一人飲みから締めのラーメンまで!「普通」の最高峰を目指すお店/ラーメン 大至
20年にわたって日本全国のラーメンを食べ歩き続けてきた、ラーメン評論家の山本剛志です。
今回は「普通のラーメンの最高峰」が味わえる「ラーメン 大至」をご紹介します。
御茶ノ水駅 聖橋口から徒歩6分、蔵前橋通り沿いにある「ラーメン 大至」。
「普通のラーメンの最高峰」を目標に、2007年に創業。
緻密な仕事ぶりが、ラーメン好きだけでなく近隣の方にも支持されている人気店です。
店内はカウンター席が2列、向かい合って並ぶレイアウト。一人でも気兼ねなく入店でき、もちろん女性客も歓迎です。
ランチタイムは食券制ですが、夜の部は卓上のメニューを見ながら注文します。
そのメニューで注目してほしいのは右サイド。つまみや酒類が豊富な夜の部は「飲めるラーメン店」でもあり、一人飲みも楽しめます。
ということで、まずは「生ビール」(400円)を。
通称「マルエフ」と呼ばれるアサヒ生ビールは、スーパードライが広まる前の味で、現在は業務用樽詰だけで流通しているという貴重な味です。
一人飲みにピッタリ!お酒もおつまみも豊富なラインナップ
他にも日本酒や焼酎などもあります。
こちらは女性に人気の「とろける黒糖梅酒」(480円)のロック。甘さがありつつも、すっきりした飲み口です。
つまみメニューの「いろどりサラダ」(380円)。コーンやほうれん草といったラーメンの具に加えて、プチトマトやレタスも入り、マヨネーズでさっぱりと食べられます。
「つまみワンタン」(420円)は、プルンとした茹でワンタンを醤油とカラシでいただきます。ワンタンの餡にはクワイなども入っているので、シャクシャクした食感がポイントです。
「つまみチャーシュー」(460円)は、2種類のチャーシューが楽しめる一品。そのまま食べればさっぱり、タレをかければまろやかな味が肉からも引き出されます。
締めのラーメンは「普通のラーメンの最高峰」の一杯を
お酒やつまみを楽しんだら、そのまま「締めのラーメン」も味わえるのが同店のいいところ。基本メニューの「ラーメン」(750円)がこちら。
丸鶏・豚骨による動物系スープと、昆布・椎茸・鰹節などの乾物メインのスープをあわせた滋味深い味わい。人気店が使う事で知られる「浅草開化楼」の細麺を丁寧に茹で上げ、スープと滑らかに調和しています。
見た目には「ごく普通の醤油ラーメン」ですが、具も含めてそれぞれが丁寧に仕込まれ、「最高峰」を目指した一杯になっています。
「大至」は季節ごとに様々な限定メニューを繰り出す事でも注目です。
冬季限定は味噌味で、挽肉や野菜ペーストを加えた味噌ダレがスープや太縮れ麺と馴染んだ奥深い一杯。
写真の「辛味噌ラーメン」(880円)はそこに生唐辛子を練り込んだバターが乗って、爽やかな辛さとコクを徐々に楽しめます。
まとめ
ラーメンだけでももちろん、お酒やつまみを加えても楽しめる名店。「普通のラーメンの最高峰」を目指した味は、一度味わってほしい一杯です。気軽に立ち寄って、色々な味を楽しんでくださいね。
取材・文/山本剛志
※2019年12月8日時点の情報です。メニューや価格等は、現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※価格はすべて税込です。
こちらの特集もチェック!
ライター紹介
ラーメン王。ラーメン評論家。1969年東京都生まれ、千葉県出身、東京都江戸川区在住。2000年放送の「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。全国47都道府県の10,000軒、15,000杯を食破。現在も年間700杯前後のラーメンを食す。
- 本記事内の情報に関して
-
※本記事内の情報は2019年12月08日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。