トリュフの香りは脳髄に響いてくる。 牡豚のフェロモンの匂いだと小耳にはさんで、微妙な気持ちなのだけれ...

Date2016/01/05

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トリュフの香りは脳髄に響いてくる。 牡豚のフェロモンの匂いだと小耳にはさんで、微妙な気持ちなのだけれ

トリュフの香りは脳髄に響いてくる。
牡豚のフェロモンの匂いだと小耳にはさんで、微妙な気持ちなのだけれど。

「おいしい」は文化、経験、舌の訓練、記憶、そして本能が
混然一体となって生みだす体験である。
食べものの香りもそうで、
幼年時代の私にトリュフの匂いをかがせても
たぶん夢中になったりはしなかったはず。

ビストロ・ルセットは自家製シャルキュトリーを得意とする
洗練されてはいても気取りのないお店。
季節のメニュー、黒トリュフのリゾットのお皿の中でも
どっさりスライスされた黒トリュフの陰で
細かく刻まれた自家製ベーコンの脂が、いい仕事をしている。

脳に沁みわたるこの香り!
顔を近づけなくても、たちのぼる湯気が黒トリュフの存在を知らせ、
すべてを黒トリュフ色に染め変えていく。

翌日になってもトリュフの幻がちらつくので
愛用のル・クルーゼでシンプルなリゾットを作って
トリュフ塩をひとつまみ、ぱらりと振り、
イタリア産の瓶詰「マッシュルームとトリュフのペースト」をたっぷりのせてみた。
なかなかの再現率で、初回にしては満足している。

今回紹介したスポット

bistro Le Sept

TEL.03-3474-8278

  • 東京都品川区南品川2-10-6 中台ビル1F
  • 月~金 ディナー:17:00~翌1:00(L.O.24:00) 土 ディナー:16:00~24:00(L.O.23:00)
  • 毎週日曜日

場所青物横丁

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川口葉子

川口葉子さん

東京在住

プロフィール

喫茶時間を愛するライター。カフェについての著書多数。様々なメディアでカフェやコーヒー特集の監修、執筆を手がける。

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