150年愛され続ける、伝統の味。フワフワなうな重で贅沢ランチ
まず、1軒目にご紹介するのは、神楽坂の老舗「志満金」。創業から150年、変わらぬ伝統の味で愛され続けている「うな重」を食べることができます。飯田橋駅B3出口を出ると、道路を挟んだ目の前にあるのでアクセスも抜群!
開店から閉店まで、同じメニューを頂くことができるので、遅く起きた休日も安心です。店内に入ると、着物の店員さんが案内してくれました。着物姿がお店の雰囲気にぴったりでステキ。店舗に入った瞬間から気分が上がります。1階と2階はテーブル席、2階には予約専用の個室もあり、掘りごたつの座敷席で小宴会を楽しむこともできるのだとか。3階には貸切専用の大広間も用意されているので、大人数での宴会も楽しめるそう。
今回は1人なので、2階のテーブル席に案内してもらいました。
席からは神楽坂通りが見下ろせます。外を見ていると、やっぱり外国の人も多いなぁなんて、和の空間にいながらも異国情緒を感じることができました。
今回注文したのは、うな重の「寿」(3,456円)。一人なので、周りを気にせず自分の好きなサイズを選べるのが良いですね。うなぎの仕入れ状況によっては、その日に無いメニューもあるので、注文時に確認しましょう。
150年という歴史に身を馳せながらワクワクして待っていると、気品のある器に入ったうな重が運ばれてきました!
ここからはうなぎと向き合う時間です(笑)。
ふたを開ける瞬間、早くも気分は最高潮!
ぱっかーーん!
蓋を開けた瞬間、鰻のいい香りが立ち込めます。
そして見てくださいこのツヤ!
箸を入れるだけで、うなぎのふんわり感が伝わってきます。
口に入れてびっくり。うなぎがとってもふわふわ!タレが絡んでなんとも美味です。伝統のタレは、甘すぎずさっぱりとしていて、いくらでも食べられそう。国産コシヒカリは、うなぎとの相性ばっちり。白焼きと蒸し焼きをしっかりとやることで、こんなにふわふわになるのだとか。職人さんに感謝です。
漬物のきゅうりの糠漬けは、お店の手作り。歯ごたえもよく、口の中がとっても爽やかになります。漬物のファンがいるほどなのだとか。
そしてもう一つ驚いたのがこちらの山椒。
そう、こちらの山椒、緑色をしています。これ、山椒だよね? と一瞬迷ってしまったほど。これは、生山椒の比率が高いから緑色をしているのだそうです。なるほどー。勉強になりました。お味も、ピリッと辛みが効いていて、山椒の風味が豊かに香ります。味がしまって、山椒をかけても美味しい!
脂ものっていて、ふわふわジューシーなうな重。最後の一口まで美味しくいただきました。
おいしいうなぎをお腹いっぱい食べて、幸せな気分になっていたら、なんともう一つ嬉しいサービスが。
これは嬉しい!普段お抹茶をいただく機会が少ないので、なんだか優雅な気分になりました。本日のお茶菓子は、卵白と木の実を混ぜて焼いたお菓子で、こちらも大変おいしかったです。
店内は15時過ぎということで、比較的静か。ゆったりとした時間が流れます。日々バタバタすごしていると、このような時間って意外と貴重なんですよね。お茶と和菓子を頂きながら、一人の時間を噛みしめます。
ほっこりした幸せな気分になりました。
たまには一人、ゆったりきままに、こんな贅沢な味と時間を楽しむのも良いですね!
志満金
所在地:東京都新宿区神楽坂2-1
電話番号:03-3269-3151
最寄駅:飯田橋
パリの街角に訪れた気分でクレープ&シードルで乾杯!
神楽坂と言えば、“東京のフランス”と呼ばれている街。路地裏を歩けば石畳が続き、フランス料理店巡りも楽しめます。そこで、お次にご紹介するのは、フランス北西部・ブルターニュ地方の味をいただけるクレープリー「ル ブルターニュ 神楽坂」をご紹介します。
神楽坂に本店を構えるこちらは、来年20周年を迎えるそう。ブルターニュ地方出身のオーナーが、本場のクレープを日本人に食べてほしいという思いで開いたそう。
さあ、パリに訪れた気分で参りましょう!
店内もフランスのクレープリーの雰囲気。カフェのようにカジュアルに利用できるから、ソロランチにぴったりです。営業時間中はずっと、グランドメニューをいただけるので、15時過ぎでもしっかりと食事をオーダーできるんです。
この日、オーダーしたのは、土日祝日の11時30分~17時限定のお得なメニュー「ムニュー ド ブルターニュ」(2580円)。
オーダーすると、オープンキッチンからジューッとクレープを焼くいい音が聞こえ、バターのいい香りが漂い始め、食欲が刺激されます。休日はやっぱり、丁寧に作られる美味しいランチをゆったりいただきたいですよね。ここに来てよかった!
そば粉100%のクレープはパリッとしているのに、食べるとしっとりとした生地が最高に美味しい! 塩と水と粉だけのシンプルな料理だけに、料理人の腕と素材の良さがよくわかる料理なのだとか。こちらでは、フランスから持ってきた鉄板を使い高温で焼き上げるそう。中のチーズはグリエールチーズとマリボチーズをミックスしたオリジナル。濃厚なコクがあり、とろりととろけるチーズと、旨みたっぷりのベーコンに、黄身のとろみやトマトの酸味が相性抜群。
りんごのお酒・シードルは、甘口、辛口、オーガニックから選べるのも嬉しい。
そして、休日限定のこちらのセットにはなんとデザートのガレットも付くんです。
濃厚な自家製の塩バターキャラメルソースをかけたクレープは、至福の味わい。温かいクレープに冷たいバニラアイスがよく合い、自宅では決して味わえない美味しさに感激。休日家でゴロゴロしていたら、絶対に出会えない味でした。
人気店だけに土日のランチタイムは行列ができるほど混むこともあるそう。でも、15時以降は比較的空いているそうなので、一人でゆっくり過ごしたい人はむしろこの時間を狙うのが良さそうですよ~。
店内では、ブルターニュ地方のバターキャラメルやビスケットの販売もしています。ちょっとした手土産や自分のおやつに買っていくのもいいかも。パッケージがとにかくかわいいんです!
ルブルターニュ 神楽坂
所在地:東京都新宿区神楽坂4-2
電話番号:03-3235-3001
最寄駅:牛込神楽坂
神楽坂で南イタリア料理をいただくならこちら! 駅から徒歩2分の1軒家
神楽坂で極上のパスタが食べたくなったら、迷わず駆け込みたいのが1軒家イタリアン「ラ・タルタルギーナ」。本場で修業をしたオーナーシェフが作るパスタやドルチェは、見た目も美しく、食べればハッピーな気持ちに。
カーチョリコッタチーズをたっぷりかけていただくオレキエッテは、モチモチとした触感と素材の甘さ、チーズのうまみが口の中で交じり合い、至福のひとときを提供してくれます。
イタリアの街角にあるトラットリーアのような、気の置けない雰囲気のお店だから、一人でも入りやすいのがソロランチにぴったり。土日祝日は15時30分ラストオーダー、16時までランチタイムだから、ワインと共にゆったりランチを楽しめます。
ラ・タルタルギーナ
所在地:東京都新宿区赤城下町33-24
電話番号:03-6265-3146
最寄駅:神楽坂
神楽坂はフランスを感じるお洒落さと、神社の門前町として栄えてきた昔の香りを併せ持つ、魅力溢れる街。チーズ屋さん、パン屋さん、パティスリー、オイル専門店など、食通な人をうならせるショップも多く、歩いているだけでも楽しいです。「志満金」「ル ブルターニュ 神楽坂」は、グルメな人をうならせる店でありながら、ひとりでも入りやすいのも高ポイント。どちらも、ランチタイムは混み合うけれど、ソロ利用をするなら、敢えて混んでいるランチタイムをはずして訪れるのも裏ワザとしてよさそう。街歩き+遅めのランチの組み合わせで、ゆっくり神楽坂巡り、なんていうのもおすすめですよ!
※2015年9月時点の情報です。メニュー、価格等は変更になる場合があります。
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※本記事内の情報は2015年09月15日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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