2021年7月、登山の起点として多くの人が利用する高尾山口駅前にオープンした活動ホテル「タカオネ」。中庭での焚き火、屋上でのひなたぼっこや星空観察、気軽に登れる裏山ハイクなど、さまざまな楽しみ方ができるのだそう。実際に一泊して、その魅力をお伝えします♪

【おでかけ時のポイント】

・居住地やおでかけ先の都道府県の要請に従って行動しましょう
・体調に不安を感じるときは外出を控えましょう
・なるべく空いている時間に行きましょう
・周囲の人との距離をできるだけ保つようにしましょう
・マスクを着用し、手洗いは小まめに行いましょう



高尾山エリアの新しい楽しみ方を提案する活動ホテル/タカオネ

タカオネ


京王電鉄・高尾山口駅から徒歩1分。「タカオネ」は、日帰り登山だけではない高尾山の新しい楽しみ方を提案する宿泊施設です。旧ホテルをリノベーションした5階建ての建物で、駅のホームから見えます。

客室は全28部屋で、「スタンダード」「スーペリア」「テラス」「ルーフトップバス」の4種類が用意されています。2階の丸く出っ張った部分はラウンジです。企業や学校などの団体利用を想定した広いホールもあります。



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1階にはレストランやショップなど宿泊客以外も利用できる施設が集まっていて、エントランスもオープンな雰囲気。アプローチの右側にはブラシが用意された靴洗い場があり、左側にはリュックをおろして休憩できるテーブル&チェアが並んでいます。



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入って右手にフロント、左手にレストラン、奥に中庭という造り。コンクリートと木材がバランスよく組み合わされていて、内装は好印象。客室にも期待が持てます♪

15時過ぎにチェックイン。フロアマップなどが載ったリーフレットと部屋の鍵を受け取ります。

チェックイン開始の15時は人が集中するので、少しずらすと良さそうです。なお、宿泊予約をしている人は当日朝7時から荷物を預かってもらえますよ。



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アメニティの一部や無料貸出のゲーム類は、カウンターの横にある台から各自持っていくシステム。取材時にはスリッパ、歯ブラシ、かみそり、ポータブルスピーカー、「ウノ」「ジェンガ」「クアルト」がありました。他に電気ケトルもあるようです。





シンプルで快適!広々とした清潔な客室でリラックス

タカオネ


予約していた「スタンダード」(7,000円~)の部屋へ、エレベーターで移動。シンプルで清潔感のある部屋に入った瞬間、新築の家のような木の香りがして気分が上がります♪

洗面台の下に貴重品ボックスとミニ冷蔵庫。テレビはありません。ベッドだけでいっぱいのシティホテルと違い、大の字になって寝転がれるスペースがあるのが嬉しい!



タカオネ

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気になるのは、壁に掛かった椅子とイラストが描かれた板。どうやら椅子の隣にあるのはテーブルの天板のようです。

脚の上に天板を置いて固定すれば完成!ほどよい大きさなので、食事にもパソコン作業にも良さそうです。天板に、高尾に自生するカタクリの花や登山者の姿が描かれているのも素敵。ちなみに絵柄は28室すべて違うそう!



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ロープとカラビナをモチーフにしたキーホルダーが、山麓のホテルらしいですね。リーフレットには夜間の出入りに必要なパスワードなどが書き込まれているので、保管しておきましょう。



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広げると裏面はアクティビティマップになっていて、3日分の行程を書き込める表や自由に使えるチェックリスト、季節別のアクティビティ例などが記されています。みんなでワイワイ考えるのも、一人でじっくり悩むのも楽しそう♪



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洗面台には、ドライヤーと革のケースがおしゃれなティッシュ。ちょっとした雑貨にまで配慮されていると、嬉しいですよね。USBケーブルが備え付けられているので、スマホの充電も問題なさそうです。



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他の部屋はすべて浴槽付きですが、スタンダードルームはシャワーのみ。でもバスタオル、フェイスタオル、足ふきマット、ボディーソープ、シャンプー、リンスが揃っているので十分でしょう。





ラウンジ、中庭、ストア、屋上・・・快適な共有スペースも

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続いては館内を見て回りましょう。まずは2階のラウンジ。広々としていて、宿泊客同士のコミュニケーションスペースに最適ですね。アウトドア関連の書籍もあるので、ここでアクティビティの計画を練ってもいいでしょう。



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冷水と熱湯が出るサーバー、手洗い場があります。飲食物の持ち込みOKで、ドリンクは飲み放題。2階には自販機や共用トイレもあるので、朝食をとったり持ち物を確認したり、出発前の時間を過ごすのにも便利です。



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客室同様、電源とWi-Fiを完備。壁で仕切られた奥のスペースは、PC作業など集中したいときに良さそうです。

宿泊客だけでなく、テレワークプラン(1日1,500円/予約不可)の利用客もラウンジを利用可能。荷物預かり、シャワー、シューズレンタルなどのサービスを受けられるので、ワーケーションにぴったりですね。



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次は、到着時から気になっていた中庭へ。山とホテルの間にあるスペースなので、外部からの視線を気にせずリラックスして過ごせます。奥に薪が積まれていることから分かるように、ここでは焚き火を楽しむことが可能。団体客に限りBBQもできます。



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フロントの横にある物販スペースでは、地元の作家やメーカーとコラボしたオリジナルグッズ、中古アウトドアギアなどを販売。部屋に備え付けられていた革のティッシュケースもありました。

スイスのブランド「on(オン)」のハイキングシューズの無料貸出や、気軽に栄養補給できるナッツの量り売りもしています。



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最後に屋上をチェック。5階から階段で上がると、デッキチェアやテーブルが置かれたくつろぎ度満点の空間が広がっています。日向ぼっこに昼寝、食事や読書など、思い思いに過ごせそう♪ Wi-Fiも利用できるので、インターネットを使ったPC作業も可能です。

なお、デッキチェアを使うときは、倉庫にしまわれているフカフカの巨大クッションを各自で持ち出します。



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屋上からは高尾の美しい山々を間近に見られるだけでなく、甲州街道と高尾山口駅を一望できます。電車の往来や登山客の行きかう姿を眺めるのも楽しいですよ。





アクティビティ① 気軽に楽しめる裏山ハイク

タカオネ


まだ16時でお腹も空いていないし、予約している夕食は18時。少し体を動かしてからシャワーを浴びたいと思ってフロントに相談すると、「裏山を散策してみてはどうですか?」とのこと。すぐ近くに登山道があり、20分くらい登ると展望スポットがあるのだそう。

というわけで、リュックの中身を飲み物や上着など最低限の荷物だけにして、裏山ハイキングに出発!ホテルを出て1~2分歩くと、教えられた住宅横の細い道を発見。民家の裏にある、まさに裏山です。

ホテルの人が「トトロの世界に出てきそうな道」と言っていたとおり、森のトンネルといった感じ。でも、道幅は狭いものの道はしっかり踏み固められていて、よく使われているようです。

急斜面もありますが、休むと心が折れそうなので一気に登ります。しばらく木々の中を歩いて標識が出て来たら、高尾駅方面に進みます。ここまで来れば、天望スポットまであと少しのはず!



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案の定、すぐに尾根らしき道に出ます。この辺りが展望スポットということでしょう。かなりのスピードで登って来たので、しばらく膝に手をついて息を整えます。登山口から10分程度で着きましたが、ゆっくり登れば30分くらいかかるかもしれません。



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この時間に山にいることは少ないので、夕暮れが迫る景色が新鮮!虫の羽音が聞こえるほど静かな山中で、しばし景観を楽しみます。視界が開けているのは東なので、朝日がよく見えるそう。天気さえ良ければサンライズハイクがオススメです。

来た道を引き返し、降るようなヒグラシの声に包まれながら下山。行きに1人のトレイルランナーとすれ違っただけで、静かなハイキングを満喫できました♪



タカオネ

▲写真提供:タカオネ


気軽にトライできる裏山ハイク以外にも、革小物作りや陶芸などのクラフト体験、ナイトトレッキングや川遊びといったオーダーメイドツアーなど、魅惑的なアクティビティが用意されています。多くは予約制なので、事前に詳細を確認しておきましょう。



アクティビティ② 夕食後は、中庭で癒しの焚き火タイム

タカオネ

▲写真提供:タカオネ


シャワーで汗を流してさっぱりした後、1階のレストラン「KITCHEN」へ。こちらでは、地元食材を使った料理や、地元のビール会社と共同開発したオリジナルビールなどを提供しています。予約の旨を告げると、奥のカウンター席に案内されます。(※緊急事態宣言中は酒類の提供はなし)



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ピザもおいしそうでしたが、迷った末に「タカオネ夜定食」(1,200円)を注文。たっぷり汗をかいて体が塩分と水分を欲していたせいもあり、出汁の効いたなめこ汁が特においしく感じられました。この日のメインだった和風ハンバーグを上回るインパクト。

高尾山グルメの定番メニューは、麓のホテルでも人気がありそうです。



タカオネ


〆には、甘酸っぱい果実たっぷりの「ブルーベリ-パフェ」(1,280円)と、カモミールの香りが心地よい「ハーブティー」(600円)をいただいて大満足。窓の外を見ると、いつの間にか真っ暗になっています。いよいよお楽しみの焚き火タイム♪

会計時に焚き火をしたいと伝えると、チャッカマンやトングなどを用意して中庭に案内してくれます。すべての宿泊プランに薪が一束付いてくるので、支払いは不要。



タカオネ


好きな場所を選んで薪を一束運んで来ると、火のつけ方を教えてくれます。薪をより細く割れる薪割り機などもありますが、着火剤があるので、薪が乾いていれば誰でも簡単に点火できるでしょう。



タカオネ


ゆらぐ炎に魅せられ、無心になって薪を放り込んでいると、他の宿泊客も続々とやって来て、中庭のあちこちで焚き火が始まります。



タカオネ

タカオネ

せっかくだから焚き火グルメを楽しもうと思い立ち、「KITCHEN」のカウンターへ行って「スモアセット」(600円)を注文。ビスケットで板チョコと炙ったマシュマロを挟んで食べる、定番のキャンプスイーツです。トロトロになったマシュマロは、問答無用のおいしさ♪

薪のはぜるパチパチという音、空に舞い上がる火の粉と煙。揺らめく炎を眺めていると安心するというか、不思議と満ち足りた気持ちになれます。



タカオネ


部屋に戻ってから、窓を開けてしばらく月を眺めます。山から昇って来る月というのは絵になりますね。いつの間にかBGMの演奏者はセミから秋の虫に替わり、風がひんやりしてきました。

窓を閉めて、フロントで借りたスピーカーをスマホとBluetooth接続。お気に入りの音楽を聴きながら就寝です。





朝食は気分に合わせて好きなところで

タカオネ


翌朝7時、朝食を取りに「KITCHEN」に行くと、カウンターにはホットコーヒーやオレンジジュースなどドリンクが数種類並んでいます。部屋番号を伝え、紙コップに好きなドリンクを1杯注いだ後、サンドイッチとサラダが入ったバスケットを受け取ります。

ここの朝食の魅力は、好きな場所で食べられること。客室に持ち帰ってもいいし、ラウンジや屋上へ行ってもいいし、そのまま「KITCHEN」で食べてもOK。そのときの気分で決められるんです♪



タカオネ


高尾山や案内川などに持って行ってピクニックを楽しむことも可能。無料でザックの貸し出しも行っています。これもひとつの高尾の新しい楽しみ方、アクティビティなんですね。

晴れていたので、中庭のテーブルでいただくことにします。自分が心地いいと思う場所で食べれば、手軽な朝食もごちそうです♪

朝食後、チェックアウトをしたら、高尾山に登るのもよし。高尾山口駅周辺を散策しても楽しいかもしれませんよ。





まとめ

夕暮れ時や夜の景色に、日帰りでは知ることができなかった高尾の顔を垣間見ることができました。中庭での焚き火は最高!無料の靴洗い場は、お世話になる予感しかありません。


タカオネ
所在地:東京都八王子市高尾町2264-1他
営業時間:15:00チェックイン/10:00チェックアウト
最寄駅:高尾山口




佐々木志野

◆取材・撮影・執筆/佐々木志野

広告制作会社や新聞社等に勤務後、2014年に独立。フリーライターとして企画・構成、取材、執筆、撮影などに従事。ビールと読書を愛するアクティブ系。


※2021年9月5日時点の情報です。
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