公開:2022年01月04日
せっかく旅に出かけるのなら、心配や不安のない楽しい時間にしたいものです。
でも、行き帰りで荷物量が変わったり、変わる天候に悩まされたりと、旅行ならではの「困った」に遭遇することも多いもの。旅行慣れしていないと、どんなアイテムを持っていけばいいか迷ってしまいます。なんでもかんでもバッグに詰めてしまうと旅先でのフットワークが重くなってしまう原因に。
そこで、旅行系ライター・ブロガーのUKOARA(ゆーこあら)さんとayanさんに、旅を快適にするアイテムを聞いてみました。一緒にメディアのプレストリップにも参加するほど旅慣れたお二人ならではのグッズとエピソードは、旅行したい欲をさらに高めてくれますよ!
今回お話を聞かせていただくお二人
(準備編)スーツケースは狭いところで開け閉めしやすいタイプを
――今回は、旅に慣れていない方に向けて、あると便利なアイテムを教えて頂ければと思います。まずは荷物を運ぶメインアイテムのスーツケースについて、どのようなアイテムを使っていますか?
UKOARAさん(以下敬称略) : 国内なら機内持ち込みサイズで4輪キャスターがいいですね。2輪だと運びにくくて大変なんです。私のスーツケース選びのポイントは『軽量第一』なので、ポリカーボネート(少しぺこぺこする)素材、かつ4輪、ファスナータイプ、傷の目立ちにくいシボ加工(表面ザラザラ系)を推します。
UKOARA : ちなみに個人的に国内ナンバーワンの品質は『ACE製』だと感じています。実はスーツケースの販売に携わっていたことがあり、ECストア担当だったころ勤務時代にお客様からの修理依頼が全然ありませんでした。私の機内持ち込みサイズもACEのものです。スーツケース選びの候補にしてみてください。
ayanさん(以下敬称略) : 4輪&ファスナータイプ以外は特に意識していなかったけど、私の機内持ち込みサイズのスーツケースもぜんぶ当てはまってました!
UKOARA : あと船や電車、ドミトリーなどの狭い空間で開け閉めしやすいフロントオープンと呼ばれるものがおすすめです。これなら上部がフタのようになっていて、上だけガバッと開くことができます。ソフトな素材のスーツケースに多いですね。横に寝かせて開かなければならないタイプだと広げるための床の面積が必要なんです。
あと容量は35Lくらいを目安にしています。自分で持ち上げられるサイズがいいと思います。
ayan : 私もUKOARAさんの意見に同意です! 空港に着いてから荷物を出し入れするときも便利ですよね。
以前、海外へ行ったときソフトでもペコペコとするような素材のスーツケースで出かけたら、現地で足がもげてしまったことがありました。車輪(キャスター)部分はしっかりとしたものを選んだ方がいいと思います。
――それは大変でしたね……。スーツケース以外のバッグでおすすめはありますか?
ayan : キャリーバッグじゃなくてもいい荷物量なら、スーパークラシックの「かわるビジネスリュック」がおすすめです。背負えるし収納力がすごいんですよ!
トートを改造して便利アイテムに
――スーツケースの中に絶対いれておくものってありますか?
ayan : UKOARAさんは、いつも素敵なバッグを持ってきてるんですよ!
UKOARA : もともとは市販のエコバッグなのですが、スーツケースに載せてズレ落ちないように後ろにループのようなものを付けて加工しました。これは絶対必要ですね。
ayan : 自分も作ってみたけど簡単に作れましたよ。
UKOARA : 頻繁に出し入れしたいものを入れています。
――これなら誰でも真似できそうですね! ちなみに飛行機に乗るとき、荷物は預ける派ですか? 持ち込み派ですか?
ayan : 国内旅行なら持ち込むことが多いですね。LCCを使うときはスーツケース自体使わないようにしています。
UKOARA : 重さによって持ち込むかどうか決めますね。航空会社によって荷物の重さも調整しています。
ayan : 空港まではスーツケースでまとめて運んで、チェックイン(搭乗手続き)する前に機内で必要なものをより分けています。飛行機に乗ってから通路で荷物を取り出すと他の人の邪魔になってしまいますから。
滞在先で便利な足元アイテム
――場所によって必要な靴も変わると思いますが、履き物は持っていきますか?
UKOARA : 普段から歩きやすいスニーカーを愛用しているので、トレッキングなど別に目的があれば靴を持っていくこともありますね。
ayan : 私も目的があればもっていくけど、1個で済ませられるなら持っていかないですね。
UKOARA : ただ、室内履きとして、国内ならビルケンシュトックのEVA製(軽量素材のシリーズ)のサンダルを持っていきます。ホテルで朝ご飯を食べるときなど、靴を履き替えるのがめんどくさいので、サンダルがわりに使っているんです。
ayan : わかります。ホテル館内の大浴場へ行くのに靴を履くのってちょっと抵抗ありますしね。
UKOARA : そうそう。いい宿なら館内履きを用意してくれていることもあるけど、ホテルはスリッパが多いので。ビーチサンダルじゃなくて、靴下でも履けるタイプなのがポイントです。
それにルームシューズだとシャワー浴びたあと、ちゃんと足を拭かないと湿ったりするけど、材質がEVA製なら少しくらい濡れていても気になりません。日本ではあまりないけど海外の安宿で共同シャワーのときに履いたままシャワーができて本当に便利です。
(衣類編)1枚あると便利な衣類系もチェック!
――衣類系で必ず持っていくものはありますか?
UKOARA : 薄手のパーカーですかね。あとは帽子で頭がぺったんこになりやすいため、ヘアバンドやスカーフなどの布類を持っていきます。部屋で帽子を取っても頭に巻けばぺったんこが気にならないし便利なんです。
ayan : 私も薄いパーカーと、大判ストールやスカーフですね。直風を避けたり、枕や膝掛けにしたり、ときにはベルト代わりになったり……。と、いろいろ使えるんです。夏は、麻やリネンのものを持っていきます。
他にも出先でのテーブルクロス代わりや敷物としても使えます。写真を撮るときにも映えるので便利ですよ。
(滞在編)小物収納にトラベルオーガナイザー
――女性だとメイク用品なども必要かと思いますが、そういった小物類で必ず持っていく者はありますか?
UKOARA : 無印良品とかでも売っている吊すポーチ「トラベルオーガナイザー」を持っていきます。
ayan : あれは小物がまとまっていいですよね。夜遅い便の飛行機で移動するときは、クレンジングシートや化粧水をひたひたに浸したコットンを持っていきます。メイクを落としてすぐ化粧水で保湿できるようにしているんです。あとは「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」も欠かせないですね。国内だとそこまで必要ないかもですが。
――シャンプーやリンスなどのアメニティは持っていきますか?
UKOARA : 私はホテルのものを使いたい派ですね。匂いも思い出なので(笑)。あとアメニティがあるかどうかは前もって調べます。
ayan : 水質が特殊だと髪がパサパサになりやすいので、コンディショナーを持っていくこともあります。私もホテルのアメニティは調べておきますね。
――なるほど、必要なアイテムが備え付けてあれば持ち物も減らせる、ということなんですね。ありがとうございました!
ちょっとした工夫で旅が快適に
手持ちエコバッグのへ加工や、履き物、そして大判ストールの活用法など、旅の達人ならではのアイテム活用法をたくさんお聞きすることができました。
とくに大判ストールは、1枚あれば多様な使い方が出来ますし何より軽くてかさばらないので、ぜひ真似して取り入れたいアイテムです。そして宿泊先でどんなアイテムが用意されているか調べることで荷物を減らすこともできるようです。身軽な旅を目指すなら、楽しみながらも下調べが大切ですね。備え付けのアイテムを使うことで「匂いも思い出」にするという考え方は、達人ならでは! 旅の新しい楽しみのひとつに「アメニティの匂い」を加えてみてはいかがでしょうか。
また、一番大きなアイテム・スーツケースをこれから選ぶという方は、ぜひお二人のこだわりも参考にしてみてくださいね。
(ライター:ミノシマタカコ)
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※本記事内の情報は2022年01月04日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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