オム歴50年のオムライス研究所 所長がナビゲート!

こんにちは、「きっしい」です。26年間に渡り、日本一美味しいオムライスを探して、HP「きっしいのオムライス大好き!?」に食べたオムライスを記録し続けています。その数950店、1,700コ。


今回は「メニューの数が多すぎるオムライス店ならココ!」というお店をご紹介します。この記事を通して、一人でも多くの方が、東京で美味しいオムライスに出合ってくれれば嬉しいです。

オフィスワーカーのお腹を満たすがっつりオムにチーズオム・・・う~む、決められない!/美味卵家

オムライスが30種以上!神田「美味卵家(うまたまや)」オムライス巡り歴50年きっしいのイチ推し。_673191

今回ご紹介するのは、JR神田駅東口からすぐの「美味卵家(ウマタマヤ)」です。今までに9回通っています。実際に駅の改札からの歩数を数えたところ63歩でした。私の知る限りでは、日本一駅の改札に近いオム店かもしれません。

オムライスが30種以上!神田「美味卵家(うまたまや)」オムライス巡り歴50年きっしいのイチ推し。_673192

ほぼオムライスとオムハヤシライスの専門店(他のメニューとして唯一、ポークソテー定食があります)といえる同店の特徴は、店内に貼られた圧倒されるほどのオムメニュー写真の多さ。実際に数えると30枚以上の写真がありますが、重複もあるので、種類だと15種類ほどだそうです。


ただ、実際に注文できるメニューはもっと多くて、グランドメニューに加えトッピングなども含めると30種類以上とのこと。なので決断力に自信のない方は、下調べしてから行く方が良いかもしれません。笑


個人経営のお店で、30種類以上のオムライスとオムハヤシライスがメニューにある場合、ソースやトッピングはどこに置いてあって、どうやって作っているのかも知りたくなります。私が訪問したことがある中で、チェーンのオムライス専門店を除いたら、注文できるオムの種類が一番多いお店だと私は思います。


店内はカウンターのみの8席ほどでこぢんまりしていて、長居するというより一人で黙々とオムに向き合うお客さんが多い印象です。注文してから料理が出てくる時間も早い。多くのメニューはがっつり系だと思いますが、一人の女性客も見かけます。

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とくに女性にオススメなのが、「焼きラクレットチーズのせオムライス」(1,900円)。見た目のインパクトがバツグンで、インスタ映えします。メジャーで計測してみると、立ち上がった「焼きラクレットチーズ」トッピングも含めてお皿からの高さは約16cmほどで、日本中のオムの中でも最高峰です。


カリカリの焼きラクレットチーズは崩しながら食べます。タマゴで巻かれたケチャップライスには、たっぷりトロトロのラクレットチーズもかかっていて濃厚な味わい。チーズ好きには特にオススメです。


(裏話ですが、焼きラクレットチーズはこれ以上高くすると、お客さんに出すときに厨房と客席の隙間の上部にぶつかってしまうので、この高さが限界だそう)

オムライスが30種以上!神田「美味卵家(うまたまや)」オムライス巡り歴50年きっしいのイチ推し。_673196

そして、とくに男性にオススメなのが、「ポークソテーのせオムライス」(2,400円)


分厚いポークソテーに、ソースはにんにく醤油バター。写真を見るだけでも、香りを思い出してよだれが出ます。がっつり食べたい男子向けの、肉のっけオムライス!オフィス街ということもあり、値段が高めのメニューが出るのは給料日のあとが多いとのこと。


さらに特筆すべきは、全てのメニューにセットで付く鶏ダシのタマゴスープ。香り、味ともに絶品で、毎回楽しみです。もっと飲みたい方のために、100円でおかわりができるそうです。

▲真ん中が父・佐藤善樹(よしき)さん、右が店主で長男の大介(だいすけ)さん、左が次男の将人(まさひと)さん

▲真ん中が父・佐藤善樹(よしき)さん、右が店主で長男の大介(だいすけ)さん、左が次男の将人(まさひと)さん

お店の外で記念撮影しました。このお店のオムがうまい理由の一つが、家族経営なこと。私が前回の記事でも力説した「うまいオム店を見つけるなら、家族経営の店」です。


お店の創業は2004年、今年で19年目。父の善樹さんが始めた頃はハヤシライスがメインだったそうですが、よりお客さんの人気を集めたオムライスをメインメニューにシフト。なので、今でもオムライスとオムハヤシライスがメニューから選べます(オムハヤシライスは白いご飯なのでご注意ください)。


「2人の息子たちは、自分の意思で手伝い始めて、今は3人が交代で厨房に。新作メニューは、ほぼ季節ごとに3人で相談して決めている」と父・善樹さん。


8席の小さなお店なので、「厨房からカウンター越しにお客さんが食べているのが見えるのはうれしい」さらに「ガラス窓の外に、並んでいる人も見えるので、それもうれしい」と兄の大介さんは話します。


弟・将人さんは、「お客さんが何を頼みそうかは、店内に入って来た瞬間の雰囲気で大体分かる」そうです。仕事では、些細なことでケンカするが、私生活ではしないという親子3人でした。

《 メニューの数が多すぎるオムライス店ならココ!まとめ。 》

新作メニューを考えてお客さんに提供したら、そればかり頼む方が出現、そうなると辞められないのでグランドメニューに追加・・・を繰り返して、今のメニュー数になってしまったそうです。親子3人の、新しいものを作りたいという向上心と、好きなお客さんがいるならメニューからは削れないという、お客さま愛を感じるお店。そして家族の絆が感じられるお店です。

スポット
美味卵家

〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町 2-13-24

神田駅

〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町 2-13-24

神田駅

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※本記事内の情報は2022年12月15日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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