空前の猫ブームが続く今、猫LOVEな男女が集う婚活イベント「ねこんかつ」なるものが、巷で密かに人気を集めているとの情報をキャッチ。一体どんな人が集まり、どんなことが行われているの? というわけで、日頃からなぜか猫に警戒されがちな31歳のライター(♀)が苦手意識の克服も兼ね、独女を勝手に代表してソロで潜入してみました!

恵比寿のおしゃれ猫カフェに、猫愛に満ちた婚活男女が集合!


今回参加したのは、婚活パーティサービス「PARTY☆PARTY」が定期的に開催している「癒しのねこカフェで恋する♪ねこんかつ☆」なるイベント。参加条件は、男性は23歳~36歳、女性は20歳~32歳で、筆者は年齢制限ギリギリ。ひょっとしたら、女子の参加者最高齢になるかもしれず、心拍数の上がる思いだが、新たな出会いを求めて婚活イベントという名の“戦場”へとかけつけた。


▲22匹の猫がお出迎え。壁には本物と見間違う猫のイラストも。


当日の会場は、おしゃれタウン恵比寿にある猫カフェ「Nyafe Melange(ニャフェメランジェ)」。女性が好きそうなファンシーな店内におじゃますると、ソファの下、壁に設置された棚板、棚の中など、あっちにも、こっちにも猫がいるいる!でも猫たちは、わたしが近寄ろうがガン無視。突如、床をダダダッと走り回ったり、棚に跳び上がったり、ダンボール箱にすっぽりおさまったりと、さすがの自由気ままぶりに少々たじろぐ。


実は、わたくし、「ねこんかつ」に参加しておきながら、生まれつき動物全般に嫌われる体質(?)のようで、通りがかりの猫にじっと睨まれることもしばしば。今回は、そんな猫への苦手意識の克服も裏テーマに参戦していた。「飛びかかってきたらどうしよう!」などと妄想していたが、そんなことはまるでなく(当たり前)、とりあえずひと安心。



女子力高めのかわいい女子が多数!男子は草食系が目立つ


▲事前予約の上、カフェ入口で受付。写真は取材当日の司会担当・椎名さん。


この日の集合時間は11時半。最初に姿を現した参加者は、髪をリボンで結んだ、とてもかわいらしい女性。お店に入るなり、猫の顎をなでなで。「かわいい~♥」と目を細める姿に胸キュン。「あなたのほうが可愛いですよ!」と、男性なら思わずナンパしたくなるほどの女子力の高さ。この姿は、女性から見てもかなり癒された。なるほど、これがモテの秘訣か! いやはや、勉強になります。


10分ほど前になると、人が続々と集まり出す。どんな人が多いかと言うと、女性はかなりかわいい率が高く、男性はとにかくやさしそうな、わりと草食系男子に見える。どちらも、ほんわかとした雰囲気だ。


▲「ねこんかつ」に向けて、意気込む筆者。でもぶっちゃけ、動物のたぐいが苦手。


この日の参加者は意外と多く、およそ30名の男女。人数が多いので、スタッフの仕切りで、2つのグループに分かれ、自己紹介からスタート。「ニックネーム、出身地、学生時代の部活動に加え、猫についてひと言を伝えてくださいね~」とうながされる。みなさん、4つの答えをきちんと発表していき、とても律儀な印象。


その答えの中で気になったのは、やはり猫へのひと言。「家では猫を8匹飼っています」、「実は週に1度は、この猫カフェに通っています」など、猫にかける愛が強い。アピールの仕方も、「休日は猫と一緒に過ごせる方と仲良くなれたら」など、猫と一緒に過ごすことが大前提だ。


彼らに比べ、はるかに猫愛が足りないわたしはどう攻めるべきか…悩みに悩んだ末、正直に「実はよく猫に警戒される体質でして。本日は、みなさまのお力を借りて改善したいです!」とぶっちゃけると、女性は笑ってくれたが、男性のみなさまは苦笑。最初から、つまづく。



にゃんこの写真撮影会で男女の仲も自然に急接近!?


▲少しずつ猫との触れあい方がわかってきたかも!


やっちまった感を味わう中、ねこんかつのメインイベント「猫ちゃん撮影会♪」が始まった。スタッフが、「女性が猫じゃらしなどで猫の気を引いて、男性が撮影するなど、協力して撮ってみてくださいね~」とうながしつつ、みんなで一斉に撮影タイムへ。ごく自然に男女ペア話すことができる仕掛けになっていて、みんな一緒に夢中になって猫の写真を撮っている。ほのぼのとした時間が流れる。


▲どこへ向かうのか、お猫さまたちの行列。店内を縦横無尽に元気に動き回る。


▲男女が同じ猫を追いかけて撮影する様子。ほのぼのとして、いい感じ。


わたしは一眼レフのカメラを持っていたので、「本格的ですね。いつも猫を撮っているんですか?」と、わりと自然と話しかけてもらえた。ヨシ、ここから挽回だ。


▲黒と白と茶色のぶちの「リボン」。目を開くと緑色の神秘的なおめめ。


だが、いざあちこちにいる猫を撮ろうとすると、撮影会が始まったことに気がついたかのように、かなりの数の猫たちが一斉に寝てしまった。さすが自由気ままな猫は手ごわい。

そんな状況に戸惑うわたしを尻目に、男性陣は「寝ちゃってるな~。夜行性だからしょうがないよね」などと猫への理解が深く、一切動じない。ムリに起こさず、やはり女性同様、愛おしい様子で猫たちを見つめている。


▲カメラを向けると、あっという間に跳びはねて逃げてしまった「ムー」。


男性陣に猫の魅力を聞くと、「やっぱり、気ままなところがかわいい。でも、ごはんのときだけは、時間きっちりに戻ってきたりして、そこがまたいいですよね」と、猫のマイペースさにご執心な様子。会話をしていると、気ままに過ごすことが苦手そうな、非常にマジメそうな人が多い。「こんな風に暮らせたらなぁ」という猫への憧れがあるのかもしれない。


一方で女性は、わりと猫っぽい、自由な人が多いような印象。撮影中も積極的に男性に話しかけるというよりも、一心不乱に猫を追いかけつつ、その合間に男性と話す、といった具合。



はたして、筆者は男性と連絡先を交換できたのか?


▲筆者のこの日のベストショット。ちょいピンボケ気味なのも猫愛が足りないゆえか…。


撮影会の後は、グループごとにみんなで写真を見せあい、ベストショットを発表。グループ対抗戦でこの日のグランプリを決めて盛り上がったら、いよいよ約20分間のフリータイムへ。スタッフから「連絡先、交換してくださいね~」と繰り返しアナウンスされるも、あまり交換している人は見かけなかったような? いや、違うな。わたしが誰にも聞かれなかっただけだ! 現実を受け止めよ!モテ女子への道は険しいのだ。


それでも、結構楽しかったな~と、のんきな感想を持ってしまった。参加している女性たちにも、こそっと話を聞いたところ、「もしも、男性との出会いがなければないで、猫ちゃんに会えたし、まぁいっかみたいな」なんて声も。ねこんかつ人気の背景には、そんなひみつがあるのかも。


このイベントでは、最後に「新しいカップルが誕生しました!拍手~!!」みたいな無粋なことはしないまま、13時というお昼時にやんわり終了。このあと、参加者の男女はそれぞれお昼ごはんを食べに街へと消えて行ったのでした。



<まとめ>

「ねこんかつ」に参加してみて印象的だったのは、会話の中で、個人的な話はほとんど聞かれなかったこと。男性も女性もお互いに、仕事や年収の話などはまったく出ず、猫に対する想いや接し方を見ている人ばかりだったので、逆に猫愛を通じて相手の人間性をしっかりと見ている人が多いのかも。


男性は控え目な人が多かったので、積極的な女性ならば彼をゲットしやすいかも? ただ、みなさんやはり猫愛が強いので、ここでは女子力ならぬ、“猫力”の高さが必須。「ねこんかつ」は特に猫好きの方に超おすすめのソロ活です!



『癒しのねこカフェで恋する、ねこんかつ☆』

【参加費】女性5,800円、男性7,500円



Nyafe Melange(ニャフェメランジェ)

住所:東京都渋谷区恵比寿1-7-13 麻仁ビル恵比寿3F
電話:03-5449-4024
営業時間:月~木曜12:00~20:00、金・土曜12:00~21:00、日曜・祝日12:00~20:00 ※イベントなどによる貸切で変更の可能性あり
定休日:無休



ライター:上浦未来
※2016年4月時点の情報です。


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本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2016年04月15日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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