移転し、味もブラッシュアップ!オンリーワンのつけ麺を味わう/つけめん さなだ
20年にわたって日本全国のラーメンを食べ歩き続けてきた、ラーメン評論家の山本剛志です。
今回は、2020年注目の一軒として、北千住の「つけめん さなだ」をご紹介します。

北千住駅西口から徒歩5分ほどの場所で、2019年10月開店した「つけめん さなだ」です。
ご主人はつけ麺界を代表する人気店「六厘舎(ロクリンシャ)」で初代店長を務めた後に、2014年に埼玉県三郷市で独立。5年間の営業を経て、満を持しての都内への移転オープンになりました。

店内はL字型の綺麗なカウンター席が並んでいます。酢・一味唐辛子・コショウが並ぶ横には「宝箱」が置かれていますが、中には「レンゲ」が入っています。
店内のダウンライトがちょっとレトロ。ご主人に訊いたところ、店舗の内外装を“大正ロマン風”でまとめているとの事。「昭和レトロ風の飲食店」はよく見かけますが、これは珍しいですよね
「濃度ではなく、旨みで食べさせるつけ麺」

つけ麺専門店なので、メニューは「大山鶏のつけめん」を基本に、味玉やチャーシュー、海苔などの各種トッピングがあります。

早速「大山鶏のつけめん」をオーダー。

つけ汁に使う鶏素材は、鳥取県の銘柄鶏「大山鶏」のみ。その味を支えるため、豚骨の各部位や豚挽肉、宗田鰹や伊吹煮干なども使われています。
見た目には濃厚ですが、油っぽさを抑えたつけ汁はまろやか。ご主人曰く「濃度ではなく、旨みで食べるつけ麺」との事。麺にしっかり味をつけつつ、しつこくない絶妙な味わいを引き出しています。

麺は、東京を代表する名製麺所「浅草開化楼」に特注した太ストレート麺を使用。加水率も季節によって調整し、少量加えた全粒粉で小麦の味わいを更に感じられるようになっています。
移転を機に麺を少しだけ長くしたとの事で、麺をすすった時の旨みも長く感じられるようになりました。

チャーシューは、豚肩ロースと大山鶏の2種類を使用。メンマと削った鶏節も乗っています。鶏節をつけ汁に絡め、麺と一緒に食べると、鶏の深い味が楽しめます。

麺と具を食べ終わった後、残ったつけ汁は「スープ割り」が可能。魚介系の割りスープで更にさっぱりして、つけ汁を残さずに最後まで美味しくいただけます。
2月には限定メニューも登場予定!
三郷時代には冬の限定メニューとして、生姜醤油ラーメンの「夜鳴きそば」が人気を集めてきました。
現在のメニューはつけ麺とトッピングだけですが、この復活を望むファンの声に応え、2020年2月は木曜夜限定で「夜鳴きそば」を提供する予定との事です。つけ麺同様、味を磨き上げてくるとの事で、こちらも期待が高まります!
まとめ

北千住に移転して、ますますにぎわいを見せる「つけめん さなだ」。2020年は更に話題を集める事が予想されます。行列が長くなる前に皆さんも訪問して、じんわりとした後味を堪能してください!
つけめん さなだ
住所:東京都足立区千住3-6
営業時間:火~土11:00~15:00(LO14:45)、18:00~22:00(LO21:45)、日祝:11:00~15:00(LO14:45)
定休日:月曜
最寄駅:北千住
取材・文/山本剛志
※2020年2月3日時点の情報です。メニューや価格等は、現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※価格はすべて税込です。
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