顔ハメ天国か地獄、日本

▲東京駅の銀の鈴付近にて、脇見運転。あんなに人がいるところにも置かれる事があるのです

▲東京駅の銀の鈴付近にて、脇見運転。あんなに人がいるところにも置かれる事があるのです

何と言っても日本は顔ハメ天国か地獄なので、全国津々浦々にやたら設置されている上に、顔が足りないペースで増え続けておりまして、ライフワークとして追い続けるにも格好の的。観光地とかによくあるよねなどとは、今は昔。


最近は都内の観光名所でもなんでもないところに、バンバン設置されては消えていっていますので、今度の週末何しようかな、なんて悩まずに済みます。期間限定の看板がやたら増えてきていますので、悠長に構えている暇があまりありません。

一人顔ハメの魅力と心得

▲天丼の顔はここだったんだなと。ハマりがよいと妙に納得出来ます

▲天丼の顔はここだったんだなと。ハマりがよいと妙に納得出来ます

一人飲みや、一人旅などに必要なのは最初の一歩を踏み出す勇気と行動力ですが、一人で顔ハメ看板にハマるのに必要なのは、カメラと三脚です。三脚をセットし、カメラを準備、セルフタイマー10秒で、裏に回って顔を出す。一人中腰でハマってる時の緊張感と、何とも言えない高揚は、一度やったらクセになります。ハマります。


また、なるべく他の人の迷惑にならないようにハマるということも重要なポイントです。今後の一人顔ハメライフをエンジョイするためにも、あまり不審に思われないよう心がけましょう。

▲完全に子ども用。身体が悲鳴をあげるまで捻りながらハマると、達成感しかありません。

▲完全に子ども用。身体が悲鳴をあげるまで捻りながらハマると、達成感しかありません。

三脚を持ち歩かずとも、そこら辺にいる人に頼んで撮ってもらうことも可能は可能なのですが、あまりおススメできません。顔ハメ看板の、その社会的にふざけたポジションから云って、まず9割方テキトーにシャッターを切られます。

全体が写るようにとお願いしても、顔のアップを撮られたり。三脚携帯前の黎明期に、何度か悔しい思いをしました。作品として生涯残りますので、お気を付けください。

一人でハマる達成感

▲立体的な顔ハメ看板もたまにあります。これは手も出せるタイプ。

▲立体的な顔ハメ看板もたまにあります。これは手も出せるタイプ。

一人でやっても楽しいとか以前の問題で、そもそも全くの一人でやることを想定して作られていないものですので、一人だとハマりに行った先で様々な困難に立ち向かわなければいけないということも、魅力の一つに数えられます。二人三人だと何のことはないおちゃらけた行為ですが、一人でやるだけでこんなに面倒くさいんだと痛感します。でもその分達成感があるんですね。

▲秋葉原にはしょっちゅう看板が新設されるのですが、だいたいメイドかアニメモチーフ。それでも一人でハマらなくては。

▲秋葉原にはしょっちゅう看板が新設されるのですが、だいたいメイドかアニメモチーフ。それでも一人でハマらなくては。

特に達成感を感じるのが、サイズが小さめだったり、シェイプが厳し目の看板などにはみ出ずにハマれた時です。人に撮ってもらうと、「右肩がちょっと出てるよ。」などとナビゲートしてもらいながらハマれるのですが、全くの一人でビシッと顔だけ出してハマれた時は、何か特殊な能力が自分にはあるんじゃないかと錯覚してしまう心地よさです。



ハマる阿呆に撮る阿呆。どちらも自分です。さぁ、一人行動の極北、顔ハメ看板に一人でハマりに出掛けようではありませんか。

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2015年04月06日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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