【九段下】テイクアウトするならココ！お持ち帰りOKのオススメ店を厳選

一度食べたら忘れられない！痺れる辛さがたまらない担々麺と麻婆豆腐／雲林坊

中国料理の基本と伝統料理をベースに、自由な発想とオリジナリティーあふれる料理が評判を呼び、行列をつくる有名店として知られる中華料理店「神田 雲林（ユンリン）」。

その3号店として誕生した「雲林坊（ユンリンボウ） 九段店」は、本店でも人気の担担麺と麻婆豆腐がクオリティーはそのままにリーズナブルな価格で楽しめる専門店。九段下駅から歩いて2分の場所にあります。

うま味調味料は一切使わず、できる限り店舗仕込みの自家製にこだわる同店。香味油をはじめ、豆瓣醤や甜麺醤といった調味料だけでなく、麺も自家製全粒粉を使い自店で製造しているため、まさにここでしか楽しめない味わいに出合えます。

同店でいただける「担担麺」（各900円）は、自店で焙煎したゴマの香りが濃厚で自家製辣油のきいたスープの「汁あり」と、香り豊かな甜醤油と山西省の黒酢をベースにした「汁なし」の2種類。汁ありが細麺、汁なしは太麺とそれぞれ違う配合の全粒粉麺を使い分けています。

テイクアウトでも「汁なし」と「汁あり」（各810円）の両方を用意（写真は「自宅で茹でるだけ　雲林坊の汁なし担担麺」）。どちらも具材はすべて含まれ、麺を茹でて仕上げるだけのお手軽スタイルなので、お店の味はそのままに自宅でも出来立てアツアツで楽しめちゃうのもうれしいですよね。

豆板醤3種類を独自にブレンドして香りと味に深みとコクを出し、特製の肉みそと合わせて木綿豆腐を煮込んだ「四川花椒の利いた香り高い陳麻婆豆腐」（830円※テイクアウト時）は一度食べたら忘れられない、驚異のリピーター率を誇る同店の名物。

契約農家から使用分をその都度精米し、直送されるコシヒカリ100％のお米もまた、同店の麻婆豆腐人気を支えている縁の下の力持ち。テイクアウトではプラス150円でごはんがつけられるほか、最初からごはんの上にもりつけた「麻婆豆腐丼」（700円）もあるのでお好きな方を選んで。

テイクアウトメニューは店頭で購入できますが、いずれも数量限定。確実に手にいれたいという方は前日の17時までに電話で予約するのがベストです。

60年以上愛される老舗の味！丁寧な仕事が光る江戸前寿司／神田江戸銀

テイクアウトでも絶対にハズしたくないという方は、この機会に老舗の職人技を堪能してみてはいかがでしょう。

九段下駅5番出口からまっすぐ歩いて約3分。昭和34年創業の江戸前寿司店「神田江戸銀」は、豊洲直送の活魚にこだわり「新鮮な寿司ネタを安く」が合言葉のお店。熟練職人による珠玉の握りを目当てに長年通うファンも数多い、九段下を代表する老舗の一つです。

テイクアウトの定番人気メニューは、職人が握る本格江戸前寿司。創業当時から受け継がれるこだわりの「シャリ」をはじめ、伝統的な江戸前の仕事が光る「江戸銀にぎり」（写真10貫2,160円）は、生マグロや中トロ、自家製醤油漬イクラ、ウニといった人気のネタを詰め合わせた同店の醍醐味を味わえるメニュー。

他に「日替わりにぎり」（1,000円）や「旬にぎり」（1,620円）、「特にぎり」（2,720円）などもあるほか、予算や好みに合わせてオーダーして詰め合わせることも可能。好みのお寿司だけ味わいたいという方は前日までに電話でご予約を（1貫108円～）。

見た目が華やかな「ちらし」も気分を上げてくれるテイクアウトメニューの一つ。10種の贅を尽くしたネタを盛り付けた「特ちらし」（2,720円）のほか、にぎりと同様にリーズナブルに楽しめる「日替わりちらし」（写真1,000円）などもあります。

老舗職人の腕をじっくり味わい方には、煮穴子を贅沢に盛り付けた「穴子丼」（2,070円）もチェック。大人から子どもまで幅広い層を魅了し、常連さんにもファンの多い隠れた人気メニューの一つです。

うっとり優雅に味わいたい格調高きクラシカルホテルグルメ／レストラン＆カフェ カトレア

九段下駅7番口より徒歩1分。皇居の豊かな緑を背景に佇む「ホテルグランドパレス」の1階にある、落ち着いた雰囲気のレストラン＆カフェ「カトレア」。オープンキッチンでライブ感のあるビュッフェが楽しめるお店としてご存知の方もいるのでは？

現在はビュッフェをお休みしていますが、開業以来受け継がれてきた伝統の料理やシェフが厳選した食材を使った期間限定メニューが楽しめます。注目したいのが、新たにスタートしたテイクアウトサービス。ビジネスからプライベートまで様々なシーンで活躍すること間違いなしなので、この機会にチェックしておきましょう♪

11時以降にオーダーできるアラカルトメニューが充実する同店。中でも「ハンバーグステーキ 温野菜添え（ライス付き）」（2,330円）はテイクアウトでも人気。

手間を惜しまない手ごね仕込みのハンバーグは、ふっくらと焼き上げられ、ナイフを入れるとたっぷりの肉汁があふれ出します。じっくり煮込んだホテル特製のドミグラスソースとのハーモニーもたまりません。

ここでしか出合えないメニューを味わいたいという方は、同じくアラカルトメニューとしてオーダーできる「伝統の帆立貝柱のピラフ シャトーソース」（2,170円）をどうぞ。同ホテルの“洋食の顔”とも称され、このために足を運ぶファンもいる伝統ある看板メニューの一つ。

ふわっと香る帆立の風味や大きくカットされたマッシュルームの食感が楽しめるバターライスはまろやかな甘みで、伝統の白ワインの香るシャトーソースとの絶妙なバランスに心奪われる一皿です。

他にも、「ビーフピラフ ガーリックチップ添え」（2,170円）や、「若鶏のカレー」（1,930円）、「フィレステーキ 温野菜添え（ライス付き）」（3,020円）なども加えた全8品のメニューがあります。テイクアウトは今後も行うそうなので、クラシカルなホテルグルメで、おうちごはんを格上げしてみては？

ヘルシーなのに大満足！心も身体も満たされる極旨チリビーンズ／Chili Parlor 9（チリパーラーナイン）

2012年にしてオープンした、チリビーンズ専門店「Chili Parlor 9（チリパーラーナイン）」は、世界中で愛されている豆料理の楽しみ方を提案するお店。店内は食器から内装までニューヨークのブルックリンを思わせるアンティークでそろえ、スタイリッシュな雰囲気です。

厳選した良質のうずら豆とオーストラリア産牧草飼育牛にオリーブオイルと塩、少量のスパイスという最低限の調味料を加え、たっぷりの新鮮野菜とコトコト煮込んだチリビーンズは、ほっこりとした美味しさ。辛さは控えめなので、辛いのが苦手な方も安心して楽しめます。

初めて訪れるなら、まずは一番人気を誇るボリュームたっぷりの「スタンダードビーフチリセット」（1,100円）で、チリビーンズの美味しさを心ゆくまで楽しんで。付け合わせには、隣接するベーカリー「FACTORY」のパン、または無農薬の玄米が選べます。

ベジタリアンの方も楽しめるメニューも多くそろえる同店。大豆ミートと黒目豆、赤いんげん豆をたっぷりの野菜と煮込んだビーガン仕様の「ベジタリアンチリビーンズセット」（1,001円）はヘルシーなのに食べ応えもあり、ダイエット中の方にもうれしいメニュー。

ガツンとお肉が食べたいなら「自家製ソーセージのホットドッグ」（530円）がイチオシ。無添加でジューシーな自家製ソーセージを「FACTORY」特製の亜麻仁ロールで挟んだシンプルで食べ応えのあるホットドッグ。お好みでカレー風味のピクルス「ピカリリ」を添えたらまた違った味わいに。

ホットドックも食べたいけど、チリビーンズも捨てがたい！そんな欲張りさんには、両方をいいとこ取りできる「チリビーンズホットドッグ」（写真628円）で決まり。チリビーンズは、ビーフチリとベジタリアンチリのどちらかが選べます。

名ベーカリーが焼き上げる一切妥協なしのこだわりパンで元気をチャージ／FACTORY（ファクトリー）

九段下駅から歩いて約7分。先にご紹介した「Chili Parlor 9」と同じ一角にある「FACTORY（ファクトリー）」は、全国からパン好きさんが足を運ぶ有名ベーカリー。半蔵門駅近くにある人気店「麹町カフェ」のパン工場としてスタートした背景もあり、カフェ好きさんからも支持の厚い有名店です。

食材だけでなく、調理過程すべてにおいて妥協しないパンは、幅広い世代から長く愛されています。季節の果物やレーズンからおこした天然酵母や国選小麦を使い、毎日20種類以上を焼き上げるパンはどれもコンプリートしたい美味しさです。

パン好きさんなら、まずはベーカリーの顔とも言えるベーシックな食パンをチェック。「国産小麦食パン」（写真1斤430円）は、粉の風味が豊かで飽きのこないさっぱりした食味で、毎日買いに来る常連さんも多い定番のアイテムです。

ハード系の食事パンがお好みなら、店名を冠した「バゲット“ファクトリー”」（320円　プチサイズ180円）をどうぞ。同店自慢のオリジナルパンのひとつで、低温で長時間発行させた生地は香り高い小麦の味を堪能できます。

8時から10時の間に提供される、ボリュームたっぷりの贅沢な朝食も名物の同店。開店前から行列をつくるのもお馴染みの光景です。朝食メニューでも提供されているベーグルは、見かけたら即買いをおすすめしたい売り切れ必至の大人気パンです。

オープンしてから10年間、不動の1番人気を誇る「プレーンベーグル」（250円）は、もっちり生地に練りこまれたハチミツのほのかな甘みがふわりと余韻を残します。ジャムやクリームはもちろん、たまごやベーコン、サーモンなどのおかず系との相性もばっちりですよ。

「チョコレートベーグル」（280円）。ブラックココアを練りこんだビターで香ばしい生地に、ふんだんに散りばめられたチョコチップの甘さが広がります。そのままはもちろん、少しトーストすると香ばしさが増すのでコーヒーと合わせて召し上がれ。

取材・文／君島 有紀

※2020年5月26日時点の情報です。価格や内容は変更になる場合があります。
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