調べてみると吉祥寺という街、ネコを扱った雑貨屋やネコがらみの店がけっこうあるようだ。また毎年この時期に「吉祥寺ねこ祭り」を催しているという。いろいろな商業・公共施設、ギャラリーなどでネコ関連のイベント(ワークショップや映画際)が行われている。
さて、いろいろなイベントが開催されている中、祭りのパンフでハッと目に留まったのが、「アムールヤマネコのダイチとユズキに会おう!」というキャッチコピー。いつか見てみたいと思っていた「ヤマネコ」が、なんと吉祥寺にいたとは! ちなみに祭りの時期とは関係なく、井の頭自然文化園に常駐とのこと。もっと早く教えてくれれば、毎週来てたのに!
「来た! いた! かわいい! 野性味-! 全然こっち向いてくれない。連れなくていいぞ、アムールヤマネコ! 」。檻との距離がありすぎてスマホのカメラじゃ限界があり、一眼レフを買っときゃよかったと後悔をした。仕方なく、檻に向け、植垣きの柵から手を思いっきり伸ばし、震える手で撮りまくる。
周りから声をかけちゃいけない人と思われているだろうとしても(好きな人の前ではこんな姿は見せられない、ああソロ活でよかった)、そこは勇気を振り絞ってネコに集中しなければならない。だって、ヤマネコだもの。ネコの祖先的なやつなんだもん。
園内にはこの他にも、ツシマヤマネコもおり、こちらはガラス越しで見ることができるが、これも物陰に隠れて中々カメラに収めるのが至難の業だった。すべて紹介してしまうと行ったときのお楽しみをなくしてしまうので掲載はしないことにしよう。そいつもまあかわいいのでぜひ見に行って欲しい。
ヤマネコを堪能して、街に戻る。ネコ祭りのスポットをいくつか廻ってみた。コピス吉祥寺では、「kissa kichijoji-猫のいる暮らし」展を開催。Eテレ「みいつけた!」のキャラクターデザインをしたイラストレーターの大塚いちおさんや、「Eテレ0655」「Eテレ2455」で『眠れねこねこ』などの作曲を担当している音楽家の近藤研二さんなどが参加し、ネコの絵や愛ネコの写真の展示していた。
そこで目にした子ネコの写真が非常に「けしからん」ものだった。近藤研二さんとこの「モイ」。純真無垢なつぶらな瞳、かわいすぎだろっ。
ちなみに、このようにかわいいネコに遭遇した時、ネコ好き者同士の間では「けしからん!」「犯罪だ!」「逮捕だ!」などと、抑えきれない高ぶる感情(愛情)を間違った日本語の使い方で表現することが多々ある。もし、とくにネコに興味のない人が、そんな場面に遭遇したら温かく見守ってやって欲しい。お願いしておく。
野性味のあるヤマネコと、ゆるふわのモイ、2つの対極的なネコの魅力に触れることができ満足し、帰り際、ちょっと一杯のつもりでハーモニカ横町に寄る。すると、ここでもまたネコものに遭遇。今度はネコの古本屋(ネコ祭り期間中期間限定の出店)。こんなにネコの本があるのかという、なかなかの品揃えだった。しばらく物色してネコの切手を購入。
ヤマネコが在住していたり、ネコ祭りまでやっちゃたり、地域ネコの保護活動をする人たちがいたり、今回は廻れなかったがネコ雑貨専門やネコ好きのオーナーの店があったり、ネコ推しの街「吉祥寺」、まだまだネコ偏愛のソロ活で掘り起こしがいのありそうだ。
〒180-0005
東京都武蔵野市 御殿山1-17-6
吉祥寺駅
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※本記事内の情報は2015年10月23日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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