旅するパンマニアがナビゲート!
1万個以上のパンを食べ歩いた旅するパンマニア、片山智香子です。今回は「神奈川でデニッシュを食べるならココ!」という平塚のお店をご紹介します。
バターの芳醇な香りがたまらない!手土産にも◎なデニッシュ/PAIN BON CORNET
何重にも重ねた層からあふれ出るバターなどの味わいはもちろん、デニッシュには見た目の美しさも求めている私。そんな中、焼き色しかり、層の美しさしかり、パーフェクトとしか言いようがなく好みのデニッシュに出合ってしまったのでぜひともご紹介させてください。
2014年11月にオープンした「PAIN BON CORNET(パンボンコルネ)」は、店主の神谷さんが製造、陳列、販売と全て一人でこなしています。平塚の閑静な住宅街にあり、このお店だけぐっと落ち着いたフランスの田舎町のような雰囲気。
扉をあけると、デニッシュはもちろん、ハード系から菓子パン系まで幅広く、50種類のパンが並んでいます。ふっと、横に目をやるとイートイン席があり、こちらのインテリアも素敵。皿や絵画や小物、パンを陳列するものなど、フランス旅行で購入されたものも多いのだとか。「この雰囲気の良さに共感してくださるお客様とインテリアの話をするのも楽しい」のだと神谷さん。
もともとパン職人というわけではなかった神谷さんがパン屋を開いたきっかけ、それは「パンを食べることが大好き」という気持ちから。20代の頃は色々なパン屋、特に関西には何度も行きスーツケースいっぱいにパンを購入する旅にで出たこともあるほど。ただ、なかなか自分の理想のパン屋がなくて、それならば自分で作ろう!と、そこからパン作りを学び始めたのだそうです。
大人気で早々に売り切れてしまうこともある「青森りんごデニッシュ」(250円)。さっくりした生地の中にはごろっとカットしたりんごがたっぷり。噛むごとにバターの芳醇な香りが口内に広がり、しゃっきりとした食感の残るりんごの甘みと、ほんのり感じる酸味と、シナモンのマリアージュ。手土産に買う方も多いみたいです。
見た目の美しさに惹かれて購入した「デニッシュショコラ」(190円)。芸術的な層のフォルム、ちょこんと見えるフランス産バトンチョコ。見た目を裏切らないザクザク食感で、丁寧に折り込まれた発酵バターのコクと甘さ控えめなチョコとの相性が最高でした。
そして、人気ナンバー3なのがこの「クロワッサン」(180円)。こちらは持ち帰って食べたのですが、焼き色が濃く、時間が経っても端っこのカリカリっとしていて、バリサク食感が健在。それでいて中の部分はしっとり。このコントラストがたまらなく美味しいのです。
最後に、お店への行き方なのですが、平塚と大磯の間にあり駅からは約2kmという場所なので、車で行くか平塚駅南口から出ている西海岸行きのバスを利用した方が良さそう。下花水橋停留所で降りると本当に目の前にお店がありますよ。
〒254-0825
神奈川県平塚市撫子原 12-32
平塚駅
〒254-0825
神奈川県平塚市撫子原 12-32
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※本記事内の情報は2023年02月09日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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