昭和レトロな建物とロビーでタイムスリップ気分/早稲田松竹
「早稲田松竹」は、早稲田通りに面している老舗の映画館。ロードショーを終えた作品を格安で上映する、今は数少ない名画座です。1951年創立と長い歴史を持つだけあって、昔ながらの佇まいがノスタルジーを誘います。
同施設は、映画を観るのに予約が必要ない、1本観るか2本観るか自分で決められるなど、一人で過ごせる貴重な休日を自由に使いたい女子にぴったりなんです。
上映はシネコンにはない、「二本立て」システム。同館では毎日ひとつのスクリーンで2本の作品を交互に上映しています。1枚のチケットで2本とも鑑賞可能。どちらの作品から観てもOKです。入口の前にある券売機で当日券を購入しましょう。
歩道脇に設置された上映スケジュールも、「豪華ラインアップ」の文字が時代を感じさせますよね。「スリー・ビルボード」&「ファーゴ」とは渋すぎ! ちなみにGWには「ブレードランナー」の新旧シリーズをやっていたようです。
基本的に上映作品は一週間で替わるので、公式サイトでチェックしてみて。過去には、アニメ「時をかける少女」と「サマーウォーズ」という贅沢なプログラムも。新旧・洋邦にとらわれず、世界中の作品を上映していますよ。
基本的に、前売り券はなく、初回の上映開始時間20分前に開場し、同時に券売機での販売もスタートします。これなら当日思い立ってサクッといけちゃいますね。
ロビーは、まるで昭和にタイムスリップしたようなレトロな空間。40代以上の世代にとっては懐かしく、シネコンに慣れた世代には新鮮な内装です。
受付でチケットをもぎってもらったら、上映時間になるまでロビーでのんびり待機。こぢんまりとしたスペースですが居心地が良く、気張らずリラックスして待てそうです。
古い建物ですが、中は清掃が行き届いていて好印象。廊下の奥にあるトイレも清潔で、スタッフさん手作りの小物に癒されます。
廊下の壁には、公開中の作品や近日上映予定の作品のポスターや資料がびっしり。気になるものを眺めるだけでも、かなり時間がつぶせちゃいそう♪
改装されたシアター内部はモダンでゆったり快適に過ごせる
そしていよいよ、気になるシアター内部へ。ロビー同様レトロな世界が広がっているかと思いきや…
2006年に改装されたシアターはスタイリッシュ!これまでどおり35ミリのフィルム上映も可能ですが、ドルビーデジタル対応の音響設備も整っていて、鮮明で迫力あるデジタル映像を鑑賞できます。
前後の間隔が広めに取られている座席はゆったりしていて、長時間座っていてもラクチン。ドリンクホルダーが付いていたり、シートの後ろには荷物を掛けられるフックも付いていて便利です。
153席すべて自由席で、入替はありません。チケットは当日いっぱい有効なので、2作品を繰り返し観ることも可能。逆に、2本のうちお目当ての1本だけ観て帰ってもOKです。そのときの気分に合わせて予定を組めるから、ソロでの鑑賞にぴったり!
リクエストボードや外出証など独自のサービスが充実
作品と作品の間には、通常10分間の休憩があります。ロビーには、反映率が高いと噂のリクエストボードがあるので、掲示されている内容をチェックするのもおもしろそう。この日は、有名ハリウッド監督の名前や名作アニメなどのリクエストがありました。
また、ボードの下には劇場運営のためのアンケートと回収箱が。回答者の中から毎月抽選で10組20名に招待券をプレゼントするという豪華な特典があるので、時間があったらアンケートにも答えてみて!
映画好きの好奇心をそそるチラシがいっぱいあるので、ラックも要チェックです。
周囲に迷惑をかけなければシアター内での飲食はOKですが、同館には飲み物の自販機しかありません。
せっかく時間に余裕があるなら、気分転換にいったん外に出て新鮮な空気に当たるのも良さそう♪ 受付に言えば、外出証をくれますよ。
外出証は当日いっぱい有効。映画の合間に食事や買い物もできて便利です。
「目当ての作品より、ノーマークだった方がおもしろかった」というのは、同館で2本鑑賞したお客さんあるある。対して劇場側のあるあるは、話題の新作が公開されると「これ上映してくれますよね?」と聞かれることなんだとか。
タイミングにこだわらず良作をお得に楽しみたいなら、利用しない手はありませんよ。
早稲田松竹映画劇場
住所:東京都新宿区高田馬場1-5-16
電話番号:03-3200-8968
休館日:なし
料金:一般1,300円、学生1,100円※ラスト一本に限り、一般・学生ともに800円
最寄り駅:高田馬場/西早稲田
映画の合間にランチを気持ちのいい吹き抜け空間でお得に味わえる/Cafe Cotton Club
2本続けて観るのはちょっと…という人は、ランチやお茶を挟みましょう。東京メトロ高田馬場駅7番出口のすぐ横にある「Cafe Cotton Club(カフェ コットンクラブ)」は、15時までお得なランチが楽しめますよ。
10mはあろうかという木が伸びた吹き抜け空間は、結婚式の二次会やパーティにも使われるだけあっておしゃれ♡2階は木を囲むようにテーブルが並び、自然光の中でのんびり過ごせます。
ランチはメインが日替わりの「日替わりプレート」or「日替わりパスタ」で、どちらも1,000円。量が選べて大盛も無料だから、腹ペコ女子もきっと満足するはず。セットのスープ、サラダ、デザート、ドリンクはおかわり自由とサービス満点です♪
朝4時半まで営業しているから、夜の上映を観たあとに訪れるカフェとしても便利。金曜夜は地下でジャズライブが開かれていて、飲食代にミュージックチャージ1,000円を払えば生演奏も楽しめます。
Cafe Cotton Club
住所:東京都新宿区高田馬場1-17-14 SOUNDS bldg. B1F-3F
電話番号:03-3207-3369
営業時間:11:30~翌4:30/ランチ 11:30~L.O.15:00
定休日:年中無休
最寄り駅:高田馬場/西早稲田
居心地のいいナチュラル空間でまったりスイーツタイム/地球を旅するCAFE
まったりカフェタイムを過ごすなら、旅好きのオーナー夫妻が営む「地球を旅するCAFE」へ。いろいろな国の雑貨が飾られた店内は木の温もりにあふれていて、初めて入っても不思議と落ち着けます。
オーガニック&フェアトレードの食材にこだわっているので、ナチュラル志向の人には特におすすめ。一人のお客さんも多いので、ソロでも入りやすいですよ。
日替わりのスイーツは、タルトやマフィンなど焼き菓子が中心。白砂糖・卵・乳製品、動物性の食材は使わず、きび砂糖や有機豆乳などを使って毎日手作りしているんだそう。
イチオシは、一般的なブラウニーとは違ったふんわり食感が新鮮な「クルミとイチヂクのブラウニー」(600円)。ドリンクも大豆とライ麦をローストしたノンカフェインの「穀物コーヒー」(500円)など、他とはひと味違ったラインナップを楽しめますよ。
地球を旅するCAFE
住所:東京都新宿区高田馬場2-12-5
電話番号:03-6265-9482
営業時間:水木金/ランチ12:30~15:30(L.O.15:00) ディナー18:00~23:00(L.O.22:00) 土日祝/12:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:月曜日、火曜日※祝日の場合は翌日
最寄り駅:高田馬場/西早稲田
まとめ
お財布に優しいというだけでなく、ノスタルジックな魅力で大人を惹きつける「早稲田松竹」。「設備が古そう」「大昔の映画しかやってない」なんていう間違った先入観は捨てて、予定のない休日はぜひ同館を訪れてみて。
好きな映画を大きな画面と良質な音で楽しめたり、今まで知らなかった映画に出会えたりと、きっと世界が広がるはずですよ!
◆Model 小祝 麻里亜さん
高校3年生の時に受けたコンテストを機に、芸能界デビュー。映画やCMを中心に活動し、2013年よりアパレルブランドでプレスとして勤める。現在は経験を基に女優、モデル、ライターとマルチに活動を行っている。
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取材・文/佐々木志野
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