知る人ぞ知る、ディープなおでん店「西尾さん」へ

西尾さん


東京メトロ丸ノ内線の新宿三丁目駅から徒歩2分、路地裏の地下1階にある超ディープな空間。壁には「冷やし中華、始めません」「西尾さん、暑いです」「覚悟が必要です」などなど、謎めいた貼り紙がずらり。そう、ココがおでん店「西尾さん」です。


西尾さん 店主


こちらは「西尾さん」の店主である、西尾さん。一見、頑固そうな職人さんに見えますが、優しい笑顔がとっても印象的でダンディー。聞けばこのお店を一人で切り盛りされているそうですよ。


西尾さん 似顔絵


店内には、西尾さんの似顔絵イラストも飾られています。お客さんに愛されているのが分かりますね!

お店のキャッチコピーは、「おそい、せまい、暑いの西尾さん」。にもかかわらず、2018年の2月まで予約がほぼいっぱいというから、何ともスゴイお店なのです。


西尾さん おでん


キャッチコピーの通り、店内はちょっと狭く、カウンター8席とテーブル席が2つのみ。
椅子の下に荷物とコートをしまえば、いよいよ今宵の酒宴がスタート!


西尾さん メニュー


「西尾さん」の名物は、「静岡おでん」と呼ばれる、関東では珍しいタイプのおでん。

メニューを見ると、これまたゆる~いことが書いてありました。おでんの値段は1本130円均一なのですが、本数は自己申告して精算するシステム。お客さんを信じてお会計をお任せしてしまうなんて、何ともハートフルです。


西尾さん 静岡おでん


チョイスしたおでんは、静岡名物の「黒はんぺん(イワシ)」と「大根」、「たまご」、「今夜のミックス」でこの日はなると、糸こんにゃく、コンニャク。

静岡おでんは、ネタにカツオやイワシの削り節をかけて味わい、またネタに竹串が打ってあるのが特徴なのだとか。友達同士で違うネタを頼み、食べ比べすると楽しそうですね。


西尾さん 大根


大根がやってきました!寒い冬場にうれしい、アツアツ、トロットロ。口の中で溶けていき、おでんの煮汁の美味しさがじわ~と染み出ます。素材の美味しさも口の中いっぱいに広がり、まさに至福の瞬間。

東京では珍しい黒はんぺんは、イワシの練り物。魚のうま味が凝縮されていて、独特のうま味がとっても美味!


西尾さん おでんとハイボール


熱々のおでんをほおばっていると、おでんの湯気や、お客さんとの間が狭いこともあって、けっこう暑い。冷えたハイボールが欲しくなる!ということで、注文。グビグビ、あ~スッキリしてて美味しい!

ほっとリラックスしながら、西尾さんに静岡おでんの話をさらに聞いていくと、「だし粉を別盛りにせずおでんに乗せる」「おでん汁は味がしっかり染みているから皿に入れない」そう。




おでんだけでなく、お酒の肴がまた美味しい!

西尾さん おすすめメニュー


実はこちらのお店の魅力は、おでんだけではありません。他にも美味しいお酒の肴がたくさんあるのです。メニューをくまなくチェックしたら、食べたいものを紙に書いて西尾さんに渡しましょう!


西尾さん ネギトロ刺カナッペ


こちらはおすすめメニューに挙がっていた「ネギトロ刺カナッペ」(580円)。カリカリのパンの上にネギトロ&海苔という組み合わせで、軽快なパンの食感の後に、ネギトロのうま味や海苔の風味が存在感を出してくる一品。


西尾さん 茄子ときの娘のミートソースチーズ焼き


「茄子ときの娘のミートソースチーズ焼き」(680円)は、見るからに美味しそうな焼き色!こってりしたチーズに、きっと誰もがハマってしまいます。


西尾さん さつま揚げ


常連客の皆さんがイチオシの「さつま揚げ」(1個240円)。西尾さんが手作りするさつま揚げは、外側がカリカリ、中身はふわトロ。これがまた、お酒が進む味わいです!




「昆布入り焼酎」も発見!お酒のラインナップにもこだわりあり

西尾さん 昆布入り焼酎


料理とハイボールを楽しんでいて、ふと気になったのが、京都まで月に一度買い出しに行くという「昆布入り焼酎」。普段は予約しないと飲めないそうなのですが、この日はちょうど在庫があるよ!とのこと。ラッキー!


西尾さん 瑞江割


こちらは昆布と干し梅が入った「瑞恵割」(380円)。肉厚の昆布が底にたっぷり、上に梅干が浮いていて華やかです。昆布が焼酎を吸うので、段々と味が変わっていくのも特徴。昆布はおつまみとして食べることもできます。

お替りもでき、一杯200円とうれしすぎる安さ。もちろん、おでんとの相性もバツグンです!


西尾さん めんたいうどん


「たらこバターうどん」(680円)が、本日の〆。これがまたモッチモチで美味しくて大満足。食べて飲んで、思いっきり西尾さんの楽しさを満喫できました!


西尾さん


ちなみにお店の営業時間中は、西尾さんは大忙しなので電話に出られないこともしばしば。店内の壁に貼ってあるお知らせにも記載がありますが、西尾さんは一人で切り盛りしているので、電話する時間帯は、気を遣ってあげてくださいね。比較的、電話に出やすいのが、開店時間の17:00前後、または22:00以降の夜遅くとのこと。

すぐに行ってみたい!という方は、17時くらいなら、予約なしでも入れることがあるそうですよ!

お料理の味もさることながら、西尾さんの人柄が本当にステキなお店でした。お財布に優しいうえに、心もお腹もほっこり満たされます。なかなか予約が取れなくても、一度行けば「西尾さん」のトリコになるはず!



西尾さん

住所:東京都新宿区新宿3-1-32 新宿ビル3号B1F
電話番号:03-3358-6625
営業時間:17:00~24:00(L.O.22:30、ドリンクL.O.23:15)
定休日:日曜または月曜(先に予約が入った曜日は営業し、一方は休日)
最寄駅:新宿三丁目




取材・編集/ソーシャルグッドマーケティング

※2018年1月22日現在の情報です。価格はすべて税込みです。内容等は変更になる場合があります。



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