニューの「ココナッツパフェ」(1,760円)をオーダーすると、フルーツやマンゴーアイスの盛り合わせ、ココナッツの実をイメージした物がのった青い容器、そして何やら大きなゴールドの鍋がテーブルに運ばれてきます。

すると、店員さんがココナッツ型の物を高く持ち上げ、そのまま鍋の上にドロップ!「器が割れて危ない!!」と思ったのですが、実はこれ、チョコレートで作られているのです。中にはココナッツのムースが入っているので、鍋の中でクシャッと弾けます。

そこにフルーツやマンゴーアイス、ヨーグルトや白玉などを混ぜていただきます。

口に運んでみると、ヨーグルトの爽やかさと、ココナッツやマンゴーの組み合わせでトロピカルな味わい。こちらにもバタフライピーを使った青い白玉(写真)が入っていました。
こちらのメニューは2名でシェアしても十分なボリュームですが、3〜4名で楽しめるラージサイズ(4,980円)もあります。女子会などでオーダーすれば、みんなで動画を撮影しながら盛り上がれること間違いなしですね。

なお、コース料理は 10品のタイの郷土料理が楽しめる「Tastinhgコース」(4,400円)、野菜を中心にした6品で構成された「ヴィーガンタイ料理コース」(3,850円)などがあります。コースでしか楽しめないメニューもあるので、「chompoo」の世界にどっぷりと浸かりたい人にはコース料理がオススメですよ。
まとめ

カラフルなライスサラダや、パフォーマンスも楽しいトロピカルデザートが楽しめる「chompoo」。可愛らしい照明やカラフルなタイルが施された内装は、カルチャーの発信地である「渋谷パルコ」に入居するお店だけあって、洗練されたセンスを感じさせてくれます。
もちろん、斬新さやオシャレさだけではなく味も◎。身体に優しくてしみじみと美味しい新感覚のタイ料理店を楽しみに、ぜひ仲の良いお友達と足を運んでみませんか。
取材・文/道明寺さくら
※2020年7月5日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご連絡ください。
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