おばあちゃんの原宿、巣鴨地蔵通り商店街へ

遠方へのおでかけよりも家の近くで過ごすことが多くなった昨今。近所の商店街を中心とした“昔ながらの街並み”も、おしゃれをしてカメラを持って訪れると“レトロかわいい”発見があるかも ―ー。

 

そこで今回レッツエンジョイ東京では「レトロカワイイ 商店街すなっぷ」と題し、3人の女性タレントが都内の商店街を訪れ、独自の感性で“レトロかわいいを切り撮る”企画を全3回にわたってお届けします。

 

第2回目はモデル・前田エマさん。高校生の頃からフィルムカメラでの写真撮影が趣味で、東京をお散歩するのも好きだという前田さんが、カメラを持って巣鴨地蔵通り商店街を訪れました。

【1】物語がはじまりそうな地下のレトロ喫茶

こんにちは。前田エマと申します。さて、今日は“おばあちゃんの原宿”として有名な巣鴨へやって来ました。

まずは「巣鴨地蔵通り商店街」の巣鴨駅側のアーケードをくぐり抜けてすぐの、喫茶店「スカイ」にお邪魔します。


ちょっと勇気を出して、階段を下りていってみましょう。

なんだか物語がはじまりそうな、昭和感あふれるレトロな喫茶店。


わあ!すごい!店内にはエルヴィス・プレスリーのポスターが、所狭しと飾られています。私はあまり詳しくはないのですが、お店の中で流れている音楽も、プレスリーだそうです。


プレスリーを知らない若い方も、この記事を読まれているかもしれないので補足しますと、彼はロックンロールの神様です。

ふと、高校生の頃、大好きで通っていたカフェのことを思い出しました。

 

そこは、ビートルズやマイケル、ストーンズといった往年のスターのポスターと音楽で溢れていて、「知らない過去は新しい!面白いなあ〜」と私の世界をグンと広げてくれるような場所でした。

 

そこに集う人たちも、すごくユニークで。こういう場所があるって、本当にステキなことだと感じた記憶もあります。

私がフィルムカメラで写真を撮り始めたのも、そんな高校生の頃でした。

 

学校が自分にあまり向いてなくて、楽しくなかったんです。そんなとき、ふとしたきっかけでフィルムカメラを持って、家の周りを散歩してみました。

 

そうしたら、いつもと同じ景色の中を歩いているのに、全然違う世界にいるような気がして。「カメラがあると、世界を少し違った場所から見ることができるんだ!世界が広がるんだ!」と感動したんです。

そんな思い出にひたりながら、早速写真を撮っていきましょう。


今回私が持ってきたのは2つのフィルムカメラ。写真手前のものは、ハーフサイズ一眼レフという、1コマを半分にした写真が撮れる種類です。

 ▲こちらがハーフサイズ一眼レフで撮影した写真。店内の“レトロカワイイ”が集結!

 ▲こちらがハーフサイズ一眼レフで撮影した写真。店内の“レトロカワイイ”が集結!

 ▲こちらは通常のフィルムカメラで撮影した写真。喫茶店はどこを切り取っても絵になる。

 ▲こちらは通常のフィルムカメラで撮影した写真。喫茶店はどこを切り取っても絵になる。

椅子や絨毯の柄も、レトロでかわいい。インベーダーゲームの机、久しぶりにみました。


お店にいらしているお客様も、みなさま濃い人生を過ごされていそうです。


喫茶店では、本を読んだり、手帳を書いたり、自分だけの世界にひたれるのもいいところですが、なんといっても人間観察をするのが醍醐味です。

【2】人々の生活が根付く商店街をふらり

さて、最初からディープな世界に潜ってしまいましたね。さあ、地上に上がってお散歩しましょうか。


今回訪れた巣鴨地蔵通り商店街は、全長780m、店舗数約200店の規模。毎月4のつく日は、縁日で賑わうそうです。

少し歩くと、大きなこけし灯ろうに出会いました。奥には、小さなこけしもたくさんありました。


どうやら東日本大震災の支援をきっかけに、東北地方とのこけしを通しての交流が始まったそうです。

巣鴨地蔵通り商店街は、お寺もあるのが魅力の一つです。


ただお店が並んでいるだけでなく、お参りをしたりといった、人々の生活、今までの歴史が流れている感じが、私には新鮮に感じました。

さすが、おばあちゃんの原宿!お洋服や帽子、肌着などが、お手頃な価格でゲットできます。


私はよく、祖母から服のお下がりをもらうので興味津々です。

和菓子屋さん、焼き鳥屋さん、揚げ物屋さん・・・そしてトリコロールが目を惹く、塩大福のお店も。


美味しそうな匂いにテンションが上がります。食べ歩きしたいですねえ。

手作り飴屋さんを発見!お店の方とも記念撮影を。私は「長寿飴」をゲットしました。

松、鶴、寿・・・。縁起のいいモチーフが詰まった、カラフルな飴ちゃんたち。


これ、とっても美味しかったです!全部味が違って、久しぶりに昔ながらの飴を食べましたが、ハマりそうです。いっぱい買えばよかった。

和菓子なんかもそうですけれど、日本のお菓子って、とっても美しい。眺めているだけでも、いろんな風景や感情が心の中に浮かんできます。


パステルカラーがかわいい、ちょっとメルヘンな感じの写真が撮れました。ピントが合っていなくても”失敗”ではないと思えるのがフィルム写真の好きなところです。”正解”なんて、ありませんから。

【3】ひときわ目立つ“真っ赤なお店”も!

商店街もなかほど、ひときわ目立つ、真っ赤なお店を発見!「日本一の赤パンツ・マルジ」にやって来ました。赤肌着に赤パンツ、見ているだけで、あったかくなってくるような。「『赤の力』で元気と幸福をお届けします」とのこと。


店内では「マ~ルジ、まんマルジ♪」というお店のテーマソングがずっと流れていて、お店を出た後もつい口ずさんでしまいました(笑)。


赤靴下がかわいかったのと、近くの中華屋さんの店頭に立っていたキャラクターも“赤”が印象的だったので、1枚に収めてみました。

さらに奥まで進むと、レトロな外観の花屋さんと、昔懐かしい雰囲気のお煎餅やさんがみえてきました。どちらを撮ろうか迷っている私。

花屋さんの窓越しに。

美容室の窓越しに。

さすがに歩き疲れました〜。さあ、最後はビールを一杯!といきたいところでしたが、今回は我慢して(笑)大好きなカキフライをいただきました。揚げたて、サクサク、プリップリの牡蠣の美味しいこと!



下町の飲み屋さんって、最高ですよね。こちらのお店は、女性が一人でも入りやすい雰囲気もいいです。定食もいただけますし、もちろんお酒を飲みに来ても!

散策後記

今回、巣鴨地蔵通り商店街をフィルムカメラを片手にぶらりとした体験は、ただ街歩きをするだけでは気がつけなかった風景に出会わせてくれました。


おばあちゃんの原宿・巣鴨は、私たちにも楽しい発見がある、やさしい街でした。

地蔵通り商店街
  • 所在地

    東京都豊島区巣鴨4-22-8

  • 電話番号

    03-3918-2101

  • 最寄駅

    巣鴨

撮影協力:喫茶スカイ、高岩寺会館、大坂屋プラザ、帽子専門の店 タムラ、元祖塩大福みずの、金太郎飴、日本一の赤パンツ・マルジ、加藤花店、押上せんべい、巣鴨ときわ食堂本店

前田エマ

前田エマ

1992年神奈川県うまれ。東京造形大学在学中にオーストリアウィーン芸術アカデミーに留学。モデル、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティなど、活動は多岐にわたる。OZmagazine「よりみちのとも」、FUDGE.jp「東京ぐるり」、YouTube連載「エマ散歩 話してちょうだい」、クオン「クオンの本のたね」など連載多数。

写真/Masahiro Ihara

文/前田エマ

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