欧州中世期の民家をモデルとした旧駅舎/田園調布駅

東急電鉄の田園調布駅は、1923年に開業。1990年に鉄道の改良工事のため解体されましたが、地元住民たちからの強い要望を受け、2000年に駅のシンボルとして復元されました。

特徴的な屋根の形は、マンサード・ルーフという欧州中世紀の民家がモデルになっているそうです。

駅の西口から放射線上に道路が広がっていますが、これは、フランス・パリの凱旋門周辺を参考してできたものだそうです。

▲中央区大手町の常盤橋公園内にある渋沢栄一像

▲中央区大手町の常盤橋公園内にある渋沢栄一像

日本では珍しい街のつくりですが、この一帯の開発に携わったのが、1918年に設立された「田園都市株式会社」。この会社の筆頭発起人は、日本の資本主義の父と呼ばれる実業家・渋沢栄一(1840~1931)氏です。

東京都心の高層ビルが立ち並ぶ街並みとは異なり、ここ田園調布には、自然と調和した美しい街並みが広がっています。おしゃれなお店や飲食店も多くありますので、晴れた日の休日など、ぜひ散策を楽しんでみてください。

赤い三角屋根と白壁が美しい旧駅舎/国立駅

続いては、JR東日本の国立駅。1926年、国分寺と立川の間にできた駅なので「国立駅」と名付けられたそうです。駅南口を出た先に見えるのが、赤い三角屋根の旧駅舎。2006年、JR中央線の工事に伴って解体されましたが、2020年に復元されました。

旧駅舎は、赤い三角屋根に白い壁、ロマネスク風の半円アーチ窓やドーマー窓など、イギリスの田園都市の住宅にみられる特徴を持っています。

駅舎内には、展示室や広間、案内所があります。1970年、当時の国鉄が初めて自動改札機の導入試験を開始したのは国立駅だったということで、木製の改札機もありました。

今では‟まちの魅力発信拠点”として活用されている旧駅舎は、駅近くのマンホールの図柄にも。絵にある通り、春には美しい桜並木が眺められるということでしたので、春にまた訪れたいと思います。

おまけ

なんだか国会議事堂の建物を彷彿とさせるこちらの駅は、京成電鉄の旧博物館動物園駅。東京国立博物館敷地の西端で、黒田記念館前の交差点の一角にあります(台東区上野公園13-23)。

1933年、日暮里駅と上野公園駅の間に位置する駅として開業。1997年に営業休止、2004年に廃止されましたが、西洋式の荘厳で重厚なデザインが高く評価され、2018年、鉄道施設として初めて東京都選定歴史建造物に選ばれています。

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