脅威の1kg生クリームクレープ「チョモランマ」がヤバすぎる!/クレープBARエスグラ

東急世田谷線「山下駅」の目の前、小田急線「豪徳寺駅」より徒歩2分ほどにある「クレープBARエスグラ」は、住宅街にひっそりと佇むお店。
外観はなんの変哲もありませんが、店名の通りコンセプトは「クレープ専門店×BAR」と少し変わっており、さらにスイーツ好き女子を狂気乱舞させるような、とんでもないメニューがあるそうなんです。

店内は手前にテーブル席とカウンターがあり、、地元に帰ってきたような安心感のある雰囲気です。

メニューを見てみると、「でかもっちり生クリームクレープ」、「熱々カリカリクレープ」と、かなり種類豊富なクレープがある様子。紙で巻かれた1人前のハンドタイプが500円、お皿に盛られて提供される2〜3人前のディッシュタイプは700円とお手ごろな価格です。
フルーツ系からおつまみ・ご飯系までさまざまなメニューがある中、一番気になるのが「エスグラオリジナル」。
「生クリーム富士山クレープ」が2,200円、「生クリームチョモランマクレープ」(以下チョモランマ)は3,000円。なんだかオリジナルクレープはお値段が高いような・・・。
それもそのはず、チョモランマは重量約1kgのクレープ=業務用の生クリーム3本分使用とのこと!
文字だけでなんとなくでかいんだろーなと予想はつきますが、どれくらいの大きさになるのだろうか、とても気になる・・・。ということで、「生クリームチョモランマクレープ」を注文してみました。

ひょひょいとものの数十秒でクレープを焼き上げるオーナーさん。生地の直径は約30cm。
「お、おっきいですね!チョモランマってやっぱり生地も大きいんだ!」と興奮気味の筆者に、「生地はどのメニューも同じサイズですよ」と優しく諭すオーナーさん。
早とちりしてしまいましたが、チョモランマが「チョモランマ」たる所以は、生クリームの量にあるようです。

チョモランマで使用するのは1本350gほどの生クリーム3本。
通常は1本で3〜4人前のクレープを作れるとのことなので、3本で約1kg、10人前程度の生クリームを一品で使い切ります。
世界最高峰の山の名をつけるのも納得のボリュームです。

チョモランマは1つ作るのもかなり労力と技術がいる様子。
まず生クリームを生地に満遍なく敷き詰めていき、土台をしっかり作ります。

この時点生クリーム2本目に突入。
少しずつ生クリームを絞る範囲を狭めながら、高さを出していきます。

3本目も終盤に差し掛かるとこの高さ。
さらに、山頂部分を崩れないよう盛りに盛って、高さマシマシ。
仕上げにチョコソース、キャラメルソース、ストロベリーソースをかけていよいよ完成です。
高さ30cm超えの超どか盛り「チョモランマ」がお目見え!

そんなこんなでオーナーの技術の粋を尽くした、「チョモランマ」のお目見えです。
「でかっ!」、「高っ!」を連呼するだけの語彙力しかなくなるくらい、圧倒的なボリューム。
クレープというか、“生クリームのクレープ添え”と呼ぶ方が正しいような、超どか盛りの生クリームからは威圧感さえ感じます。

高さは30cm越え!夢でもみているかのような、生クリームパラダイス。
「ふざけて1回作ってみちゃった」なんてことはなく、生クリームを盛りに盛ったこのメニューはグランドメニューとして存在するのです。
チョモランマを1人で完食した人はいまだだにいないとのこと。大食い自慢が「いけるっしょ!」と食べ進めるも、みんな残りをテイクアウトすることになるのだとか。
ちなみに、チョモランマは何人ででもシェアはOK。(ただし一人ワンオーダー制)
生クリーム好きな友だちをサプライズで誘ってガッツリ楽しんだり、数人でまったり生クリーム天国を楽しむのもいいですね。

ではいよいよ実食。山頂部分をフォークですくってみたのですが、なかなか持ち上がらなず、どっしりとした重量感を感じました。
味は甘すぎず、見た目よりもたくさん食べられそうな予感を感じさせます。
それでは早速、デカ盛り&生クリーム大好きな担当編集とともに、2人で登頂を目指していきます。

生クリームの山を食べ進めるには、ドリンクが必須。
甘いものがとことん好きなら、甘さを甘さで迎え撃つ「タピオカミルクティー」(600円/クレープとセットの場合450円)、BARとしてもしっかり楽しみたいという人は、生クリームと意外な相性のよさを見せる「角ハイボール」(500円)がオススメとのこと。

のっけから飛ばす編集担当は、チョモランマをガガガッと削る荒技に出るも、牙城は崩せず。生クリーム山の断面がきれいです・・・。

チョコ、キャラメル、ストロベリーの3種のソースで味変しながら食べ進めるも、なかなか減らないチョモランマ。
もっと食べ方に幅を持たせたい時には、クレープ生地単品を100円で追加できる「替え皮」をオーダーしましょう。

どうやって食べるのがいいか試行錯誤しましたが、デカすぎるチョモランマには、ちぎった生地を上からバフっとかけて・・・。

豪快にガバッと掴んでいただくのが一番食べやすそうでした。
替え皮によって味や食感にバリエーションが出てきて食がより進むようになりましたが、甘いもの続きでもう少し何か別の味がほしくなる時期がやってきます。

そんな時は、トロトロチーズとバジルの香り、絶妙な塩加減が人気の「塩クレープ」(500円)がオススメ!

クレープをおつまみにお酒を楽しめるのも同店の特徴で、特にこの塩クレープはお酒との相性が抜群。全メニューの中で1番人気のクレープとのこと。
これをチョモランマと交互にいただけば、「甘い→しょっぱい→甘い→しょっぱい」の無限ループで、どんどん食べ進められるのでオススメです。
このほかにもしょっぱいおつまみ系クレープは色々あるので、数人でシェアして楽しんでみてくださいね。

話上手なオーナーさんと談笑しながら、30分程度でひとまず半分以上は食べ進められました。ここからは持久戦に持ち込み、ゆっくりといただくことに。
その休憩の間、オーナーさんが「別のおもしろいメニューもあるよ〜」と写真を見せてくれました。

こちらは「ばか盛りフルーツシリーズ」(800円)の春限定「ばかイチゴ」。
フルーツは季節によって変わり、夏はバナナ、秋はブドウなど、超大量のフルーツを詰め込んだクレープもいただけます。
1kgの生クリームを使ったチョモランマもそうですが、とにかく楽しくてユニークなメニューを提供する「クレープBARエスグラ」は、スイーツ好きにとって天国のようなお店でした。
まとめ

今回は夢の生クリームどか盛り・チョモランマをご紹介しましたが、「塩クレープ」をはじめとしたおつまみクレープで、気ままにお酒をたしなむのも、同店の楽しみ方のひとつ。
なお、夏休み期間中は営業開始時間が早まったりと、カフェとしても利用しやすくなるそう。
さらに2018年8月11日(土・祝)~8月18日(土)は「2018年創業11周年クレープ夏祭り開催!」とのことで、クレープの大幅割引も実施。
気になる方はオーナーのTwitter(@S_GRAVITY)で情報をチェックしてから訪れてみてくださいね。

〒154-0021
東京都世田谷区豪徳寺 1-45-2 2F
豪徳寺駅
〒154-0021
東京都世田谷区豪徳寺 1-45-2 2F
豪徳寺駅

取材・文/黒澤陽二郎
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※本記事内の情報は2018年08月01日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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