【おでかけ時のポイント】
・居住地やおでかけ先の都道府県の要請に従って行動しましょう
・体調に不安を感じるときは外出を控えましょう
・なるべく少人数で空いている時間に行きましょう
・周囲の人との距離をできるだけ保つようにしましょう
・マスクを着用し、手洗いは小まめに行いましょう
戦前より続く老舗銭湯がスタイリッシュに大変身!/黄金湯
お目当てのスポットがあるのは、錦糸町駅から徒歩約6分の場所。近くの大型複合ビル「錦糸町オリナス」を目印に向かうと、迷子になる心配なく目的地に辿り着くことができますよ♪
錦糸町オリナスから少し先に進み、大通りから小道に曲がると、レトロな看板を発見!こちらが、今回ご紹介する銭湯「黄金湯(コガネユ)」です。
「黄金湯」は、戦前より続く老舗銭湯。建物の老朽化が進み、廃業を余儀なくされていたのですが、新しいオーナーが「老舗銭湯を次世代に残したい!」という強い気持ちからクラウドファンディングを実施。すると、あっという間に目標金額に達成。黄金湯を愛するたくさんの人の思いが、危機に瀕していた老舗銭湯を救ったのです。
写真は、2020年8月のリニューアルオープン後の姿。建物の建築を手掛けたのは、有名コーヒーショップなど多くの名店を生んだスキーマ建築計画の長坂常さん。まるでカフェのようにスタイリッシュな外観です。
施設内も、これまでの銭湯の概念を覆すおしゃれな空間が広がっています。
カウンターの中には、なんとDJブースが!これは、同施設にもともとあったたくさんのレコードを活用すべく設置したのだそう。
今の時代に合った“進化系銭湯”ですが、昔ながらの古き良き風習やインテリアもしっかりと残し、温かみある空間づくりがなされています。
たとえば、こちらの靴箱も長年使われてきたものをそのまま採用。木札式のノスタルジックな靴箱に、これまでの銭湯の歴史がしっかりと刻み込まれているのです。
もちろん入湯料も、これまでと変わらず都内銭湯料金の480円(90分制)。ワンコイン以下の気軽さで最先端の銭湯を楽しめるなんて、なんだかお得な気分になりますね♪
リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、綿棒は無料で利用可能。また、有料になりますが、タオルやクレンジング、乳液なども用意されているので、手ぶらで訪れても大丈夫です。
ちなみにタオルはレンタルすることも購入することもできます。肌触りや吸水力にこだわったオリジナルロゴ入りの今治タオルは、来店の記念にゲットするのも良いですね。
女湯の暖簾をくぐった先にある脱衣所は、清潔感あふれる明るい空間。ロッカーも大・中・小とサイズ別に用意されているので、大荷物でも安心です。
ドレッサーもシンプルながら設備はバッチリ。パワフルなドライヤーもあり、帰りの身支度もあっという間に完了しますよ♪
こだわりの4つの浴槽でぜいたくなリラックスタイムを
こちらが新しくなった「黄金湯」の浴場。ホワイトを基調としていて、シンプルで洗練された雰囲気です。白一色で統一されているからか、空間が一層広々としているように感じられます。
洗い場の数も多く、ゆとりのある間隔も◎。シャワーや蛇口の水圧も強めで、ストレスフリーの快適なバスタイムを過ごせます。
浴槽は、男湯・女湯ともに4種類。ツウ好みの「熱湯」、子どもも安心の「中温湯」、保湿効果が期待できる「低温炭酸泉」、そして交互浴を楽しみたい「水風呂」と、お風呂好きが満足するラインナップです。
肌にやさしい軟水を使用しているのもうれしいポイントです。しっとり滑らかな肌触りのお湯に包まれながら、ゆっくりと入浴タイムを楽しみましょう。
入浴中にじっくり見ておきいたいのが、銭湯の代名詞ともいえる壁絵。実はこちらの壁絵、なんと『きょうの猫村さん』などで知られる人気漫画家・ほしよりこさんが描いたものなのです!
しなやかでやさしさを感じるタッチの壁絵は、右から左へと物語が進む絵巻スタイル。どんな物語かは、銭湯に訪れてのお楽しみ。湯船に浸かりながら壁絵を眺めているだけで、身体だけでなく、気持ちまでほっこり。極上のリラックスタイムを、思う存分満喫してくださいね。
サウナ―女子は、水曜日を狙って訪れるべし!
新生「黄金湯」には、ここ数年若者の間で人気の高まっているロウリュサウナも完備されています。女湯はセルフロウリュサウナ、男湯はオートロウリュサウナで、女性は300円、男性は500円で1時間利用可能です(※サウナ利用の場合は、入浴と合わせて2時間30分利用できます)。
女湯の「セルフロウリュサウナ」(写真)は、コンパクトながらしっかりとした温度と湿度が楽しめる、国産ヒノキを使用した極上の空間になっています。
一方、男湯の「オートロウリュサウナ」(写真)は麦飯石とヒバで作られており、熱さにこだわったサウナー垂涎の空間です。
ちなみに男湯には、ボイラー室を改装した自慢の水風呂も。サウナ好きが満足すること間違いなしの水温や、夜になるとライトアップされる神秘的な雰囲気に魅了され、この水風呂を目当てに訪れるファンも多いのだそう。
さらに外気浴スペースまで完備されており、至れり尽くせりのサウナタイムを堪能できます。
・・・と、ここまで読んで「男湯がうらやましい!」と思ったサウナー女子の皆さんに朗報です!実は「黄金湯」は、水曜日限定で男湯と女湯が入れ替わるのです。
女湯と男湯、それぞれ違った楽しみ方ができるので、サウナ好きの女性はどちらも入りに行ってみてくださいね。
お風呂上がりにはオリジナルビールをごくり♪
お風呂&サウナを満喫した後は、お待ちかねのドリンクタイム。たくさん汗をかいた後に飲むキンキンに冷えた一杯は格別ですよね♪
銭湯といえば、瓶入りのフルーツ牛乳や炭酸飲料などを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、新生「黄金湯」では、提供している飲み物も一味違います。なんと、注ぎ立ての「クラフトビール」(500円)や、ここでしか味わえないオリジナルの「黄金湯ビール」(600円)が飲めちゃうのです!
フロント横は「番台バー」になっており、火照った身体を休ませながら、ビールを片手にくつろぐことが可能。あまりに本格的なビールの味わいに、ついここが銭湯であることを忘れてしまいそうになります。
立ち飲みスペースは、入浴後の待ち合わせにもピッタリです。
まとめ
街の銭湯でありながら、本格的なビアバーがあり、コミュニティスペースとしても機能している新生「黄金湯」。定期的に「レコード市」などのイベントも開催している他、2021年12月からは2階フロアが宿泊施設となり、“泊まれる銭湯”に変身します。進化し続けるニュースタイルの銭湯、ぜひ足を運んでみてください。
- 黄金湯
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所在地
東京都墨田区太平 4-14-6
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最寄駅
錦糸町
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電話番号
03-3622-5009
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牧 五百音
大学の写真学科に通ったのち、ライター兼カメラマンとして活動。趣味が高じ、主に飲食店の取材を行なっています。食べること、お酒を嗜むこと、アクセサリー作りに没頭中。
- 本記事内の情報に関して
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※本記事内の情報は2021年11月24日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事は2020年09月24日に公開した内容を一部加筆・修正した上で、2021年11月24日に再公開しております。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。