トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~

  • 2026/07/03(金) ~ 2026/09/27(日) ※休館日、開館時間、入場料など詳細は決まり次第、公式サイト等で発表されます。
  • 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
  • 虎ノ門ヒルズ駅
    展示・展覧会
  • トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~_1

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    《スペキュラー》2021年、本展のための展示スケッチ

  • トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~_3

    左:《空(くう)》の映像からの静止画、2000年、 デヴィッド・ボウイ、グレン・ブランカとの共作、Courtesy : Tony Oursler Studio、右:《空(くう)》(東京版)のための習作、2000-2026年、 デヴィッド・ボウイ、グレン・ブランカとの共作

  • トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~_4

    《ロック 2、4、6》 2010年、展示風景: 「Tony Oursler: Black Box」展、高雄市立美術館(台湾)、2021年、Courtesy:Tony Oursler Studio

  • トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~_5

    《計り知れないもの》 2015-2016年、展示風景:ニューヨーク近代美術館、2016年、Courtesy:Tony Oursler Studio

  • トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~_6

    トニー・アウスラー Tony Oursler(1957年-)

マルチメディアアートの巨匠、日本初の大規模個展「トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~」がTOKYO NODEにて開催決定!

トニー・アウスラー(1957年-)は、映像、彫刻、音、光、言葉を組み合わせた不可思議な没入型インスタレーションで知られるアーティストです。映像インスタレーションやプロジェクションマッピングといった立体物に映像を投影する表現スタイルを切り開いたパイオニアであり、イメージと物語、テクノロジーと人間心理、ビリーフシステム(信念)、そして社会の複雑な関係を鋭く問い続けてきました。

アウスラーの作品世界は、ポップ・カルチャーやサブカルチャーから、科学、陰謀論、宗教、超常現象、宇宙に至るまで、多様な領域へ広がります。詩的なまなざしとユーモアを通して、データの流れや監視システム、霊や信号といった現代社会における「見えないもの」への欲望と不安を映し出し、観る者の感覚を通じた思索の旅へと誘います。

本展では、現代美術家のジム・ショーも参加した初期作品《プライベート》(1994-1997年)や《スペキュラー》(2021年)などの主要作を通覧するとともに、制作開始から四半世紀を超えて作品化される未発表作、そして本展のためのサイトスペシフィックな最新作などを発表します。加えて、アウスラーの創造の源泉でもある、科学、魔術、未確認現象などの約3,000点に及ぶ彼の収集資料の中から、今回のために厳選されたアーカイブ資料も展示されます。

近年、AIや監視技術、生成メディアの発展により、私たちの知覚や信じるものは大きく変化しています。同時に、スピリチュアルや未確認現象への関心も高まっています。こうした状況のなか、「テクノロジーと霊知のはざま」を見つめてきたアウスラーの作品は、今私たちに重要な問いを投げかけています。本展は、魔術、メディア、アート、テクノロジーに関心を持つすべての人に、刺激的な体験をもたらします。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

【本展の見どころ】

■マルチメディアアートの第一人者の代表作が一堂に会する日本初の大規模個展
日本を含む世界中の現代アートシーンを牽引してきた世界的巨匠の日本初の大規模個展。《プライベート》(1994-1997年)や《ダスト》(2006年)、《ロック2、4、6》(2010年)、またパルク・デ・アトリエ(アルル、フランス)およびルマ・ウェストバウ(チューリッヒ、スイス)のためにルマ財団の委託により制作され、現在はニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されている《計り知れないもの》(2015-2016年)、さらに初公開の新作など、初期から現在までの代表作を網羅的に紹介します。出展作品の半数以上が、日本初公開です。

■デヴィッド・ボウイとの共作を、四半世紀越しに初めて作品化し、世界初公開
アウスラーは、現代美術家マイク・ケリー、ミュージシャンのキム・ゴードン、作家でありパフォーマーのコンスタンス・デヨング、映像作家のトニー・コンラッドといった現代を象徴する数多くのアーティストやミュージシャンと共作を重ね、常にジャンルを超越した作品を生み出し続けてきました。その中でも、世界的音楽家デヴィッド・ボウイおよび作曲家グレン・ブランカと2000年から共同で制作を開始していた《空(くう)》(2000年)を、本展で初めて作品化。世界初公開します。

■天井高15mの大空間を存分に活かした、本展のための新作を制作中
TOKYO NODEの天井高15mに及ぶドーム型のギャラリースペースを活かしたサイトスペシフィックな大型の新作《キメラ》(2026年)を制作中。アウスラーがこれまでに収集・研究してきた都市伝説とされる生物や未確認生物の資料などをベースに、日本と世界のさまざまな「キメラ」が⻁ノ⾨の上空に出現します。

【展示作品(一部)】

《スペキュラー》(2021年)
暗闇の中に浮かぶ大小さまざまな「眼」の玉のインスタレーション。鑑賞者は巨大な「眼」の群れに囲まれ、その表面に映り込むメディアの断片を目にするとともに、覗き見られる体験と鑑賞者自身が見る体験の循環を経験します。本作品は、現代の視聴文化における鑑賞者の位置を問う作品です。アウスラーにとって「眼」は重要なモチーフであり、彼は「眼」とは、私たちがイメージや物語を消費し続ける飽くなき欲求の象徴だと語ります。1995年から「眼」というモチーフを探求し続け、そのテーマと表現技法を常にアップデートさせてきた現在進行形のプロジェクトです。

《空(くう)》(2000年)(東京版)
本作は、アウスラー主導のプロジェクトであり、モノリス(巨大な石柱)にデヴィッド・ボウイによる語りのパフォーマンス映像を投影し、エレキギターを駆使したスタイルで知られる作曲家グレン・ブランカによる特別な音楽を融合させた作品です。「終わりのない音の構造体」として構想された本作は、アウスラーによる詩的なテキスト、音楽、パフォーマンスを絶え間なく再構成し続け、重層的かつ変容し続ける体験を生み出します。映像自体は2000年に撮影されたものですが、《空》が完成した作品として完全に具現化され、展示されるのは本展が初となります。

《ロック2、4、6》(2010年)
心理学にも強い関心を持つアウスラーが心理学実験に着想を得て制作した、最も野心的なメタ=インスタレーションの一つ。多種多様なの平面で緻密に構成される層に投影する映像と、ドラァグ・パフォーマーやその他の典型的なキャラクターたちのささやき声によって、鑑賞者はどのように知覚や誤認識を形成するかを探求します。液体がこぼれ、タバコの煙が漂い、スクラッチカードは際限なく外れ…意志、恐怖、強迫観念、そして自己の脆弱な構造を問いただすことになるでしょう。

《計り知れないもの》(2015-2016年)
この⻑編映像インスタレーションは、手品師や作家、神秘思想家、そしてアーティスト自身の家族らが織りなす、実話に基づきながらも信じがたいような物語です。シャーロック・ホームズ』の著者コナン・ドイル、伝説的な脱出王ハリー・フーディーニ、霊媒師のマージェリー、そしてアウスラーの祖父母といった登場人物を、キム・ゴードンやジム・フレッチャーをはじめとする、アーティストやミュージシャン、パフォーマーなど多彩なキャストが演じています。本作は、その内容にふさわしく、19世紀の錯視技法「ペッパーズ・ゴースト※」を現代的に解釈した3D映像として投影されます。
本作は、アウスラーが収集してきた心霊写真、手品の道具、疑似科学そして一族の遺品などのコレクションとともに展示されます。ユーモアとシュルレリスムを交えながら信じることとイメージの真実性との不合理な関係を考えさせる作品です。
※半透明の板ガラスと特殊な照明技術により、「幽霊」のような実体のない映像を浮かび上がらせる視覚トリック

※内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

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基本情報Info

※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。

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