サッカーとビリヤードが融合した「ビリッカー」って?
今回は、日本で唯一「ビリッカー」の運営を行っている日本ビリッカー協会の協力のもと、特別に貸し切りで体験をさせてもらえることに。
▲東京タワーの近くに、こんな場所があったなんて!
体験場所は、東京タワーの麓にある東京タワーメディアセンター。ビリッカ―は対戦形式のゲームということで元サッカー部の僕、中村と、僕の会社の先輩であり、元ソフトボール部でスポーツ好きな女子こばなみ先輩で、伺いました。
▲爽やかスマイルで出迎えてくれたインストラクターの鈴木さん。
こちらが、僕たちに「ビリッカ―」のことを教えてくれるインストラクターの鈴木さん。めちゃくちゃイケメンです!
まずは、鈴木さんに「ビリッカ―」について色々聞いてみました。
▲そのままビリヤード台を大きくしたような競技場。
ビリッカ―ってそもそもどこで始まったんですか?
鈴木さん「もともとフランスで生まれたスポーツで、2015年の夏頃に日本に上陸してきました。ルールもビリヤードとほぼ同じですね」。
プレイする人はやっぱりサッカー好きが多いんですか?
鈴木さん「サッカーが好きな人も、ビリヤードが好きな人も色々ですね。難しい技術はいらないので、サッカー初心者や女性の方でも楽しめます。スポーツ用の格好をする必要はないですし、スニーカーを履いていれば、普段着でもプレイできます」。
日本でプレイできる場所はここ、東京タワーメディアセンターだけですか?
鈴木さん「そうですね。一般の方が参加できる体験会はこの場所ですが、出張レンタルやビリッカ―付きのパーティープランも用意しているんですよ」
パーティープランがあるんですか! じゃあお酒を飲みながらみんなでプレイすることもできるんですか?
鈴木さん「そういう方は増えていますね! 女性も多いですよ」
女性でもプレイする人がいるんですね~。
鈴木さん「女性の方が男性とプレイする場合、ハンデとしてさまざまな指示が書かれたビリッカーカードを使用できる特別ルールでプレイすると面白いですよ」。
▲女子へのハンデとして用意されているビリッカ―カード。
『観客から助っ人』、『連続シュート』、『利き足と逆でシュート』など、さまざまな指示が書かれたビリッカーカードを使うことでゲームがより盛り上がるのだとか。
用意されているものだけでなく、自分たちでその場で指示を考えるのも面白そう! ちなみにビリッカ―のプロっているんですか?
鈴木さん「プロはいませんが、公式大会は開催しています。昨年は、関東大会が行われて、非常に盛り上がりました! 今年の2月に関西大会を予定していて、それぞれの優勝者同士で戦う全国大会も開催します」。
楽しそう! 盛り上がりがだんだん日本全国に広がっているんですね!
いよいよビリッカーを体験!
今度はいよいよ実践! 今回は、無謀にもインストラクターの鈴木さんと対決することに。元サッカー部の意地を見せたいところ!
▲試合前にかっこ良く決める! 絶対勝つぞー!
今回の対決は「ナインボール」。1から9までの数字が書かれたボールを、1から順に白いボール(手球)を使って落としていきます。1から8は誰が落としても勝敗に関係なく、最後に9を落とした人が勝ちです。
以下がファウルで、ファウルするとフリーボールとなり、次の人が自由な場所に手球をおいてシュートできます。
・スクラッチ
ショットした手球が、直接または何らかの的球に当たった後にポケットに落ちてしまう。
・球触り
シュートの際に手球に触れて良いのは足または頭のみ。それ以外の部分が触れる。また的球に触れた場合もファウル。
・場外
シュートされた手球がテーブル外に飛び出す、またシュートによって的球がテーブル外に飛び出す。
・ノーヒットファウル
手玉を蹴る際に空振りをする、または指定の的玉に当たらない。
・ブレイクファウル
ブレイクの際に1番ボールに手玉が当たらない。
ルールを把握したところで、まずは、ブレイクショットからゲームスタートです。
▲鈴木さんの勢いのあるブレイクショット。
対決といいつつも、鈴木さんにどのように蹴るといいか、どの的を狙えばいいかを、教えてもらいながらゲームは進行。
▲ボールを蹴る強さが難しい!
▲こばなみ先輩がゴール。もしかして勝っちゃう?
ビリッカ―のボールは通常のサッカーで使われる球よりも二回り小さい3号球。序盤は、ボールを蹴る強さなど、少し戸惑いつつも鈴木さんの手助けにより、僕たちが次々とゴール。しかし、徐々に鈴木さんも反撃開始! 次々にゴールしていきます。ゴールが決まる瞬間のなんともいえない興奮がたまらない!
▲後半から、鈴木さんが本領発揮。
▲鈴木さんの連続ゴールにより、ボールはついに9だけに!
残すボールは9だけになりましたが、両者ともに、なかなかゴールできず、もどかしい展開。
▲鈴木さんのロングショットも失敗…!
▲こばなみもチャンスを逃し、失敗…!
▲あと一個がどうしても決まらない…!
誰が決めるのか? ひりつく試合展開のまま、ようやく僕にチャンスが巡ってきました!
▲絶好の位置からのシュート。これは決めたい!
▲コースはばっちり。入るか?
▲入った~~~~~~!
なんと、最後の9番ボールは僕が決めて、鈴木さんに勝ってしまいました!!鈴木さんにだいぶ手加減はしてもらいましたが、めちゃくちゃ嬉しい。1ゲームは約10分ほどでしたが、勝利の高ぶりからか、けっこう汗もかきました。
ビリヤード経験者ならきっと手球の残し方を考えながらプレイするんだろうなと思いましたが、ビリヤードの経験があまりない僕はとにかく落とすことに必死…。もしかしたら、ビリッカ―は、サッカー経験者よりもビリヤード経験者の方が有利なのかも!
ビリッカ―ならでは! プロのワザを体感
対決は、まさかのまぐれ勝ちをおさめましたが、最後にビリッカ―ならではのカッコイイワザがあるということで、いくつか鈴木さんに見せてもらいました!
最初に教わったのは、「マッセシュート」。ビリヤードでもおなじみの、手球に強烈なスピン回転を加えて、カーブをかけるワザです。決まるとめちゃくちゃカッコイイ!
▲当てたいボールの前に障害物があるときに効果的なショット。
動画はこちら
かなりレベルの高いワザですが、せっかくなので、僕も挑戦!
▲コツを教わりながらやってみました!
何十回とやり続けた結果、なんとかカーブをかけられるようにはなりましたが、ゴールすることはできず…。ビリッカ―ならではの、特殊なボールの扱い方は慣れないと習得するのは難しい!
続いて、教えてもらったのワザは「クロスジャンプシュート」。
▲普通のサッカーの試合でもごくまれに見ます。
足を交差させて、ボールを浮かせながらシュートするこのワザ。手前の障害物の上を超えて、ゴールを決めます。難易度もぐっと高くなりますが、いざ挑戦!
動画はこちら
▲足をクロスさせて蹴るのも難しいのに、ボールを浮かせるのがまたムズい…。
「マッセシュート」と同様に、これもまた長期戦に。何十回と蹴っていますが、ゴールできる気がしない…。
しかし、蹴り始めて30回目を迎えたとき……!
▲渾身のシュートが…!
▲ゴール~~~!
▲しかし、手球がゴールしてしまい、失敗…!
かっこよくゴールを決めたのですが、手球もゴールしてしまいファール…! 失敗に終わってしまいました。悔しすぎる!
気をとり直して、最後のワザに! 最後は「アウトサイドシュート」です。靴の外側でボールをこするように蹴り、シュート回転(カーブの逆)をかけるシュートです。
▲手前のボールを避けるように、奥側の壁ギリギリを狙います。
動画はこちら。
今回教えてもらった中で、一番難易度の高いこのワザ。上の2つのワザは成功しましたが、このワザだけ鈴木さんもこの日は失敗! インストラクターの方でも決めるのが難しいこのワザに、さっそく挑戦!
▲コース、威力、カーブの曲がり具合、すべてが揃わないと成功できない…。
手前側のボールにぶつかったり、壁にぶつかってしまったり、最も難易度が高いワザだけあって、当然、うまくいかない。しかし、だんだんボールの蹴り方も慣れてきて、コツがつかめてきました。そして…。
▲いい加減決めろよ、という先輩の視線を感じながらシュート!
▲壁スレスレを抜けながら、吸い込まれるようにゴール!
▲鈴木さんにも拍手をもらい、有頂天!
なんとか最後は大成功! 達成感がすごい。何十回と蹴り続けたことで、ボールの扱いに慣れてきたのかもしれません。
こばなみ先輩も、「私もボールを蹴るコツをつかんできたから、もう少しプレイしたかった! 練習して大会に出よう!」という強気のコメント。
「仕事帰りにプレイする人も多いので、ぜひまた来てください。今度は大会で会いましょう!」と鈴木さんからもお誘いが。練習して自信をつけたら大会に出ようと思います!
(まとめ)
日本に上陸したばかりで、まだまだ競技人口が少ないビリッカ―。そのため、プレイする人の技術差がなく、女性でもサッカー経験者でも、誰でも気軽に楽しめるスポーツです! パーティープランでお酒を飲みながらほろ酔いテンションでプレイするのもまた違った楽しみ方ができそう。
スポーツとはいえ、普段着でもできるので、仕事帰りにサクッとプレイできるのもポイント。男性なら、仕事帰りにスーツ姿で最後に紹介したテクニカルなシュートを披露すれば、異性との距離もグッと近づくはず!
一般の人が参加できる体験会は月に4~5回開催しているので、まだプレイしている人が少ない今のうちに、みなさん体験してみてください!
ライター:中村遼(都恋堂)
「ビリッカ―」
住所:〒105-0011 東京都港区芝公園4-4-7 東京タワーメディアセンター内
電話番号:03-6721-5450
最寄り駅:赤羽橋駅・神谷町駅
営業時間:不定期開催
※詳しくはビリッカーHP(http://billiccer.jp/)をご覧ください。
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