ワイン2,400本のコルク栓で生み出すアート空間/Atelier Cork & Tip

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毎月20日は「ワインの日」。フランス語でワインは「vin(ヴァン)」と呼ばれ、それが数字の「20」を意味する「vingt(ヴァン)」と似ていることから、日本ソムリエ協会が1994年、毎月20日はワインの日と制定しました。今回は、ワイン好きに教えたくなる、とっておきのお店をご紹介します。


一見、アンティークな雰囲気のお店ですが、店内に入り、真っ先に目に入ってきたアート作品に驚き!

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J.S.バッハやオードリー・ヘプバーン、ダニエル・クレイグ、サルバトール・ダリの肖像画などがずらりと並んでいます。

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セピア色の写真のようにも見えましたが、作品をよくよく鑑賞してみると、なんと、ワインのコルク栓でできたモザイクアートでした。

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店主でコルクアーティストの久保友則さんにお話を伺ったところ、1枚当たりに使用するコルク栓の数は、なんと2,300~2,400個(横約40個×縦約60段)!しかも、彩色は一切していないとのこと。


自然に染み込んだワインの色を上手に組み合わせて、こんなにも芸術的な作品が仕上がるなんて・・・。感動ものです。

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現在は、モザイクアートを簡単に作成できるアプリなども増えていますが、コルクアートは手間がかかる分(何よりコルク栓を抜いたワイン2000本以上が必要な時点で大変・・・)、深い味わいを感じます。


久保さんは、もともとワインショップやソムリエとして飲食店で働いていた経験があり、毎日大量に廃棄されていくコルクを見ながら「何か使い道がないかな」と考えていたそうです。そんなある時、集めたコルクを一列に並べてみたところ、一つ一つの色合いの違いに気が付き、コルクのモザイクアートを思いついた、とのことでした。

 

最初に手掛けた作品は、フランス革命の英雄ナポレオン。その後、久保さんの作品の評判は次第に広がり、元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏をはじめ、国内外の方々から制作の依頼を受けているそうです。お値段は、約50万円(制作期間1~2カ月間)。ワイン好きの方への贈り物としても喜ばれそうですね。

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店内では、豊富な種類のワインや食事も楽しめる

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「Atelier Cork & Tip(アトリエ・コルク&チップ)」は、コルクアート・ギャラリーとしても、ワインショップとしても、ワインバーとしても楽しめるお店として2021年7月にオープン。

▲フランスのクラフトビールも!

▲フランスのクラフトビールも!

▲違いを楽しむ3種飲み比べ

▲違いを楽しむ3種飲み比べ

▲オードヴル盛り合わせ

▲オードヴル盛り合わせ

▲パスタ

▲パスタ

コルクアートの紹介が長くなりましたが、店内でいただけるワインや食事もオススメです。

▲夜、外から見たダリの肖像画の迫力(目力)に圧倒されました・・・

▲夜、外から見たダリの肖像画の迫力(目力)に圧倒されました・・・

▲こんなサービスも!

▲こんなサービスも!

浅草駅から隅田川沿いを歩いて約15~20分の場所(浅草病院前近く)にありますが、隅田川沿いの風を感じつつ、東京スカイツリーを眺めながら帰路につくのも良いものでした。浅草にできたアートとワインの新世界を、みなさんもぜひお楽しみください。

Atelier Cork&Tip
  • 所在地

    東京都台東区橋場 1-36-2

  • 最寄駅

    浅草

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2022年09月16日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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