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カレー界の大事件!あの奈良の名店が東京に進出したぞ!/タリカロ

東西のカレーを食べ続けて早3,000軒超え。カレー細胞(H.Matsu)です。


カレー界に激震が走る大事件が起こりました。奈良の超名店「タリカロ」が東京に移転したのです。全国の激辛好きを虜にし、カレー好きの舌を唸らせてきた「タリカロ」。今回はその魅力をレポートしましょう。

【西荻窪】奈良の名店が移転!「タリカロ」レポ_114923

「タリカロ」は2010年に奈良でオープン。当初はカウンターメインの小さなお店でした。その突き抜けた辛さと、それなのに感じる圧倒的な美味さで話題になり、同じ奈良にある古民家へと移転。「辛いモノ好きの聖地」としてその名を轟かせてきました。


開業10周年となる2020年1月には筆者が主催するイベント「SHIBUYA CURRY TUNE」にも出店いただき、東京でも大反響に。そして2021年1月30日に東京へと移転オープン。新たなスタートを切りました。


「タリカロ」の料理は「對馬流南インド系辛口料理」と銘打たれています。


「對馬(ツシマ)」とは、料理人タロさんと店長リカさんご夫妻の苗字。南インドで最も唐辛子を用いるといわれるアーンドラ・プラデシュ州の料理を軸にしつつ、あくまでも独自の「辛旨」を追求した独自の料理を提供しています。


その味たるや、まさに唯一無二。

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新しいお店の場所は西荻窪。「タリカロ」の進出で、「大岩食堂」「とらや食堂」とあわせ、日本人シェフによる南インド料理3大名店が連なる街となりました。


同店は、西荻窪駅南口の改札を出て高架下を新宿方向へ歩くこと2分ほどの好立地にあります。目印でもあるこの看板、なんと料理人タロさん自身の手作りなんですよ。

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店内は綺麗なモスグリーンとウッドの落ち着いた雰囲気。頭上に巡らされた梁は、羊小屋をイメージしているそうです。やはり「タリカロ」と言えば北海道の生産者直送の羊肉ですからね。

辛い&うまいの無限ループ!魅惑の辛旨メニューをレポ―ト

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メニューは昼と夜で変わります。ランチは同店を代表する辛口カレー・チキンカリーとキーマの「合いがけ」(1,250円/税抜)のみ。

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辛口カレーのみということは、辛いの苦手な方はご遠慮くださいってこと。逆に言えば、辛いモノ好きには堪らないランチであります。


そこにドリンクやトッピングのオプションを追加していくことができます。

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一方、夜はランチ同様のメニューに加え、マトンカリー、エビカリーその他一品料理と多彩なお酒が楽しめるというスタイル。今回はこちらをレビューしていきましょう。

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夜の定番主力メニューであるこちらが「夜のタリカロカリープレート」(1,950円/税抜)。ランチでも提供されるチキンカリー、チキンキーマカリーに加えエビカリー、ダール(豆スープ)、ヨーグルトと副菜が付いた贅沢セットです。


まず特徴的なのはチキンカリー。グレービーとチキンが別々なんです。

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しっかりとスパイスマリネされた立派なチキンレッグ。こちらをスプーンでほぐします。柔らかくホロホロな肉をライスに乗せ、そこに辛口グレービーをかけていただくのです。


そしてこれまた鶏肉のうまさが尋常じゃない。激辛マニアも満足できるレベルの辛さに負けないうま味と食感が素晴らしすぎるんです。しかも骨の端っこをかじれば髄のうま味も堪能できます。どこにも負けない“髄グルメ料理”といえましょう。

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個性的な香りのダール、しっかりと辛いキーマ、そして同店では辛さ控えめ(通常店の辛口くらい)でうま味推しのエビカリー。いずれも逸品。副菜にリンゴが用いられていたりして、創意工夫が楽しいです。


そして、この店ほど“インド料理にヨーグルトがつく理由”を実感できる場所もありません。口の中で辛さがヒーヒー暴れ始めたらヨーグルトでリセットできるんですよ。(ここで水を飲むと逆に辛さが増すのでご注意を)

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そして夜のメニューにはときおり、羊肉メニューも登場。実は同店の羊肉はちょっと通常とは異なり、国内で流通している羊肉の1%未満と云われている国産羊を用いているんです。


仕入れ元は帯広・白糠町「茶路めん羊牧場」。羊を一頭買いして捌くスペシャル料理を提供したりと、とにかくこだわりがスゴイのです。今回はそんな特別料理の一例をご紹介。


「マトンスペアリブのロースト」(時価)は、レアな限定メニュー。とにかく肉厚!とにかくジューシー!!うま味がスゴイ。こういったスペシャル料理が登場する時は公式SNSで告知されるので、ぜひ見逃さずに。

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夜のもう一つの魅力はお酒。日頃からカレー飲み、スパイス飲みを推奨している筆者としては見逃せないポイントです。


生ビールはこちら、「SORACHI1984」(700円/税抜)。伝説のホップ「ソラチエース」から作られているというビール。凛とした味わいがたまりません。

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こちらの「山ねこ」(600円/税抜)は、筆者がインド料理に一番合うと思っている芋焼酎。

まとめ

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こちらがはるばる奈良から移ってきてくださった料理人タロさんと店長リカさん。


辛いモノ好きなら、ランチもディナーも通うべきお店です。辛いモノは好きだけどそこまで自信はない・・・という方や、辛いモノが好きかどうかわからない友人を連れて行きたい場合は、夜がオススメ。


東京でも名店入り、そして辛いモノ好きの聖地になること間違いなしの「タリカロ」。あなたのカレーリスト加えて損はないですよ!

タリカロ
  • 所在地

    東京都杉並区 西荻南3-15-13 高梨ビル1F

  • 最寄駅

    西荻窪

取材・文/カレー細胞(松 宏彰)


※2021年2月13日時点の情報です。メニューや価格等は、現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。

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