年間600杯ラーメンを食べる、ラーメン女子がナビゲート!
年間600杯ラーメンを食べるラーメン女子、森本聡子です。今回は「都内で女性店主がいるラーメン店に行くならココ!」というお店をご紹介します。
創業100年以上...四代目女将が振る舞う“ラーメンとお粥”/味の萬楽
今回ご紹介するのは「海外からのお客様もwelcome!神接客の女将が作るラーメンとお粥セットが美味しい」というお店。
平日のお昼に時間ができた!と思えば必ず頭に浮かんでくるのが、こちらの「味の萬楽(アジノマンラク)」(以下、萬楽)。
実は100年超えの超老舗なんですが、全くそう感じさせないのが萬楽のすごいところなんです!
御茶ノ水や秋葉原からは徒歩圏内。外壁はサーカスを思わせるような赤と白のシマシマ模様になっており外観からもハッピーオーラが漂っています。一粒万倍日に新調したばかりだという暖簾があなたの来店を待っていますよ♪
いらっしゃいませ〜!こんにちは〜〜!おかえりなさ〜い!行ってらっしゃい〜!と、バリエーションはさまざまなのですが、この町一番の明るい声で挨拶してくれるのが名物女将である古室真由美さんです。
厨房から外が見える設計えため、帰り道を歩く子どもたちにも毎日挨拶をしているそう。また海外のお客様が来てもしっかりと伝わるようにハキハキと対応されていました(よく見ると券売機にも英語表記が)。
絶品のラーメン&お粥セット
さて、入店したら食券を購入しましょう。ラーメン屋さんにお粥があるお店はかなり珍しいですね。
わたしのオススメは「ラーメン・小がゆセット」(1,200円)です。食は細いけれど色んな味を試したい人も安心のミニサイズ。しっかり食べたい方は「チャーシューおかゆ」「海鮮おかゆ」「とりおかゆ」「ピータンおかゆ」の"通常サイズ"もありますのでどうぞ!
ワンオペレーションのため先に出てくるのはお粥です。味付けはラーメンにも使っているスープ、干し貝柱、干し海老、生姜、塩です。米の上には揚げワンタンがのっており、油分が加わるため程良いサクサク触感がアクセントとなります。
このままでも十分美味しいのですが、味変アイテムも使ってみましょう。腐乳・チリソース・赤酢の3点セットを出してくれるので自分好みに調整しながら食べていきます(腐乳とは、豆腐に麹をつけ塩水中で発酵させた中国食品のこと。ほんのりと甘みがあります)。
この腐乳とチリソースは相性がとっても良いので好みで足していきます。最後にお酢をひとまわしほど入れてさっぱりさせるのもGOOD。つけ麺でいうとつけ汁の流儀みたいで面白いですね。
お粥の食感としてはサラサラとトロトロの間でありそうでないタイプ。以前よりも美味しくなった気がしたので聞いてみると"コロナ禍に色々考えて干し貝柱を少し良いものにブラッシュアップ"されたとのこと。
ラーメンも豊富な種類があります。わたしは醤油・みそ・冷やし中華(夏季限定)をよく食べていますが、女将に人気メニューを伺うと餡掛け醤油味の「もやしそば」なんだとか。
まずはノスタルジックな佇まいの「醤油ラーメン」。生醤油を使ったスープには丸鶏・モミジ・ゲンコツ・香味野菜も入っており、心の底からホッとする味わいです。高級中華麺の製造メーカー「豊華食品」の中太麺はぷりぷりでとっても美味しく啜りやすいのが特徴で、チャーシューは皮付きの豚バラ肉を使用。大きさはその日によって違うので、大きいとちょっと嬉しくなるのはココだけの秘密。
数種のお味噌にニンニクや挽肉などを加え、中華鍋で練るように作られているスープが特徴の「みそラーメン」もオススメです。
新しいお店が増え続けていくラーメン業界、愛しているお店ほどずっとあるとは限らないと日々感じます。あと何年食べられるのかな?と考えるとちょっぴり寂しい気持ちになってしまうのが名店というもの。だからこそ、定期的に通い続けることこそが、ラーメン店を愛する私たちにできる最善の方法なのかもしれません。
暖簾の重みも何のその!100年超えの超老舗を引き継ぐ女将は、今日も東京一のハッピーオーラで営業中。
味の萬楽
所在地:東京都千代田区外神田2-3-9
電話番号:03-3251-0213
最寄駅:御茶ノ水
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※本記事内の情報は2022年11月28日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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