名前が個性的!南千住にあるローカルな商店街「ジョイフル三の輪」へ

遠方へのおでかけよりも家の近くで過ごすことが多くなった昨今。近所の商店街を中心とした“昔ながらの街並み”も、カメラを持って訪れると“レトロカワイイ”発見があるかもーー。
そこでレッツエンジョイ東京では「レトロカワイイ 商店街すなっぷ」と題し、3人の女性が都内の商店街を訪れ、それぞれの視点から“レトロカワイイを探す”連載を実施。全3回にわたってレトロな商店街の魅力をお届けします。
第3回目は昭和好きの平成生まれ・阪田マリンさん。中学生の頃から昭和レトロが大好きで、普段から80年代のバブリーな衣装を着こなす阪田さんと一緒に「ジョイフル三の輪」を訪れ、"レトロカワイイ"スナップ写真撮影会を楽しんできました!
【1】路面電車と並行に延びる商店街で、レトロカワイイ花屋を発見!

こんにちは、阪田マリンです。今回やってきたのは南千住にある三ノ輪銀座商店街、通称「ジョイフル三の輪」。都電荒川線・三ノ輪橋駅からすぐの、昭和レトロな商店街です。都電荒川線には今都内では珍しい路面電車が走ります。

都電荒川線の線路と並行に延びる「ジョイフル三の輪」の入り口は、電車のイラストが描かれた箇所だけでなく、至るところにあります。こちらは別の入り口からの風景。「ジョイフル三の輪」の文字も、昭和レトロな喫茶店やスナックの看板のような雰囲気でたまりません♡

商店街を入ってすぐ、まずは提灯がレトロカワイイ釜めしや「釜飯 玄」をハッケン!中はカウンター席もあってお酒を飲むにも良さそう。今回は営業時間外ということで、外で撮影を。


暖簾をくぐって・・・・決めポーズ!


「玄」から少し歩くと、レトロかわいすぎる看板のお花屋さんが!
営むのはスタイリッシュな服装の2人の男性店主さん。 お供え用の仏花をメインに扱ってるみたいです。美しい花々と一緒にパシャリ。


こちらは一際混み合っている、お惣菜のお店「とりふじ」。焼き鳥など鶏肉を使った総菜が多いけれど、フライなどの揚げ物やサラダの種類豊富で、ここだけで夜ごはんの準備が済んじゃいそう!近くにあったら毎日通います、ぜったい(笑)。


これも食べたいけど、これも迷うな~なんて考えて「オススメありますか?」と尋ねたら、どれも人気だよって店主さん。余計に迷ってしまいます!(笑)
揚げてるところ見る?って声を掛けてくれて、特別に中に入れてもらいました(笑)。優しくて愉快な店主さん、ありがとうございました!最後にツーショットで記念撮影。
【2】赤いバブリースーツを身にまとう理由は・・・

実は私、大坂在住の大学生で、東京に来るのも久しぶりなんです。大阪だと「新世界」にアーケードのあるレトロな商店街があって、「ジョイフル三の輪」はそこと少し雰囲気が似ているかも。
そして、私がどうしてこんな真っ赤なスーツを着ているのかと言うと・・・昭和のバブリーな雰囲気がとてもカワイイと感じたから!私、平成12年生まれだけれど、中学2年生の頃おばあちゃんの家でチェッカーズのレコードを聴いて以来、“昭和”が大好きなんです!


音楽や映画から昭和にハマって、とくに「ビー・バップ・ハイスクール」を観てからはヤンキーに憧れて、制服のスカートを長くして履いたりしていました。友達はみんな短くしていたけれど、自分が好きなことなので周りの目は気にならなかった。
昭和が好きな理由は、自分の周りにはないものばかりで、逆に新鮮で新しく感じるから。それこそ私が今日着ているバブリースーツの肩パッドが入っている感じも「こんなのあるんや。めっちゃかわええ!」って、初めて見たとき衝撃を受けました。こんなにカワイイものがたくさんあるなんて、昭和の時代を生きた人たちズルい~!ってずっと思っています(笑)。
【3】80年続くレトロなパン屋に、レトロポップな銭湯も!

「とりふじ」から少し進むと、サインポールがくるくる回る美容室を発見。カット1,000円、シャンプー500円・・・とっても安い!店内入口には券売機があり、メニューを選んで券を買う仕組み。券売機のある美容室、初めて見ました。

2つ隣のお店に、レトロカワイイ看板が!「パンのオオムラ」は、今の店主さんのおじいさんの代から80年愛されるお店。


甘いパンと惣菜パンが半々くらい並んでいたけれど、なかでもコロッケパンやカツサンド、ハムカツサンドが人気なのだとか。
ということで私もコロッケパンを購入!お供にフルーツオレをぐびぐび。紙パックの飲み物は、レトロより先に高校にあった自販機を思い出して、懐かしくなっちゃった(笑)。

商店街のちょうど真ん中あたりまで来ると、青とビビッドなオレンジで矢印のような模様がデザインされた建物が。
何ココ!レトロポップでカワイイ~!と興味津々で近寄ると、なんと銭湯だそう。この日は「すだち湯」の旗が掲げられていました。



銭湯の靴箱も、すべて木造り。足元のタイルもカワイくて、レトロ好きにはたまらない場所です♡
併設されているコインランドリーも広々。ここで洗濯が終わるのを待ちながら、街ゆく人たちを眺めるのも楽しそう。
【4】路地を覗いたり・・・隅々まで散策

「ジョイフル三の輪」はレトロな雰囲気がたまらないのはもちろん、本当にグルメが豊富!
美味しそうなだけでなく、とっても安くて驚きます。こちらの餃子専門店「さかい食品」さんは、本格的な餃子が8個で300円と破格・・・!お店の方が店先で包んでいるから、その様子を見てすぐに食べたくなってしまって、買ってすぐベンチで食べちゃう人もいるんだとか。

商店街のアーケードも終盤に差し掛かり、最後にレトロな商店街でよく見かける青果店でパシャリ。フレッシュな果物に囲まれて、我ながら爽やかな笑顔(笑)。

散策中、ときどき脇道に逸れて、民家の立ち並ぶ路地を覗いてみました。最後に覗いた路地で、2匹のネコに遭遇。
地域ネコかな?駆け寄ってみたらビックリしたみたいで逃げてしまったけれど、写真を撮る瞬間はこっちを向いてくれました。
散策後記

▲シャッターアートもかわいい♡キャラクターの真似をしてツーショット!
「ジョイフル三の輪」はレトロなお店が多くて、とっても楽しかったです。お店の人も街の人も優しくて、大阪とは一味違った温かい雰囲気になんだか感激しました。
東京の東側ならではの下町情緒が感じられるけれど、浅草や上野のようなザ・江戸っ子といった活気づいた雰囲気とはまた違う空気感がありました。住んでいる人の生活感が滲み出ているのが、「ジョイフル三の輪」の温かさの理由なんじゃないかな。また遊びに来たいです!
- ジョイフル三の輪 (三の輪銀座商店街)
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所在地
東京都荒川区 南千住1丁目付近
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最寄駅
三ノ輪橋
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撮影協力:釜めし玄、花智、とりふじ、ヘアサロンウイン、パンのオオムラ、大勝湯、さかい食品、八百権
写真:Masahiro Ihara
取材・文:レッツエンジョイ東京編集部
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※本記事は2021年12月15日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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