オリジナルの味を追求!ビーントゥバー専門店/アーティチョークチョコレート
清澄白河駅から徒歩約10分、閑静な住宅街に佇むチョコレート専門店「アーティチョークチョコレート」。まるでギャラリーのようなモダンな外観が目印です。
「昔からあるものやモノづくりを大切していて、下町の雰囲気が感じられるこのエリアが気に入ったんです。近年は人気のコーヒーショップがオープンして注目されていますが、それ以外の魅力も伝えられたら」と、オーナーショコラティエの宮下雄樹さん。
ドアを開けると目に飛び込んでくるのは、チョコレート専門店では珍しいオープンスタイルのカウンターキッチン。
こちらでは、カカオ豆からチョコレートを作る“ビーントゥバー”にこだわっており、販売するチョコレートはすべて店内で手作りされています。
チョコレートの芳醇で甘美な香りに包み込まれながら、ショコラティエの鮮やかなテクニックを目の前で見られるのは、なんとも贅沢な気分にさせてくれます♪
もともとパティシエだった宮下さんがチョコレートに魅せられたのは、カカオ豆という素材の奥深さを知ったから。「土壌や作り方、気候の違いで、毎年同じものは出来あがらないんです。人間の意志でコントロールできないところが面白いと思いました」と語ります。
そうしてチョコレート作りにのめり込んだ宮下さんでしたが、思わぬところで壁にぶつかりました。「チョコレートって、たいてい大手メーカーさんのクーベルチュールチョコレートを使うんですよ。そうするとレシピの違いはあれど、結局どれも同じ味に思えて・・・」
自分らしいチョコレートを求めて海外を放浪していたときに出合ったのが、カカオ豆を焙煎するところから自分で手がけてチョコレートを作る“ビーントゥバー”。
納得できる答えを見つけた宮下さんは、2015年に自分のお店をオープンしました。
食べるのがもったいない!?アートなチョコや本格派のチョコがずらり♪
内装も宮下さんらしいこだわりが満載!都会的でクールな印象のコンクリートの店内は、温かみのある木製のインテリアでまとめられており、宮下さんが集めた海外のアンティーク食器が彩りを添えています。
イートインスペースでは、季節限定のパフェやチョコレートドリンクをいただくこともできるので、お散歩途中のカフェスポットとしても大活躍しそうです。
壁面には、チョコレートのパッケージが雑貨のようにディスプレイされており、見ているだけでワクワクしてきます。
カラフルなパッケージがキュートな「トリュフ」(500円~)は、開店当時から並ぶ定番商品で、カカオ豆の力強さと豊かな香り、ガナッシュのなめらかな口どけにファンが多い逸品です。
では、お店イチオシのショコラをご紹介していきます。
さまざまな食材とビーントゥバーチョコレートのハーモニーを美しい一粒に閉じ込めた「おすすめのボンボンショコラ5種」(1,500円)は、大切な人へのギフトとして喜ばれること間違いなしです!
ダイレクトにカカオのおいしさを堪能できる人気商品のタブレットは、「グレナダ70%」、「コロンビア70%」(各400円~)など全6種類。
使用するカカオの%によって味わいも大きく違います。試食ができるので、お気に入りを見つけてみて。
手ごろな価格でありながら、ミントグリーンのスクエア型のパッケージもおしゃれなので、ちょっとした贈り物にもぴったりです。
そして、ポップなキノコや目玉焼き、骨つきチキン、アスパラガスなどまるで食品サンプルのようなこちらも、なんとぜ~んぶチョコレート!
遊び心あるチョコレートは、食べるのがもったいないくらいかわいいです。手土産にすれば、他の人とかぶらない個性的なギフトになりますね♪
こちらが、断面までこだわりが満載の「骨つきチキン」(1個・1,000円)。肉の部分は、ナッツとカカオで作られたショコラのジャンドゥージャの中に、カシューナッツやピーカンナッツなどが入っています。
そして、骨の部分はホワイトチョコレートでできており、丸ごとおいしくいただけます♪
あれもこれも詰め込んだ贅沢すぎるパフェに夢中♡
春~秋の季節限定で提供されるパフェも見逃せません!「4月のパフェ」(1,300円、4月末まで提供予定)は、柑橘の「はるか」を使用した春らしい軽やかな味わいです。
パフェを注文すると、セルフサービスで「カカオティー」もいただけますよ。カカオ豆の薄皮を煮立てたもので、カカオがほんのり香るすっきりとしたフレーバーが特徴。状態のいいカカオがないと美味しく味わえないという、珍しい逸品です。
果物は、アーティチョークチョコレートの近所のお店、愛媛県の生はちみつや柑橘類を扱う農家直営の八百屋「BeeFriendship」のものを使用。ジューシーで爽やかな香りの柑橘「はるか」は、マーマレードに仕立てて、皮のほろ苦さも閉じ込めました。
アーティスティックなルックスのパフェは、異なるフレーバーが何層もレイヤードされており、一口食べるたびに新鮮な驚きが!主役の「はるかのマーマレード」を美味しく引き立てるために厳選された食材が、グラスの中で見事に調和しています。
構成は、柑橘と花の香りをまとわせた「エルダーフラワーのゼリー」、ディルの清らかな香りをきかせたシロップをしみ込ませた「スポンジ」、香りと味のバランスが絶妙なコロンビア産チョコの「チョコレートアイス」、バナナのような味わいの「アボカドアイス」。
そして食感の違いを楽しめる、ちんすこうをイメージしたサクサクの「チョコサブレ」や、糖衣がけした「カシューナッツ」も。脂肪分がライトで甘さを控えた軽やかな「ホイップクリーム」やキュンと甘酸っぱい「ラズベリー」も入り、たくさんのパーツが、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。
トッピングには、「カシューナッツのヌガティン」、「チョコレート」、「ディルの糖衣がけ」、「エディブルフラワー」の花びらが、彩りと食感のアクセントに。
5月からはベリーを主役にしたパフェが登場する予定なので、要チェックです!
「アイスチョコレート(ノーマル)」(600円)は、店内工房で作られたビーントゥーバーチョコレートを使用した、まろやかなコクと華やかな香りのチョコレートドリンクです。
千差万別のチョコレートドリンクですが、こちらのお店のものはカカオの芳醇さが際立っていて「おかわりしたい♡」と思えるほど、ゴクゴク飲めちゃう軽やかさが魅力的です。
まとめ
宮下さんは、スタッフ全員でカカオ農家に足を運び、どんな人たちがどんな環境で、どのようにカカオが作られているのかを体験することも大切にしているそう。
「最近行ったのは、台湾のカカオ農園です。南のほうは良質なカカオ豆の産地としても有名で、僕たちもお手伝いしたのですが、なんとそのとき40度を超える暑さで…。熱中症にかかりましたよ(笑)」と、笑いながら苦労話を語ってくれましたが、農家の人たちの過酷な労働環境や想いを、実際に肌で感じることでチョコレート作りへの愛情も増しているのだとか。
情熱が詰まったオンリーワンのチョコレートは、自分へのご褒美にもギフトにも最適。心までじんわり温かくさせてくれるチョコは、きっとファンになる味わいですよ。
アーティチョークチョコレート
住所:東京都江東区三好4-9-6
電話番号:03-6458-5678
営業時間:11:00~19:00(LO 18:30)
※2019年4月27日(土)~5月6日(月・休)は11:00~18:00(LO 17:00)
定休日:不定休
最寄駅:清澄白河
取材・文/Mikiko
※2019年4月27日時点の情報です。価格、内容等は変更になる場合があります。
※価格は全て税込です。
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