キャンパスクイーンが挑戦!小田原の竹林でタケノコ狩り体験
▲左から、「キャンパスクイーン」の高尾美有さん、岡田彩花さん、榊原莉奈さん。
今回、キャンパスクイーンがお邪魔したのは、神奈川県小田原市にある「やまむろ農園」。周囲を箱根の山々に囲まれたのどかな風景の中にあるこちらの農園は、実は特別な肥料を使った栽培方法でテレビや新聞などのメディア取材も押し寄せるなど、全国から注目を集めるタケノコ農家だ。
▲タケノコ狩りは、のどかなローカル線の無人駅「穴部」からスタート。
タケノコ狩りの集合場所は、駅前から歩いて2分ほどの場所にある「山室製材所」。そのすぐ裏に農園の受付となる母屋が建っている。この母屋の呼び鈴を鳴らすと、作業着姿のご主人、山室由雄さんと奥さんがお出迎え。
▲自称“タケノコ博士”の山室さんと奥さん。照れながらもとっても仲良し。
山室さんは自称“タケノコ博士”。親から受け継いだ畑をどうするか考える中でタケノコに着目。独学で研究するうち、天然甘味料のステビアを肥料に使うことで、タケノコ独特のえぐみを抑えることに成功。今、その栽培方法が各方面から注目を集めているんだとか。
「君たち、そんなカッコで大丈夫か~? 土でドロドロに汚れちゃうぞ~」と、キャンパスクイーンたちの服装を見るなり、ちょっと心配そうに苦笑する山室さんをよそに、「全然大丈夫です!」とキャンパスクイーンの3人は元気いっぱい。初めてのタケノコ狩りが楽しみでみんな待ちきれない様子。
ちなみに、タケノコ狩りは地中から顔を出したタケノコを掘るので、汚れてもいい靴と動きやすい格好がおすすめ。タケノコを掘るクワは無料で貸してくれるので、軍手とタケノコを持ち帰る袋だけ持参していこう。
▲生まれて初めて握るクワを手に意気込みも十分!
集合場所から竹林までは歩いて10分ほど。その道中、タケノコ博士から女子大生たちにタケノコの雑学をレクチャー。山室さんの軽妙なトークで聞く豆知識の数々に、みんなも思わず「へえ~!」と興味津々。
「竹は世界中に何種類あるか知ってっか?」という山室さんのクイズに、みんな思い思いに「100!」「500!」と返答するも、正解はなんと約1500種類! 意外な種類の多さに一同「そんなにあるの? すご~い!」とびっくり。竹のウンチク話をたっぷり聞くうち、クイーンたちもすっかりタケノコ狩りモード全開に。
ちなみに、タケノコ狩りはこの孟宗竹が一般的で、関東の農園で楽しめるのは例年4~5月頃の1か月ほどなんだそう。ところが、やまむろ農園では、5月以降も違う種類のタケノコが楽しめるのだ。5~7月には「寒山竹」「布袋竹」、8~9月にはタケノコの王様と呼ばれる「緑竹」、10~11月は「四方竹」と、なんと春から秋までタケノコ狩りができるというから驚き!
▲タケノコが生えている場所には、山室さんが目印に小枝を立ててくれている。
きれいに世話された竹林の中に、勇みつつ足を踏み入れた彼女たち。けれど、タケノコの姿はどこにも見えず。「タケノコはどこ?」とウロウロ。すると、山室さんが少し先を指さしながら「ほら、あの地面に枝が刺さってるところに出てるよ」と教えてくれた。
とはいえ近づいてみても、どこにタケノコがあるのかさっぱりわからず…。キョロキョロしていると「ほら、そこ!足元!」と言われ、よ~く目を凝らして見てみると、確かに足元にちょこんと顔をのぞかせているタケノコが!
▲タケノコの穂先がひょっこり出ているので見逃さないように!
「すり足で探すと、つま先にコツンと穂先が当たるよ」とのアドバイスに、彼女たちも早々にコツをつかみ、「あ、あった!」「ここにもある!」とみんなで次々にタケノコを発見。
▲これがタケノコの穂先。見つけたら小枝を立てて見失わないように!
雑草や枯れ葉をやさしく払うと、地面からニョキッとかわいいタケノコの穂先が出ているのを確認! ちなみにこの穂先の大きさで、地中に埋まるタケノコのサイズもわかるとか。
「目を離すと見失っちゃうから、落ちている小枝を近くに立てておいて」と山室さん。
タケノコは夜間に養分を蓄え、朝を待ってから成長するため、養分がまだいっぱい詰まっている午前中に採れたものが美味しいそう。日光や空気に触れると味が落ちてしまうので、伸びる前の穂先が出たタイミングで掘り起こし、早めに食べるのがおすすめだ。
▲まずはプロが掘り方を実践。簡単そうに見えて、いざ自分で掘るとなかなか大変。
地面から出ている穂先をじっくり観察したら、山室さんみずからクワを握り、上手な掘り出し方を説明してくれる。タケノコのまわり全部を掘る必要はなく、穂先が向いている側の地面を掘っていく。あまり穂先の近くを掘るとクワが当たってタケノコを傷つけてしまうので、注意しながら掘り進めよう。
▲最後はタケノコを根から切り離すイメージ。狙いを定めてクワを振り下ろすべし。
さらに掘り進んでいくと、タケノコの全貌があらわに! タケノコとの初対面に、みんな目を輝かせてワクワク。
タケノコの白い根っこ部分が見えるまで掘り進めたら、いよいよ地面から掘り起こし。根元めがけてクワを思い切り振りおろし、タケノコにクワが刺さったらあとはテコの原理で掘り起こせば、さすが名人、難なくタケノコをゲット! 女子たちからも思わず「おお~!」と大興奮。
獲ったど~!!掘り出す最後のひとクワがクセになるおもしろさ
▲「おいしいのを掘るぞ~!!」と上着を脱いで真剣モードに。
▲人生で初めて手にするクワに悪戦苦闘。クワは利き手を上にして握るのがコツ。
ひと通りレクチャーを受けたら、いよいよ各自でタケノコ狩りスタート。狙いをつけたタケノコのある場所で、みんな一心不乱に掘り始める。
▲タケノコの大きさは穂先の大きさを見ればわかるとか。大物をゲットしよう!
クワを使いこなせないビギナーは、掘り起こすときにタケノコを途中で折ってしまうことも多いが、これはしっかり根っこから取れて山室さんからもお褒めの言葉が。新鮮なものは根元まで柔らかく、天ぷらや煮物にしても美味だそう。
▲ここまで来るのに時間がかかったものの、ようやく最後のひとクワ!
こちらは、地中に張り巡らされた竹の根が邪魔で、掘るのに苦戦していた模様。でも、ようやく最後のひとクワで持ち手に体重をかけ、よいしょっとテコの原理で押すと…。土の中でブチブチブチっと根っこが切れて、見事タケノコの掘り出しに成功!
▲苦労した分、掘れた瞬間は達成感で笑顔が満開に。
苦労して掘っただけあって喜びもひとしおで、思わず笑みもこぼれる。掘り起こした瞬間の手に残る感触も心地よく、クセになりそう。
掘った人だけが味わえる極上の味!竹林でいただく「タケノコの刺身」
▲まさに掘りたてのタケノコをその場でさばく。切り口もみずみずしい。
タケノコが掘れたら、「生で食ってみっか?」と山室さん。そう、実はやまむろ農園でのお楽しみといえば試食タイム。実はやまむろ農園のタケノコは他のタケノコとは違い、えぐみが少ないので、掘ったその場でタケノコを生で“刺身”として食べさせてくれるのだ(平日のみ)。
▲タケノコの刺身をその場で試食。最高に贅沢な瞬間だ。
通常の試食はしょうゆゴマ油だけですが、今回は特別に味噌も用意いただき、2種類の味で試食。はたして生タケノコのお味とはいかに・・・?
人生初体験のタケノコの刺身、その味は「甘くておいしい!」「みずみずしくて爽やか!」「苦みが全然ない!」と、キャンパスクイーンたちもそのおいしさに箸が止まらず、あっという間に1本完食してしまったほど。
筆者も一緒に試食させていただいたが、シャキシャキとした歯ごたえと、爽やかな甘みは、まるで梨を食べているのに近い味わい。このえぐみが少なく食べやすいタケノコは、ステビアを使った山室さんの栽培があってこそで、他のタケノコではえぐみがすごくてとても刺身では食べられないのだとか。
タケノコは大きければ大きいほど、甘みがギュッとつまって刺身にして食べるのに適しているそう。刺身はお酒のつまみにも相性がよさそうだ。
▲筆者お手製のタケノコご飯。タケノコの歯ごたえと甘みが最高!
▲山室さん直伝のホイル焼き。タケノコのうま味とバターしょうゆ味が絶妙にマッチ!
帰宅後、筆者は自宅でタケノコご飯とホイル焼きにチャレンジ。ご飯はもちろん、バターしょうゆ味のホイル焼きも、タケノコ本来の香りや風味、歯ごたえも申し分なく絶品! スーパーなどで売っている水煮のタケノコとはまったく別モノで、もう普通のタケノコに戻れないかも!?
まとめ
イチゴ狩りなどの味覚狩りに比べると、タケノコ狩りは靴も汚れるし、体力も使うしでちょっぴりハード。でも、東京からわずか1時間程度のアクセスで、えぐみの少ないタケノコを好きなだけ掘れて、「タケノコの刺身」という超レアな味に出合えるのはここだけ!
午前中は女子同士で、旅情感たっぷりにタケノコ狩りを楽しみストレス発散! 午後は東京に戻り、彼に超新鮮なタケノコ料理を振る舞い女子力アップ! 一度で二度、いや、食べるのも含めて三度も美味しいタケノコ狩りは、女子ならば絶対に行くしかない!
やまむろ農園
住所:神奈川県小田原市穴部425
TEL:0465-35-1226
定休日:金曜日 ※2016年4月28日(木)は休み。4月29日は営業。
入場料:500円(当日の傷害保険料含む)
タケノコ代:平日/1kg当たり700円 土日祝:1kg当たり800円
申込方法:2日前までに電話予約
最寄り駅:穴部駅
プロフィール
<キャンパスクイーン>
大学のミスキャンパス・ファイナリストらで構成される女子大生ユニット。
岡田彩花(中/成蹊大学ミスコン 2014 グランプリ)
高尾美有(左/帝京大学ミスコン 2014 準グランプリ)
榊原莉奈(右/白百合女子大学ミスコン 2014 グランプリ)
>>「キャンパスクイーン」公式HPはこちら
ライター:佐々木志野
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※本記事は2016年04月19日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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