激混み!紅葉の季節の高尾山でソロ登山
冬、紅葉の季節の高尾山にふらっとひとり行ってみたら予想通り激混みでした。ケーブルカーとリフト乗り場には長い列ができていました。
最初、高尾山はどうやって行くのか失念していて、中央線の高尾山駅で降りたら普通にビルとかが並ぶ都会でした。ここは私の知っている高尾山じゃない……と焦り、調べなおして京王線の高尾山口駅に行かなければならないことが判明。そこで時間をロスしてしまったようです。
おとなしく最後尾に並ぶと、人が密集しているおかげで暖かく、ひとりでもそんなに寒さを感じません。そのまま50分ほど並びましたが、両側には土産物屋もあり、空腹でしたが買いにもいけない数メートルの距離。並びながら買えたらありがたいのですが、お店の人が列の人に売りにきてくれることもなく……某国の有名観光ガイドブックにも認定された高尾山なのでそんなに商売にアグレッシブにならなくても繁盛しているのでしょう。
やっとラッシュ状態のケーブルカーに乗り込み高尾山へ。途中急勾配でポールにつかまらないとずり落ちそうでした。でもラクして登ろうとしているので文句は言えません。
高尾山駅で降りると、見晴らしが良くてところどころ紅葉した樹々が美しく、山に来たという実感が。高尾山は天狗が住んでいるという伝説があり、天狗まんじゅうや天狗ドッグなどが売られています。
しかし売店は、ディズニーランドのチュロスかと思うくらい並んでいました。三福だんごというだんごが名物なのか100人くらいは並んでいました。そこまで並んでいなかった、素朴なごまだんごを購入したら今まで食べたどのだんごよりもおいしくて、しかも無料のお茶まであり、ありがたさで目頭が熱くなりました。
家族連れが多かったのですが、親が子どもに「ほら、言うこと聞かないと山に置いていくよ!」と叱ったりとか、「階段が怖い~」とお寺の階段をいやがる少女に対して「ふだん悪いことしてるからだよ!」と戒めるお母さんとか、高尾山を活用し、子どもをしつけている家族を何組か見かけました。高尾山という存在の大きさを思い知らされます。
薬王院も、ケーブルカー乗り場も大行列!
しかしどこも混んでいて、薬王院境内の、願いが叶う輪っかをくぐる列も40人ほど、お寺にお参りの列も50人位はいます。こんなにどこも混んでいるのなら早く下山しないと帰れなくなる、と焦燥感にかられ、お参り後、すぐにケーブルカー乗り場に進んだらすでに大行列が。
登山より楽しい!? 思わずドヤ顔になる「下山」
誘導スタッフの人に歩いても40分くらいで降りられると聞いたので、はじめて高尾山の自力下山に挑戦。1号路は全て舗装されており、坂はところどころ急でしたが、そこまで危険を感じることなく歩いて下れました。普通の革靴やヒールの女子もいるくらいです。
また、こちらはわりと余裕で下山していると、苦しそうな表情で登っている人々とすれ違います。一足先に下山している身としては、がんばってください、と心の中で応援しながらも、優越感をにじませドヤ顔になってしまう……。ねぎらいと満足感が入り交じったノーブルな微笑みを浮かべながら下山するのは楽しかったです。
登山よりも楽しい下山。景色を眺める心の余裕も残っています。行きはケーブルカーで帰りだけ下山するのも、大人のソロ活動におすすめです。ムリなく体力を省エネできて明日の仕事にも響きません。登山ブームの次は下山が来る、と予感した体験でした。
【おまけ】
〒193-0844
東京都八王子市 高尾町
高尾山口駅
〒193-0844
東京都八王子市 高尾町
高尾山口駅
※2015年12月時点の情報です。
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※本記事内の情報は2015年12月25日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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