のどかな商店街に漂ういい香り♪ 「焼きいも専門店 ふじ」を発見!

世田谷線・豪徳寺駅から、個人店が多く親しみやすい雰囲気の商店街をまっすぐ歩くこと約5分。

思わず吸い込まれそうになるような甘―い香りが漂ってきたら、そこに「焼きいも専門店 ふじ」の姿が! 匂いだけでもワクワクして、焼きいもへの想いが高まります(笑)。


▲2013年9月にオープンした「焼きいも専門店 ふじ」。


▲イートインスペースもあります。


商店街に面した小さなお店は、扉が開かれた状態で、とっても入りやすい雰囲気。そして、さっそく焼きいもの姿が目に飛び込んできました!


▲いろんな種類の焼きいもがずらり! この日は6種類のお芋のラインナップ。


芋の種類は、入荷状況によって変わってきますが、寒い季節には6~8種類のお芋が並びます。

同じ芋といっても、長ぼそかったり、まるっこかったり、濃い色の皮もあれば薄い色味の皮もありと、見た目も違うんですね。普段スーパーでお芋を買う時に、芋の種類を気にしていなかったので、こんなに種類があることにも驚きです!


鹿児島の農家さん直伝! 芋のおいしさを引き出す焼き方

店長さんが、鹿児島の焼きいもを食べたときに、あまりのおいしさに感動して「このおいしさを多くの人に伝えたい!」と思い、こちらのお店をオープンしたそうです。

芋のおいしさを教えてくれた農家さんに教わった焼き方で、ここの焼きいもは作られているのだとか。


▲大きなコンベクションオーブンで40分~1時間、時間をかけて焼き上げます。


遠赤外線で焼かれた焼きいもは、むらなく火が通っていてとってもホクホク。

空気の対流熱がオーブンの中をぐるぐる回っているので、上の写真のようにむらがなく焼けるのだとか。また、芋は急加熱すると甘くなくなってしまうそうなのですが、「ふじ」ではじっくり焼かれているので、甘さも最大限に引き出されています。

家ではオーブンで焼くのがせいいっぱい。やはり専門店は、芋の魅力を最大限に活かすような、焼き方にもこだわりがありますね!


こんなにあった、さつま芋の魅力!

▲腹持ちもよく、おやつにもぴったり!


ちなみに焼きいもに使われる「さつま芋」は女性が好むというイメージがありますが、味はもちろんですが、特に女性に嬉しい栄養素もたくさん含まれているのです。

まずは食物繊維。芋類の中でもさつま芋には特に多く含まれていると言われます。腸内環境を整えてくれて、肌荒れの予防にもなりますね。

そして、美肌効果が期待されるビタミンEやビタミンCも豊富。ビタミンCは熱に弱いという性質を持っていますが、さつま芋の場合はでんぷんが熱から守ってくれるため、加熱してもその効果は失われにくいのだとか。

さらには、調味料を使わない自然の甘さでいただけるので、健康面もばっちり! こんなに魅力的な食べ物なんですね。


いよいよ実食。それぞれの芋の味わいはいかに!?

さて、いよいよ一番気になる味わいをレポートします。今回は6つのお芋を食べ比べしました。

甘みの少ない順からご紹介していきます。実際に食べ比べる場合もこの順番がおすすめ。参考にしてみてくださいね。


甘さ控えめで男性におすすめな【紫芋 パープルスイートロード】

▲紫芋は、葡萄と同じくポリフェノールたっぷりなので紫色をしています。体にもいいんですね!


スイーツなどで馴染みのある紫芋。その中でも今回は「パープルスイートロード」(税込M300円L600円)という種類です。

紫芋はそんなに甘みのない品種なのだそう。なので、甘いものが苦手な人や男性に特におすすめです。食べてみると、ホクホクした食感なうえ、芋自体になめらかさを感じます。

確かに甘さは控えめで、いくらでも食べられてしまいそう。ひとつ注意なのが、紫芋は時間が経ってしまうと固くなってしまうのだそうです。なので、買ったらすぐに食べるのがおすすめ。


“焼き芋通”に大人気の【アメリカにんじん芋】

▲鮮やかなオレンジ色も人参そっくり!


ネーミングもおもしろい「アメリカにんじん芋」(税込500円)。名前の通り、人参と同じくカロテンを豊富に含んでいます。

変わった品種ということもあり、焼きいも好きな人は迷わずこちらをチョイスするのだとか。食べて見ると、とってもやわらかくて、とろけるような食感。そして驚いたのが、食べると不思議と人参の風味がするんです。

見た目だけじゃなく、味までも人参風味とは! それでもしっかりと甘みがあり、初めての味に感動してしまいました。「普通の味わいじゃ満足できない」という人におすすめです。


料亭でも使われる、品のいい甘さにうっとり【鳴門金時 里むすめ】

▲やわらか&ホクホク。


ねっとりよりもホクホクした食感が好き!という人に提案したいのが「鳴門金時 里むすめ」(税込500円)。

口当たりもしっかりしていて、ホクホク食感を存分に楽しむことができます。その上、味わいがとっても上品。なんとこちらのお芋は、料亭などでも使われているのだそう。なるほど、この品のよさにも納得ですね。

焼きいもとして食べられるのはとても珍しいそうです。素材本来のおいしさを余すことなく味わえる“焼きいも”で、この質のよさを是非味わってみてください。


まるっこい形もキュートな【安納芋・紅】

▲蜜が流れていて甘さがうかがえます。


ぽてっとしたフォルムが印象的な「安納芋・紅」(税込・S250円、M350円、L500円)は、甘い味わいでお子様にも大人気。

やわらかく濃厚な口当たりなので、ねっとり派におすすめ。甘さも強く、まるでスイーツを食べているかのようで、おやつにもぴったりです! 一度冷ますとさらに甘さが強くなるので、持ち帰って家で温め直すのもおすすめ。ちょっとした手土産にもぴったりですね。


とにかく甘い! 女性人気の強い【紅はるか】

▲キレイな黄色。焼きいもの鉄板品種です。


甘いものが好きな女性に大人気なのが、「紅はるか」(税込・S250円、M350円、L500円)。

スーパーでよく見られる紅はるかは、関東近辺の生産地が多いそうですが、こちらの紅はるかは、関東ではとても珍しい鹿児島産。特にしっかりした甘さが味わえると評判なのだとか。

繊維がしっかりしたほくほくな食感で、どこか馴染みのある優しい味わいです。


期間限定のスペシャルな甘さ【シルクスイート】

▲1月~4月頃までの限定商品。


冬~春先にかけての季節限定商品、「シルクスイート」(税込500円)。

今回いただいた中でも特に甘く、ホクホクした食感もたまりません。毎年この時期だけの販売なので、この芋の登場を心待ちにしている常連さんも多いのだとか。

とっても甘いのですが、品のある甘さで、ただ甘ったるいわけではありません。親しみやすいこのお芋、老若男女、世代や性別を超えて、多くの人に喜んで食べてもらえそうです。


▲なんでも親切に教えてくれる、気さくな店長さん。気になることはどんどん聞いてみましょう!


<まとめ>

どの焼きいもそれぞれ特徴があって、味や食感の違いにびっくり! 食べ比べてみるとその違いがよくわかるので、全種類とまではいかなくても、2~3種類は食べ比べしてみるのが良さそう。

素材はもちろん、焼き方もこだわりのある「焼きいも専門店」の焼きいもは、今まで食べてきた焼きいもとは確実に違う食感や甘さを堪能できました。

もちろん冷めても美味しいですが、やっぱり焼きたての美味しさは格別。イートインスペースで食べるのはもちろん、ホクホクな焼き芋を片手に、近くの豪徳寺観光に向かうのも良さそうですね♪

焼きいも専門店 ふじ
東京都世田谷区豪徳寺1-7-11
電話番号 03-6413-7215
営業時間 10:00~19:00
定休日 不定休
スポット詳細はこちら


ライター:石部千晶(女子部JAPAN(・v・))


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※本記事内の情報は2016年01月22日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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