天井が低すぎて怖い!「おばけトンネル」/高輪橋架道橋(港区)

降りた駅は、泉岳寺駅。泉岳寺といえば、忠臣蔵でお馴染みの赤穂浪士が眠るお寺ですが、何か「おばけトンネル」と関係があるのでしょうか。


ドキドキしながら駅の出口へ出てみると、「オバケトンネルこちら」の案内表示を発見!しかも、警備員の方が着用するベストに書かれています。

現在、このあたりは高輪ゲートウェイ駅周辺の工事中なのですが、「おばけトンネル入口」の案内も発見。怖いもの見たさでドキドキした気分が、なんだかワクワクした気分に変わってきました。

案内に従って歩みを進めて行ったところ・・・ありました!

見たところ、かなり天井が低い・・・。頭上注意の表示がありますが、ガードの高さ制限は1.5メートル。

背の高い方は、かがまなければ通れません。


「首曲がりトンネル」というのは、こういうことだったんですね(納得)。

トンネル入口付近にいらっしゃった警備員の方の話では、以前は車もトンネル内を通っていたようで「タクシーの屋根についている表示灯がぶつかった後とみられる傷もあるんですよ」とのこと。「提灯(行燈)殺し」との異名にも納得がいきました。なるほど。


また、トンネルの上を電車が走っていたそうで、「ずいぶん昔、免許を取得した際の仮免許運転で肝試しにこの道を通らされましたよ」と、教えてくださいました。ガタガタと電車が通る音を聞きながら、薄暗いトンネル内を走行するのは、想像しただけでも気味が悪そうですね。

 

ところで、「おばけトンネル」の正式名称は「高輪橋架道橋」。「橋」の名称が示す通り、ガード下の道路はもともと水路だったようです。


時代の変遷を感じることができる「おばけトンネル」。再開発後は新たなガードが新設されるようなので、「首曲がり」「提灯殺し」と呼ばれた「おばけトンネル」は、やがて姿を消しそうです。姿が見えているうちに、ぜひみなさんも足を運んでみてください!

高輪橋架道橋

所在地:東京都港区港南2-1

最寄駅:泉岳寺

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