製菓学生が作る絶品スイーツ！中野「パティスリー・オダ」レポ

中野駅から東中野駅方面に向かって線路沿いをまっすぐ進むと、赤を貴重としたかわいらしい外観が見えてきます。

ここが、今回ご紹介する「パティスリー・オダ」。織田製菓専門学校の学生さんたちが運営するパティスリーショップです。

運営に携わるのは2年生の学生さん。1年間しっかり製菓を学び、その実力を試す授業の一環として販売実習を行なっているそうです。

学生の皆さんにとって「パティスリー・オダ」開催日は真剣勝負の日。何日もかけて仕込みを行い、当日の仕上げに気合いが入ります。

「もちろん緊張もしますが、それ以上に楽しいという気持ちの方が大きいです。お客さんから“美味しかったよ！” “また買いに来たよ！”と声をかけられると、とてもうれしいですし、今後の励みにもなります」と話してくれた学生さんたち。

衛生管理が徹底された調理場には、程よい緊張感と、若者のみずみずしいエネルギーが満ち溢れていました。

同店は大々的な広告は一切せず、開催告知は学校の公式サイト上のみ。それにも関わらずクチコミで評判となり、今では行列必至の大人気店になりました。

取材日は夏休み明けの久々開催ということもあり、開店2時間前の午前9時からお客さんが来店。開店時間には、30人以上の人が列を作っていました。

同店には待合室があるため、雨風をしのぎ椅子に座って待つことができます。

スイーツを確実にゲットしたい場合はオープン時間の11時前後までに到着しておくことをオススメします。

通常店内は撮影禁止ですが、今回は取材のため特別に撮影させていただきました♪おでかけの際はご注意くださいね。

同店で販売しているのは、ケーキや焼き菓子など15種類前後。商品は季節によって異なり、厳しい審査を経て選ばれた学生さん考案のオリジナルケーキが販売されることもあるそうです。

今回取材に訪れたのは10月。ガラスケースには、秋らしいラインナップがズラリと並んでいました。

そして、何より驚くべきはそのお値段！「苺のショートケーキ」は240円、「モンブラン」は250円と、ほぼ全ての商品が300円以下という破格の価格で販売されているのです。

焼き菓子コーナーも要チェック。取材時はハロウィンが近いこともあり、「ハロウィンプチギフト」（350円）など季節感満載のお菓子も並んでいました♪

クッキー、フィナンシェ、マドレーヌ、クラシックショコラ・・・オーソドックスな焼き菓子をメインに扱っているのは、味に自信がある証拠。

どれを買ってもそれぞれの美味しさを楽しめるので、お好みのお菓子をチョイスしてくださいね♪

“学生のおすすめ”と書かれている焼き菓子はマストバイ。トレンドに敏感な学生さんたちが太鼓判をおすスイーツは、買って損なしの品々です。

先生曰く「12月に販売するスイーツが一番美味しいと評判です。作業にも慣れ、しかも最後の実習ということで生徒たちの意気込みも反映されているからではないでしょうか」とのこと。

皆さん、狙い目は12月だそうですよ！

同店のスイーツはビジュアルもキュート。一度に2,3個はぺろりと食べられる小ぶりなサイズ感も、いろいろな種類を楽しみたい人にとってはうれしいポイントです。

さてさてお味は・・・と一口食べてびっくり！学生さんが作ったとは思えないほど上品で繊細な味わいです。

「苺のショートケーキ」は、フレッシュなイチゴとたっぷりのクリームのバランスが絶妙な一品。爽やかなのにコク深い。一流パティスリー顔負けの美味しさでした。

見ているだけで幸せな気持ちになれそうな「ハートのプリン」（230円）は、フルーツを贅沢にあしらってゴージャスな雰囲気を演出。下にはほろ苦いカラメルが多めに入っていて、食べ進めるごとに美味しさが変化していくのも魅力の一つです。

“学生のおすすめ”の「紅茶のシフォンケーキ」（300円）は、驚くほどきめ細やかでしっとりふわふわ♪

どのスイーツを食べても、学生さんたちのスイーツに対する熱意と愛情がしっかりと感じ取れます。

賞味期限が長めの焼き菓子は、ちょっとしたプチギフトにも◎。「学生さんが作ったんだよ」と手土産に持参すれば、トークにも花が咲きそうです♪

美味しく、お財布にも優しく、そしてかわいい―――「パティスリー・オダ」のスイーツを食べると、心がほっこりとあたたかくなります。

次回の開催は2021年12月1日（水）と15日（水）。“一年で一番美味しい”と評判の時期に、ぜひ訪れてみてください。