お酒もつまみも100円から楽しめる「百飲」体験レポート!
※こちらのお店は閉店しました。
今回ご紹介するお店は、秋葉原にある「百飲(ひゃくいん)」。お酒もつまみも100円均一だというウワサは以前から聞いていたのですが、実際におじゃまするのはきょうが初めて。
思う存分楽しめるよう、あえてなるべく情報を検索したりしないようにしつつ、メモしておいた住所に向かいます。
同店はものすご~く普通の雑居ビルの中にあり、派手な看板などを出しているわけでもなく、しばらく周囲をうろうろした末に、なんとか到着。
ちょっとドキドキしつつ扉を開けてみると、そこに広がっていたのは、とってもきれいで広々とした店内!
スタイリッシュとすらいえるほどで、「百均酒場」という言葉に対して抱いていたチープなイメージをいきなり覆されてしまいました。
オープン直後に入店したので、上のような店内写真が撮れたんですが、開店から15分もするとサラリーマンを中心とした常連さんやお一人様で大にぎわい。
それにしても、やっぱり周辺に勤めている方々は、いいお店を知ってるんですね~。
同店のシステムですが、注文のたびにカウンターへ行き、そこでお酒を受け取ったり、お金を支払ったりするキャッシュオン制。
おつまみは、
色とりどりの料理はどれも本当に美味しそうで、「え? あれもこれも、本当に100円!?」と、いちいち驚いてしまいます。
好きなお皿を取って、カウンターへ持っていきましょう。
料理も飲み物も、基本は100円だけど、一部だけ150円や200円のメニューもあり。最近の「百均ショップ」にも150円や200円の雑貨が並んでいるので、ここも同じスタイルですね。
150~200円でもじゅうぶん安いんですが、今日はせっかくなので、“100円メニューしばり”でどこまで楽しめるか挑戦してみたいと思います!
「チューハイ」(100円)、「イカもずく」(100円)、「白菜漬け」(100円)の3種類。
チューハイはプラカップで提供され、飲み終わってまたサワー系のドリンクをおかわりする場合は、リユースのためにカウンターへ持っていくシステム。
こういう細かい企業努力が驚異のお手頃価格を実現していると考えれば、全然ありですね。
もちろん中身が薄いとかってこともない、ごく正統派の美味しいチューハイです!
筆者も30代後半に突入し、こういう、イカとか、海藻類みたいなもんが異常に好きになってきてるんですよね・・・。
長く脂ものと肉にまみれた食生活を送ってきた反動で、体が欲しているんでしょうか、しみじみと、うまい。
白菜漬けも、100円ならこの半分でもいいんじゃないかっていうボリュームで、サービス精神すごすぎです!
「唐揚げ」(100円)と「ウーロンハイ」(100円)を追加。
肉類や揚げ物など、ガッツリ系のおつまみもちゃ〜んとあるのでご安心ください。
さて、しばらく気持ち良く飲んでいると、カウンターから「さんまの開きとコロッケがあがりました~!」との声が。
なるほど、こうやって、随時料理が補充されていくんだな。
そしてこのアナウンスを聞き逃さないようにしていれば、出来立てのおつまみにありつけるというわけか。
あわててカウンターに駆け寄ると、ものすご~く立派な焼きたてのサンマが丸々一匹!
これ、今日見た中でも特に信じられないレベルの豪華さです。
この焼きたてのサンマの開きがうまいのなんの!
適度に干されたことで旨味が増し、そしてじっくりと焼き上げられたおかげなんでしょうか? 骨まで食べられるほど柔らかい!
そろそろお酒を追加したいところですが、サンマには日本酒かな~と、
酒燗器にずらりと並んでスタンバイされていて、とても信じられないことですがこれまた100円! 量もきちんと一合くらいありそうです。
絶品のサンマの開きをつまみながら、日本酒をちびちりちびり。
あぁ、なんて幸せな時間なんだ・・・。
幸せって、たった200円でも買えるんだな・・・。
さて、実はきょうは「1,000円でどれだけ満足できるか?」みたいな裏テーマも抱きつつやって来たんですが、ここまでで使った金額がたったの700円。
情けないことに、すでにお腹いっぱい&ほろ酔い状態になってきてしまいました・・・。す、すごすぎるぞ、百飲!
というわけで、今回はこれにてごちそうさまでした。
「全品100円」というコンセプトのインパクト以上に驚きのある、素晴らしいお店。
飲み終えた後に思い返しても信じられないくらいで、こんなに激安の値段で、少しでもお客さんを満足させようとしてくださる企業努力にただただ頭が下がるばかりでした。
コスパはもちろん、味も値段以上間違いなしなので、お一人様でもふらっと立ち寄ってみることをおすすめします!
百飲
住所:東京都千代田区神田平河町2
電話番号:03-5820-6388
営業時間:12月~3月末 16:45~21:00(L.O.20:30)、4月~11月末 16:45~21:30(L.O.21:00)、ランチ 11:30~13:30
定休日:土日祝
最寄駅:秋葉原
◆取材・執筆/パリッコ
DJ・トラックメイカー/漫画家・イラストレーター/酒場ライター。
酒カルチャー雑誌『酒場人』の監修をはじめ、さまざまなメディアで酒と酒場に関する記事を執筆中。
オフィシャルサイト:
http://www.lbt-web.com/paricco/
Twitter:@paricco
※メニュー・内容は、2017年5月16日時点の情報です。
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