港区立みなと科学館 2026 夏の企画展が開催。
本企画展では、港区の身近な海を入口に、標本、模型、映像、体験展示を通して、さまざまな環境にくらす海の生きものの多様なカタチと、そのカタチが生き方や環境とどのように関わっているのかが紹介されています。海には「どうしてこんなカタチなんだろう?」と不思議に感じる生きものが数多く生息しています。横に大きく広がった頭や飛び出した眼、耳のように見えるヒレなど、その特徴的な姿には、それぞれの生き方を支えるさまざまな工夫が隠されています。
会場では、全長5メートルを超える世界最大のエイの仲間・オニイトマキエイの実寸模型が展示されるほか、本企画展に合わせて制作された、透明な頭部の中に目をもつ深海魚デメニギスの拡大模型、本来の色彩や質感を残したメンダコの色彩保存標本など、日ごろ目にする機会の少ない海の生きものが展示されます。
会期中は、本企画展監修の茂木正人氏、イラスト制作のきのしたちひろ氏をそれぞれ講師に迎えての講演会が開催されるほか、関連イベントも多数開催予定です。子どもから大人まで、海の生きものの多様な“カタチ”に驚きながら、その姿に込められた意味や環境とのつながりに思いを巡らせる企画展です。
<展示構成>
夏の企画展「海の生きもののカタチ」は、「プロローグ 海の生きもののカタチの色々」「本編 この形、何のため? ~海の生きもののすがた~」「エピローグ もっと知りたい、伝えたい」の3つの章で構成されています。
◆プロローグ 海の生きもののカタチの色々
港区から見える東京湾の先には、どのような海の世界が広がっているのでしょうか。みなと科学館のある港区の目の前には、比較的浅く広い東京湾が広がっています。プロローグでは、その身近な海を入口に、浅い海から広い海、深い海へと視野を広げながら、海の世界にはさまざまな環境が広がり、多様な“カタチ”の生きものがくらしていることが紹介されます。
また、海洋イラストレーター・きのしたちひろ氏による海洋断面の大型グラフィックを通して、海の世界の広がりや生きものの姿をたどります。海の生きものたちのさまざまな“カタチ”は、海の中でのくらし方や周囲の環境と深く関わっています。「なぜこの形なのだろう」という視点を持ちながら、海の生きものの世界を見つめてみましょう。
◆本編 この形、何のため? ~海の生きもののすがた~
光がほとんど届かず、獲物に出会う機会も限られる深海には、想像を超えるような姿の生きものがくらしています。本エリアでは、デメニギスやフウセンウナギ、メンダコ、コウモリダコ、ボウエンギョ、ミツクリエナガチョウチンアンコウなどが展示され、深海という特殊な環境でくらす生きものの多様な“カタチ”が紹介されます。さらに、ホネクイハナムシや鯨骨生物群集のコラム展示、ピンポンツリーカイメンやコトクラゲなどの映像展示も通して、深海の知られざる世界に迫ります。
◆エピローグ もっと知りたい、伝えたい
展示を通して出会った海の生きものの不思議な“カタチ”には、まだまだたくさんの発見が隠されています。エピローグでは、海の世界への興味や探究心をさらに広げながら、企画展を締めくくります。
会場内には、海の生きものにまつわる意外な知識や驚きの生態を紹介する「海洋生物豆知識」のミニカードが点在して掲示されます。展示を巡りながらミニカードを探すことで、海の世界に隠されたさまざまな発見を楽しめるほか、展示全体の回遊性を高める仕掛けにもなっています。
また、「気になる海の生きもの人気投票」では、企画展で出会った海の生きものの中から形や姿が気になったものに投票することができます。どの生きものに心をひかれたのかを振り返りながら、それぞれの“カタチ”や魅力について改めて考えるきっかけとなります。
さらに、海の生きものや海洋環境に関する本を集めた図書コーナーでは、展示を通して生まれた疑問や興味をもとに、さらに学びを深めることができます。展示で得た発見や疑問を振り返りながら、海の生きものたちの多様な“カタチ”に触れ、「なぜこの形なのだろう」という視点で、生きものへの興味や理解をさらに深めてみましょう。
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