世間が落ち着いてきたら、商店街で揚げたてのコロッケを食べ歩きしたい!
―今回の特集エリアは押上。押上といえば「東京スカイツリー(R)」が真っ先に連想されるが。
「東京メトロの紫色の線(半蔵門線)の沿線ですよね、知っています(笑)。『東京スカイツリー(R)』があるエリアというのも知っていますが、まだ行ったことがなくて。その代わり、今回の映画で共演した茅島みずきちゃんと一緒に『東京タワー』に行ったことはあります。映画がクランクアップした後、一緒にご飯を食べに行って。みずきちゃんは長崎出身、私は大分出身で2人とも東京に詳しくなかったので、ランチを食べた後、とりあえず東京タワーに行ってみようということになったんです。初めて昇ったのですが、想像よりはるかに高くて驚きました。中の雰囲気は意外とレトロで、想像していた”東京タワー感”と少し違いましたけど(笑)」
―休日のおでかけはお散歩がメイン。
「最近は特にお散歩をすることが多いですね。緑豊かな公園にも行きますし、にぎやかな繁華街をぷらぷらと歩くこともあります。愛犬の哲子(トイプードル♀)と一緒に出かけることも多いですね。お散歩がてら気になるお店があったら入ったり、お茶をしたりという感じです」
―気になるお店には、臆せず入店できるタイプだという森さん。変わったメニューにトライすることも大好きだが、あまり良い思い出がないようで・・・。
「私、いまいち引きが悪いみたいで。変わったメニューを頼むと、予想していたものと違う味だったりすることが多いんです。冒険するのは好きですが、うまく行くことは少ないというか(笑)。そういう失敗も含めて楽しいんですけどね」
―東京のスイーツ店巡りをしようと思った矢先、外出自粛期間に入ってしまった。
「上京したばかりだったので、本当にこれからだったのですが・・・。もし普通におでかけができるようになったら、まずはマシュマロを使った人気のスイーツ屋さんに行きたいです。イチゴスイーツの美味しいお店も気になりますね。あともう一つ、やってみたいことがあって。昔ながらの商店街に行って、お肉屋さんの揚げたてのコロッケやメンチカツを食べてみたいです。東京には個性豊かな商店街がたくさんあるので、いろんな場所で食べ歩きを楽しめそうですよね」
―映画『青くて痛くて脆い』は、人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢亮)と、KYな発言が多くて周囲から浮いている秋好寿乃(杉咲花)の二人が、「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル【モアイ】を立ち上げるところから始まる。だが【モアイ】が巨大化するにつれ、二人の関係に変化が生じていくというもの。複雑に入り組んだ内容に、森さんは最初戸惑ったという。
「どういう作品になるのか全く想像がつきませんでした。とにかく分からないことが多すぎて、それを吉沢さんと杉咲さんがどのようにお芝居で表現をするのだろうか、と考えました。実際に完成した作品を見たら、衝撃!という言葉がぴったりな作品に仕上がっていて驚きました」
―森さん演じる西山瑞希は、不登校の少女。難しい役どころだが、どのように役作りをしたのだろうか。
「瑞希の根本的な考え方はこうなのかな?ということを自分なりに解釈しつつ、それに近い経験や感情を自分の中で探して、自分の体に浸透させるように意識しました。あとは今まで会った人の中から『この部分はあの人に似ているかも』という点をピックアップして、それらを組み合わせるようにして役作りをしました」
―光石研さん演じる大橋が、不登校の瑞希を無理やり学校へ連れ出そうとするシーンは、かなり見ごたえのある仕上がりだが・・・。
「本作の中では、私にとって最も衝撃的なシーンでしたね。一見すると、ただ感情に任せて揉みくちゃに争っているように見えますが、光石さんとはしっかり段取りを決めていたんです。こうやって手を出して、走る時はこの道順を通って、とか。でもテストの時、私が水の中にバチャーン!て落ちてしまったんです。白熱しすぎちゃって(笑)。本番でも段取りを意識しすぎず気持ちに任せてやってみたのですが、最終的にすてきなシーンに仕上がったので安心しています」
―本作では女優として尊敬する杉咲さんとも共演している。
「改めてすごい方だなと思いました。ご一緒したシーンでは、自分のお芝居が想像と違ったものになったんです。それは、杉咲さんが私の熱量を引っ張り出してくれたことによって予想外のお芝居ができたからなのだと思います。そういう化学変化を一緒に生み出せたことが何よりもうれしかったです」
―そんな貴重な経験を経て、今後女優としての理想像が見えてきたという。
「とにかく信頼される女優さんになりたいです。今回ご一緒させていただいた杉咲さんは、キャストの方からはもちろん、スタッフさんからもとても信頼されていました。所作や振る舞いも含めて、杉咲さんのすごさを近くで学べたことが本当に良かったです」
photo:Mariko Tosa hair&make:Kan Sato(KOHL) stylist:Hiromi Shintani(Bipost) text:Kei Osawa
ワンピース5,900円(OLIVE des OLIVE/☎03-6744-8474)※税抜価格
森 七菜(もり・なな)
2001年8月31日生まれ。大分県出身。
行定勲監督のWEB CMのオーディションで選ばれ活動開始。2019年にはドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』での熱演や、新海誠監督の映画『天気の子』のヒロイン役で注目を集める。女優以外でも活躍の場を広げており、映画『ラストレター』の主題歌「カエルノウタ」で歌手デビュー。19歳の誕生日である8月31日にファースト写真集「Peace」を発売。
公式情報はコチラ→http://ar-bre.jp/talent/nanamori.html
映画『青くて痛くて脆い』
「大切な仲間」と「居場所」を奪われた青年(吉沢亮)が、嘘と悪意にまみれながら復讐をしていく、青春の青さと痛さと脆さを描いた青春サスペンス。8月28日(金)より全国ロードショー。出演:吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜、茅島みずき、光石研、柄本佑 ほか。配給:東宝
公式情報はコチラ→aokuteitakutemoroi-movie.jp
週末に出かけたい!おすすめ「おでかけスポット」はコチラ
昭和33年に完成以来、東京のランドマークとして愛され続ける東京タワー。高さ333mの総合電波塔は、季節によりその表情を変えます。展望台からは首都東京の街並み、晴れた日には富士山や房総半島まで見渡すことができます。
最寄駅:神谷町、赤羽橋、御成門、大門、浜松町
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創業50年ほどのレトロな洋菓子店。看板商品は、イチゴの上に帽子のような生クリームがのった「イチゴシャンデ」。見た目も味わいもバツグンで、ちょっとした手土産はもちろん自分へのご褒美にもピッタリのスイーツです。
最寄駅:本郷三丁目
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LET'S ENJOY INTERVIEW 過去の記事をチェック
・Vol.63 竜星涼さん(2020/5/25UP)
・Vol.62 中村アンさん(2020/4/24UP)
・Vol.61 松岡茉優さん(2020/3/25UP)
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