日本の建築職人の技を随所に感じられるカフェ/和國商店

隈研吾氏がデザイン監修!築52年の空き店舗を活用したカフェ「和國商店」オープン_1262161

東京・東村山市の青葉商店街に1月19日(金)、カフェ「和國商店」がオープンします。


同店を手掛けるのは、板金の折鶴や壁掛けオブジェの製作、建物の外装工事を行っている「株式会社ウチノ板金」。デザイン監修は「隈研吾建築都市設計事務所」が担当しています。


幼少期に同地で育ったウチノ板金の代表・内野友和氏が、この商店街の文化を活用し、地域活性・空き家の利活用・建築廃材の再利用・職人不足・技術継承などのさまざまな問題を少しでも解決できないかと、隈研吾氏に話を持ち掛けたことから始まったプロジェクトなのだそう。

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独創的な外壁は約700個の緑青銅板によって形成されています。この緑青銅板は約60~100年前から広島県廿日市市の速谷神社の屋根で使用され、自然にできた緑青銅板を回収し、板金職人の加工技術によって形を変え、再利用したもの。人工緑青銅板もあわせて使用し、自然緑青銅板と調和した特徴的な外壁仕上げとなっています。


また、屋外に置かれる椅子は旧国立競技場で使用されていた座面を再利用し、隈研吾氏がデザイン。椅子の脚部分には人工緑青銅板を使用し、板金職人とのコラボレーションで完成した椅子です。

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建物の躯体は地域工務店の一流大工の技によって蘇らせ、性能向上も達成。築52年の店舗で使われていた古い柱や梁などを再利用するため、基礎を補強し、新しい木材などで支えているそう。

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店舗内は黒色の漆喰壁になっており、落ち着いた雰囲気。キッチン、ランプシェード、シンク、巾木等、細部の板金は真鍮板で彩り、板金職人のものづくり精神と遊び心を忘れないデザインが魅力だといいます。懐かしい木のぬくもりと斬新な板金技術が共存するユニークな空間は、訪れる人に新たな感覚をもたらしてくれそうです。


そんな和國商店では、岡山県のキノシタショウテンの焙煎士が手掛けたスペシャルティーコーヒーを提供。椅子・テーブル・食器等の什器も職人の手仕事品が使用されており、手仕事ならではの美しさと楽しさを味わうことができます。


建築好きも、カフェ好きな方も、注目したい新スポット。この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

スポット
和國商店

〒189-0002
東京都東村山市青葉町 2-5-6

久米川駅

〒189-0002
東京都東村山市青葉町 2-5-6

久米川駅

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