銚子は魚と醤油の街。潮と醤油の香りに包まれて港町を行けば、旨い物に行き当たる! ソロ活なら誰に気兼ねすることもなく、好きな時に好きなものが食べられる。食欲の赴くままに自転車を飛ばして、銚子グルメを食べ歩こう!

▲銚子駅から電動レンタサイクルに乗って出発!


▲港町の駅らしく、銚子駅には大漁旗が。


▲自転車は駅構内でレンタルできる


 醤油の生産地として知られる銚子だけに、駅に降り立つと、気のせいかどこからともなく醤油の香りが。香ばしい匂いが食欲を刺激する。美味しいものに出合えそうな予感にワクワク。さっそく自転車をレンタルして、美味しい魚を食べに行こう。


レンタサイクル銚子事務所(JR銚子駅構内)
電話:03-3388-6446
※自転車は数に限りがあるので、予約しておくと安心です。
2時間コース 500円、4時間コース1000円、1日コース1500円


魚と醤油、銚子の旨いものを一度に食べられる夢の定食


▲「久六」の金目づけ定食は2,850円。ごはんと味噌汁(あら汁)はおかわりOK。


▲「久六」の外観。利根川沿いの魚市場の向いにある。


▲「久六」の内観。休日には行列ができることも。


 駅を北上して利根川に行き着いたら、海へ向かって右折。このあたりは漁協や水産加工会社などが集まる市場エリア。新鮮な魚料理が食べられる店がたくさんある。
 銚子の魚といえば金目鯛ははずせない。冷たい親潮と暖かい黒潮がぶつかる銚子の海では、1年中美味しい金目鯛が穫れるという。
銚子市漁業協同組合の向かいにある「久六」は、金目鯛と鮪の専門店。自家製ダレで漬け込んだ金目鯛のヅケが人気だ。脂ののったトゥルトゥルの金目鯛に、濃い口の醤油ダレがからみついてごはんがすすむ! 魚と醤油、銚子の旨い物が一度に食べられるメニューだ。
この日はサービスデーで、味噌汁が金目鯛のあら汁にバージョンアップ。金目鯛の旨さを骨の髄まで堪能できた。


※「久六」では一定の大きさの金目鯛が入荷しない場合、金目鯛のメニューは提供しないそう。運悪く食べられなかったら悪しからず。


銚子のきんめ鯛と鮪の店 久六
電話:0479-22-1038
住所:千葉県銚子市新生町1-36-49


腹ごなしに港町をサイクリング。カモメと戯れる。


▲利根川沿いの魚市場エリアは開放感があって気持ちがいい


▲漁協の屋根の上の点々は無数のカモメ!


▲道路で魚を貪るカモメ。ちょっと怖い。


 満腹になった後は、サイクリングで腹ごなし。銚子の漁港エリアを走ると、海風や魚の匂いが五感を刺激する。港に着いた漁船には、おこぼれにあずかろうと群がるカモメの群れ。東京駅や浜松町駅から高速バスで1本。日帰りで遊びに来れる距離感なのに、都会では決して見ることのない風景が広がっていて新鮮だ。



銚子市民に愛される人気のおやつとぬれせんをゲット!


▲ぬれせん誕生の店「柏屋米菓手焼本舗」で元祖ぬれせんゲット!


 住宅街を分け入ると、ぬれせん発祥の店「柏屋米菓手焼本舗」を発見。元祖ぬれせんは、そのへんのコンビニに売っている甘いぬれせんとはわけが違う。熱いうちに銚子の醤油をたっぷりしみこませた、塩気の利いたひと品。アツアツのお茶とともに、ちびちびやりたい大人のぬれせんだ。

柏屋米菓手焼本舗
電話:0479-22-0480
住所:千葉県銚子市港町1758番地


▲「さのや」の今川焼は厚みがすごい。あんこもびっしり。


 立派な五重塔のある「飯沼観音」の裏手には、人気の今川焼き屋「さのや」がある。ここの今川焼きは厚みがあり、ころんと球形に近いフォルムが可愛い。店内は焼き上がりを待つ学生やサラリーマンで大にぎわい。後から後から人がやってきて、10個、20個と買っていく。人気の秘密はあんこの旨さ。小豆の黒あんといんげん豆の白あんの二種類がある。豆から炊き上げるあんこは甘さ控えめ。黒あんは黒糖の風味も感じられる。外側パリパリ中はもっちりとした存在感のある皮との相性も抜群!

さのや 今川焼
電話:0479-22-0150
住所:千葉県銚子市飯沼町6-7


ヤマサ醤油の工場で出会った「しょうゆソフトクリーム」。


▲ヤマサ醤油の売店で購入できるしょうゆソフト


▲ヤマサ醤油の見学コースはここからスタート!


▲見学の後にもらえるプレゼント。うまい棒は非売品。


 続いて向かったのはヤマサ醤油の工場見学。工場は東京ドーム4つ分の敷地面積があり、日本で消費される醤油はすべてこの銚子で作られている。その量は1日、約40万本分(1リットルの醤油)にも上るそう。
 工場見学センター売店ではヤマサの黒蜜風醤油を使った「しょうゆソフトクリーム」が食べられる。しょうゆのコクと黒蜜の風味が複雑にからみ合う。バニラアイスに醤油をかけるとみたらし団子の味になるが、それとも違う初体験の味。なんと形容すればいいのか考えていたら、気が付けば完食。お腹いっぱいのはずなのに、恐るべし別腹。


見学コースの最後には、さしみ醤油とうまい棒のプレゼントも。うまい棒はヤマサ醤油のお惣菜の素「おかずの逸品」の味。他では絶対に手に入らないだけに嬉しさもひとしお!


ヤマサ醤油 工場見学センター
電話:0479-22-9809
住所:千葉県銚子市北小川町2570
※見学は予約が必要です。


おまけ。銚子ポートタワーで銚子の街を一望


▲銚子ポートタワーは高さ57.7m。高台に立ち、他に高い建物がないため、それ以上に感じる。


▲銚子ポートタワーからは犬吠埼や地球の丸く見える丘公園も一望。


▲水産物即売センター「ウオッセ21」も隣接している。


 お腹いっぱいの幸福感に包まれながら、銚子ポートタワーまでサイクリング。展望館のベンチに座って、銚子の街を見渡しながら食休み。お目当ての銚子グルメをコンプリートした充実感を味わいながら、ひとり悦に入る。美味しい物がたくさんある銚子は、食いしん坊の一人旅にぴったりなのだ!


銚子ポートタワー
電話:0479-24-9500
住所:千葉県銚子市川口町2-6385-267



ライター:香取ゆき
※2016年3月時点の情報です。

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※本記事内の情報は2016年04月07日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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