空港に降りた瞬間からワクワク♪ めいっぱいの青森がお出迎え

青森県の空の玄関口である三沢空港。羽田空港からは約1時間20分のフライトで向かうことができます。そんな三沢空港がいま、素敵な装いに様変わりしています。手がけたのは、三沢市出身のアートディレクター森本千絵さん。Mr.ChildrenやOfficial髭男dismなど、名だたるミュージシャンのアートワークでも知られている森本さんが、故郷の空港に青森らしい演出を施しました。

飛行機を降り立った乗客を最初に出迎えるのは、高さ1.8メートルほどの大きな“こけし”。これは、青森県黒石市で生まれた「こけし灯ろう」という工芸品です。青森の代表的な伝統工芸である“ねぷた”の技法を取り入れ、職人によって一つ一つ手づくりされています。


お隣では、イカの提灯がお出迎え。青森県はイカの名産地ですが、中でも三沢沖はおいしいスルメイカの漁場で、昼に三沢漁港に水揚げされる「三沢昼いか」は甘くて肉厚なことで知られています。

手荷物受取場へ向かうと、ベルトコンベアの真ん中にも「こけし灯ろう」が。さらに青森県の名産であるりんごの巨大な“ねぷた”が背後に置かれてるほか、天井にも数多くのりんご提灯が吊り下げられていて、まさにりんごだらけの空間になっています!

到着ロビーでは、大小さまざまな“ねぷた”がお出迎え。陸奥湾で育つホタテ、高級ブランドとして全国的に知られる「大間のマグロ」、三沢空港近くの小川原湖や津軽半島の十三湖で獲れるシジミなど、青森の海の幸が大集合しています。


背景で目を惹くのは、青森市にある「青森空港」の巨大ステンドグラス作品「青の森 へ」を再現した壁面ラッピング。この作品は本イベントをプロデュースした森本千絵さんが原画・監修を手がけていて、青森の観光名所として知られる奥入瀬渓流や十和田湖、青森ねぶた祭の跳人(はねと)など、青森らしい光景を鮮やかな色彩で表現しています。

▲青森空港に展示されている「青の森 へ」(原画・監修:森本千絵)

▲青森空港に展示されている「青の森 へ」(原画・監修:森本千絵)

飛行機を降りて到着ロビーに至るまで、まさに青森づくし。旅情あふれる“ねぷた”や愛らしいこけし、鮮やかなステンドグラス作品が空港をジャックしている光景は、見ているだけでワクワクしますね♪

オール青森で盛り上げる! 羽田と三沢をつなぐ航空便でアメイジングな旅を

▲空港2階のお土産ショップ「スカイマートビードル」の前に置かれた「こけし灯ろう」

▲空港2階のお土産ショップ「スカイマートビードル」の前に置かれた「こけし灯ろう」

今回の「りんご提灯ジャック」は、三沢−羽田間で運航されている航空便を盛り上げるために開催されています。三沢と羽田をつなぐ便は、1日4往復を運航中。ただしこれは2020年から暫定的に増便されたもので、現在はトライアル期間となっています。そんな1日4往復便を定着させたいという思いから、今回のイベントが企画されました。

▲「八幡馬(やわたうま)」という、八戸市を中心に青森県南部地方に伝わる郷土玩具を模した“ねぷた”

▲「八幡馬(やわたうま)」という、八戸市を中心に青森県南部地方に伝わる郷土玩具を模した“ねぷた”

1日4往復便定着化へ向けた地元の思いは強く、このイベントも地元のさまざまな方の協力のもとに実現しています。


例えば、本イベントの主役である“ねぷた”は、三沢市にある宿泊施設「星野リゾート 青森屋」から提供されたもの。その“ねぷた”は弘前市にある「津軽藩ねぷた村」で制作されています。さらに黒石市から来た「こけし灯ろう」や、青森空港のステンドグラス・・・まさに青森県の各地域が一丸となってこのイベントを盛り上げています。

▲チケットロビーと到着ロビーをつなぐ通路は、まるでお祭りのような雰囲気

▲チケットロビーと到着ロビーをつなぐ通路は、まるでお祭りのような雰囲気

本イベントの空間プロデュースを手がけた森本千絵さんは、「コミュニケーションデザインを通して、地元・青森県に恩返しをしたいという思いを常に持っていた。三沢空港は、奥入瀬渓谷や十和田湖にもアクセスの良い観光の入り口。そんな三沢空港を、多くの観光客を楽しく迎えられる空間として彩りたい」といったコメントを寄せています。


空港に降り立ったお客さんたちは一様に、ねぷたを眺めたり、記念撮影をしたりして楽しんでいました。中には「アメイジング!」と感動している外国人の方々もいらっしゃいました。


本イベントは2023年3月下旬まで。ぜひ三沢空港を利用して、アメイジングな青森の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

りんご提灯ジャック

開催場所:三沢空港 出発ロビー・到着ロビー・階段・1階通路・到着手荷物受取所 ほか

     ※一部制限エリアあり

開催期間:2023年2月2日(木)~2023年3月下旬

開館時間:8:00~20:00

文・写真/吉田真緒

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2023年02月14日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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