文明堂 新宿工房「焼き立てどら焼」徹底レポ

手焼きだからこそ、ここまでできた！素材も作り方も美味しいこだわりがいっぱい／文明堂 新宿工房

東京メトロの新宿御苑前駅から徒歩2分ほどの場所に、「文明堂 新宿工房」があります。「文明堂 新宿本店」と同じ通りにありながらも、こちらの新宿工房の存在を知らないという人もけっこういるそう。

それもそのはず、新宿工房の営業時間は、平日10時30分～13時30分までのたった3時間。売り切れ次第終了になることもあり、空いている時間がとっても短いレアなお店なのです！ウワサを聞きつけて、遠方から一人、訪ねてくる人も多いのだとか。

1900年創業の文明堂。カステラが看板商品ですが、カステラ以外にも、どら焼やバームクーヘンなどさまざまなお菓子を販売しています。

その文明堂の新宿工房で購入できるのは、どら焼のみ！

店内には、その日の朝、工房で焼き上げた、出来たてホカホカの「焼き立てどら焼」がずらりと並びます。その数、1日200個限定！午後には売り切れてしまう場合もあるので、午前中に訪れるのがオススメ。特に、作って間もないどら焼を手に入れられる、オープン時間が狙い目ですよ♪

工房はガラス張りになっているので、タイミングがよければ中でどら焼を作っている様子を見られることも。

今回は特別に工房に入れてもらい、間近で美味しさの秘密を見ることができました！

こちらが工房内。焼く係、あんこを入れて包む係など仕事を分担して、職人たちが手際よく作業しています。

どら焼作りは、まず生地を焼くところからスタート。

こちらが、生地を焼く専用マシーンです。ふんわりと焼き上がった生地が次々と出てくる様子は、眺めているだけで幸せな気分にしてくれます♡

生地を鉄板から取り上げるのは手作業。ここを手作業にすることで、機械では作れない、ふわふわで絶妙な焼き加減の生地に仕上がるのだそう！

続いて、並べた生地の上に、絞りを使ってあんこを絞ります。テンポよく同じ量を絞ることができるのはさすが職人技！

あっという間にあんこを絞り終わり、もう一枚の生地で挟みます。

ちなみにあんこの材料、小豆は北海道産を使用。上品であっさりとした甘さが特徴です。

もちろんあんこは店内で手作り。こちらでは、毎日約30kgもの小豆を炊いているのだそう！

いよいよ、どら焼作りも佳境。皮を閉じてあんを包む「皮閉じ」と呼ばれる作業に入ります。

このスタイルは、文明堂のどら焼の特徴の一つ。皮を閉じることで外からこんもりとしたあんこが見えなくなり、まるで満月のようなフォルムに仕上がります。

職人が一つのどら焼の皮を閉じるのに必要な時間は約6秒。 職人は何食わぬ顔で作業しているけれど、見かけ以上に難しい作業です。丁寧で無駄のない動きに、思わず惚れ惚れしてしまいました。

ここまできたら、あとは袋に入れて完成です。

出来上がったどら焼は、ふっくら厚みがあり、視覚からもふかふかしているのが伝わってきます。厚さはなんと約4cm！

焼きたてのどら焼は、皮がふわふわ&あんこがとろとろ！一般的などら焼とはひと味違う、やわらかな口当たりを楽しめます。冷めてくると食感も変わっていくので、購入したらまずはすぐに食べてみるのがオススメですよ♪

どら焼は6個から箱に入れてもらえます。5個以上から予約もできるので、たくさん購入したい場合は予約するのも手です。差し入れやお土産にもピッタリなので、美味しさをお裾分けしてみてはいかがですか？

まとめ

文明堂の「焼き立てどら焼」は、想像以上にふっくらやわらか！また「焼き立てどら焼」以外にも、季節のどら焼やどら焼の皮、どら焼のラスクなどもあるので、そちらもチェックしてみてくださいね♪

平日に一人、ふわふわな絶品どら焼を楽しむなんて、ほかにはない贅沢ですね♡思わず誰かに自慢したくなってしまうほどの味わいを、ぜひ体験してみてくださいね！

どら焼専門店 文明堂 新宿工房
住所：東京都新宿区新宿1-18-2
電話番号：03-3352-2222
営業時間：10:30～13:30 ※商品が売り切れ次第終了
定休日：土日祝
最寄駅：新宿御苑前

取材・文：石部千晶（六識）

※2018年9月7日の情報です。
価格は、すべて税込みです。内容等は変更になる場合があります。