2017/4/22
鎌倉ソロり旅。古民家風保護ネコカフェで、美人ネコに思わずベタ惚れ!
雨上がりの鎌倉散策。都内のネコカフェとは少し違う、自然に囲まれた一軒家の保護ネコカフェに行ってきた。ペットショップに並ぶ血統書付きのネコとは違う、そこで出会ったネコたちの可愛いこと!要注意ネコ画像いつもより3割り増し!
- 一人旅(東京観光、日帰り)
- ストレス解消
- 湘南・鎌倉・横須賀・三浦
ネコ偏愛の達人
石井 芳征さん
ネコ偏愛者・クリエイティブディレクター。ネコを偏愛する5人で「ネコ親戚」と自称し、ネコ新聞やポップアップストアCat’s ISSUEなどで、ネコへの偏愛を普及する活動を行う。

- Webサイト
- ツイッター(@ishiiiiiii) / インスタグラム(ishiiiii)
鎌倉駅からバスに揺られて10分ほど、打越バス停から歩いてすぐの古民家風カフェ。ご自宅を改装されてカフェとしているが、もともと古材を使った梁があり、ロフトがあったり、大きな窓があったり、ネコがのびのび暮らしている空間だ。近くの山の山桜にはリスがいるのが見えたり、鎌倉という普段は来られない場所もありわくわくしてくる。それに、今この空間には10匹のネコがいるのだから!
▲本当のネコ好きしか集まらないから、ネコにも優しく、ソロでも入りやすい隠れ家ネコカフェ!
▲メニューも充実していて、ハーブティーにもこだわっているそう。一見落ち着いたお洒落なカフェ
▲ロフトへ登り、梁の上をキャットウォークに。 “シマ”ちゃんがゆく
▲店長の“まる”はオーナーさん宅の飼い猫。偶然ウィンクしてくれました!
現在、「ねこの間」のオーナーさんがお世話しているのは15匹。ネコカフェとしては、「ネコの性格や健康状態をみて調整しながら、常に10匹程度がここでお客様をお迎えします。それ以上だと、私が1人で責任を持って見られなくなってしまうので」とオーナーの永田さん。
▲窓際で外の空気を感じる“まる”。鎌倉の自然とネコたちに囲まれてマイナスイオン三昧
「保護するネコは、お世話になっている病院から引き取る幼いネコが多いです。小さいうちでないと人や他のネコたちに慣れるのも大変で」飼い主が亡くなり、最近引き取ることになったネコたちは、5歳になってから来たので、人懐こくてもたくさんネコのいる空間には慣れていない子もいる。
▲白黒の“プッチ”は椅子の下に隠れて出てこない。「見つかってしまった…!」と言わんばかりのお顔。
里親を募集している保護ネコカフェではあるが、気に入った子をすぐに連れて帰れるわけではなく、引き取り後の飼育環境の確認、トライアル期間を経て、譲渡時にはきちんと契約を交わすというステップがある。
▲キレイな真っ黒ネコの“クロ”。階段を降りるのが苦手という、可愛い一面も。里親さんが決まりそうで、鎌倉・佐助にある某陶芸教室の看板ネコになるそう
譲渡するネコは、この中でも年齢が大きい子達から順番にと今は考えているという。だから、その日に出会ったネコをすぐに飼えるとは限らないのだ。(誰もが一度は、連れて帰りたくなる気持ちにはなるはず。だってもう、みんな本当に可愛いくて…)
▲ネコそれぞれの個性と関係性が垣間見られる
この日も、「ついさっき里親さんが決まった子がいるんです」と嬉しそうに話していた。「ここで預かっているネコには、できるだけ思い入れしないようにしているんですけどね、やっぱり寂しさはあります。長くいた子だと特に」
自分も、ここに来るまでは、一匹を贔屓したりしないようにしようと思っていたのだが…、ある仔猫に心を奪われてしまった。蕎麦のような身体の色から名付けられた、「そばみ」。
▲完全に、自分がかわいいって知ってるタイプだな、こりゃ
アメショのようなシマ模様に、少し長い毛がふわふわとして、まだ仔猫らしさの残る小柄で愛おしい瞳。気がつくと足元に座っていたり、壁際の席で膝の上に乗ってきたり、人懐っこい姿にキュンとしてしまう。
▲“そばみ”もう、連れて帰りたい。グレーのネコっていいなぁ、食べちゃいたいぐらい。
▲必ずふかふかの場所に静かに居座る。この光に当たった、ふわふわの毛。素晴らしく柔らかいのだ
最近はさらに若い“ルフィ”と“ナミ”の2匹に末っ子アイドルポジションを奪われ、ヤキモチを焼いてご機嫌斜めだったりするらしい。それもまた、いじらしくて可愛いじゃないかぁぁ!!!!!
▲コーヒーと一緒にいただいたクッキーを狙う、そばみ。いたずらしそうなこの顔もいい!
▲じゃれまくる“ナミ”ちゃん。赤ちゃんっぽさがたまらない。このおもちゃで連れたから持って帰っていいですか?
▲鼻ちょうちん膨らまして眠る“ルフィ”。
▲寝起きの “ルフィ”。そっくりで仲良しなので“ナミ”とセットでの譲渡を希望されている。この体の模様を「麦わら」と呼ぶらしく、某アニメのキャラクターから命名
「ここは、普通のネコカフェのように時間料金が発生するのですが、お客さまもその料金を保護活動への寄付と考えてくださって、長時間くつろいでいかれる方もいます」とオーナーさん。なるほど。たくさんの保護ネコの世話(しかも仔猫も多い)、病院や里親さんとのやり取り、カフェとしての経営と、とにかく大変そうと思っていたが、それだけでなく保護活動をより多くの人に普及する役割もある。ネコを自宅で預かれない人もここなら保護活動に参加できる。
▲“トラ”のビフォー&アフター。若干の困り眉、面影ある。ねこの間には、ネコ好きの写真家さんが撮りに来たりも
カフェのシステムとしても、動物保護への考え方も、オーナーさんがとても真摯に丁寧に運営されているから、ネコ達も安心して成長できるし里親さんとの出会いにも恵まれるのだろうなと思った。ネコ好きとしても感謝の気持ちでいっぱい。 人それぞれ、いろんな参加の形があるが、ネコと人の幸せのために長く続く保護活動であってほしいと思う。
▲窓に映る姿と対になって、面白い一枚が撮れた
▲ナミちゃん、前足が開いた座り方がなんともおかしくて可愛い!左右で顔の模様が違うのも面白い
▲帰りは歩いて、鎌倉大仏に向かった。猫の間からは10分くらい
▲ちょうど桜が満開、外国人観光客や修学旅行生がたくさん
▲高徳院の大仏様とはじめてソロ対面
▲桜を眺め、大仏を見て、江ノ電に乗る、ぶらり鎌倉ソロの旅、これにて終了
石井芳征(ネコ偏愛者/クリエイティブディレクター/Cat’s Whiskers編集長)
鎌倉ねこの間
電話:0467-40-5379
住所:神奈川県鎌倉市笛田6-9-7
営業時間:11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
定休日:月曜日、第2・第4火曜日(定休日が祝日の場合は休まず営業)
最寄り駅:鎌倉駅より江ノ電バス・京浜急行バス「打越」
※駐車場は1台分のみですのでお車でお越しの方は、事前に必ずお電話にて駐車場をご予約ください。
この記事を書いた人

石井 芳征さん
ネコ偏愛者・クリエイティブディレクター。ネコを偏愛する5人で「ネコ親戚」と自称し、ネコ新聞やポップアップストアCat’s ISSUEなどで、ネコへの偏愛を普及する活動を行う。