【インタビュー連載 12】 橋本環奈さんの休日スタイル

日本一忙しい女子高生と言っても過言ではない橋本環奈さん。

最近は女優業に挑戦し、ますます多忙な日々だけに、たまのおでかけもひと苦労。

「オフがあれば、早朝から色々な場所にお出かけをしたいタイプなのですが、今はなかなか難しくて。でもこの前、映画の撮影が終わったので、母と二人で温泉に行きました。自然が豊かな場所で本当に癒されました」

　メインの活動拠点を福岡に置く彼女。東京という街の印象を聞いてみると……

「いつも、お仕事のために上京をしているだけなので、せっかくの東京も残念ながらまだ全然楽しめていないんです…（笑）。

流行のお店とかも全くわからないので、（TOKYO TREND RANKINGを見ながら）とりあえず、ここでおすすめされているようなスポットは全部行ってみたいです！（笑）」

　そんな橋本さんが『東京でのおでかけ』として印象に残っているというのが、原宿のパンケーキ屋さんへ行ったときのこと。

「普通なら1時間くらいは待たないと入れない人気のお店だったみたいなんですが、そのときはたまたま空いていたようで、お仕事の合間にスタッフのみなさんと一緒に入りました。

今注目のお店なだけに、とても得した気分になりましたね。もちろん、パンケーキも最高に美味しかったです！」

　さらに橋本さんには、パンケーキ以外にも東京で食べてみたいものがあるのだという。　

「私、お刺身が大好きなんです！地元福岡のお魚は本当に美味しくて、毎日食べても飽きないくらい。

東京のお刺身はまだそんなにたくさんはいただく機会がなかったので、いつかお店でたっぷりいただいてみたいですね」

自身初となる主演映画が『セーラー服と機関銃』シリーズ。歴史ある名作ともなれば、プレッシャーも相当なもの。

「もちろん、大変なことはありましたが、それは主演として当然だと思っています。前田監督やスタッフ、キャストのみなさんが親身になってご指導してくださったおかげで、充実した時間を過ごすことができました。

私が演じた星泉というキャラクターはもちろん、この映画は全員の愛情で作り上げた作品だと思っています」

　監督の前田弘二さんは『本作は、女優・橋本環奈の成長のドキュメンタリーでもある』と語っているが、自身で成長を実感することはあるのだろうか。

「正直、自分ではよくわからないです。ただ自分なりに苦労はしましたけど、今回の作品を通じてもっと色んな役を演じたい、芯のある女優さんになりたいという気持ちが以前よりも確実に強くなりました」

　現場では周囲から『組長』と呼ばれていたという橋本さんは、撮影期間中にかなり“男前”な振る舞いをしたのだとか。

「撮影は夏の群馬で一ヶ月かけて撮ったのですが、その間にかき氷とカレーを差し入れさせていただきました。特にカレーは皆さんたくさん食べてくれて、120人分用意したのですが、あっという間に無くなってしまったんです（笑）。本当に喜んでいただけて、私も組長としてうれしかったです（笑）」

　機関銃を乱射した後に、主人公の泉がつぶやく『カ・イ・カ・ン（快感）』のシーンは本作を象徴する場面だが、橋本さんにとって最近の『カ・イ・カ・ン』とは。

「主題歌のMV（ミュージックビデオ）を群馬県にあるビルの屋上で撮影したんです。そのときはすごく寒かったのですが、とても天気が良くてしかも真冬だから空気もしゃきっと澄んでて気持ちよく撮影ができました。あれは本当に快感というか爽快でしたね（笑）」

橋本環奈（はしもと・かんな）　1999年2月3日生まれ。福岡県出身。

インターネットに投稿された「天使すぎる」写真をきっかけに大ブレイク。ドラマやバラエティ番組、雑誌のモデルなど幅広い分野で活躍。2月23日には、ソロとして1stシングルとなる映画の主題歌『セーラー服と機関銃』をリリース。

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