【インタビュー連載 02】 渡辺麻友さんの休日スタイル

AKB48の活動に加え、4月14日からスタートするプライム帯初主演ドラマ『戦う！書店ガール』の撮影も重なって毎日大忙しの渡辺麻友さん。

　「正直もう、かなり大変なことになっていますけど、AKB48の活動もお芝居も、自分が昔からやりたかったことなので、そこは気を引きしめて頑張ってやらせてもらっています」

そんなあわただしい毎日を送っているだけに、おでかけする時間もないのではと思いきや…。

「たまに早めにお仕事が終わるときがありますので、そういうときは良いリフレッシュのためにも軽くおでかけします。行きつけのショップは特にありませんが、携帯を駆使していい感じのカフェや美味しいご飯屋さんを検索して。ぐるなびさんには、いつもお世話になっています（笑）」

そんな渡辺さんにとって、東京での思い入れのあるエリアは、やはりAKB48の聖地、秋葉原。

　「私にとって秋葉原はキャリアスタートの場所でもあると同時に、一番長い間通っている場所でもありますから。最近は海外からのお客さんもかなり増えて、あと高層ビルとかもできたりと、街自体も昔よりも活気づいて少しずつ表情も変わっていきつつありますよね。ただこんなえらそうに言っていますが、AKB48のメンバーは秋葉原を出歩いてはいけないので、実はいつも車の中から景色を眺めているだけなんですけど（笑）」

今回渡辺さんがドラマで演じるのは吉祥寺の書店員という設定。舞台となる吉祥寺にはどんな印象をもっているのだろうか。

「『住みたい街NO.1』だっていうことは知っていますが、実はあまり行ったことがないので、このドラマをきっかけにオシャレなお店とかカフェとか、いろいろと探索してみたいです。あ、あと吉祥寺といえば井の頭公園ですよね。今回のドラマのロケでも行くみたいなので今からすごく楽しみです。井の頭公園は有名なお花見スポットなんですよね。撮影の合間にもしタイミングが合えば、見に行ってみようと思います」

　女優になるのが長年の夢だったという渡辺さん。今回のドラマ主演の一報を聞いた瞬間はあまりのことに信じられなかったそう。

「とにかく驚きました。しかも今までテレビで見ていた稲森いずみさんとのダブル主演と聞いてさらにびっくり（笑）。でも私にとってはこれが夢への第一歩なので、すぐに切りかえて心を決めました」

　渡辺さんが演じる北村亜紀は気が強くて自由奔放、思ったことは何でも口にする性格だ。渡辺さんとの共通点を聞いてみた。

「実際に亜紀ちゃんがいたら…あまり仲良くならないかもしれないです（笑）。私はどちらかというと感情表現は控えめなほうなので、亜紀とは真逆の性格ですね。でもそうやってかけ離れた人間性だからこそ、その分やり甲斐もあると思うので、ドラマ期間中は亜紀になりきるつもりで頑張ります。共通点をあげるとすれば、私も亜紀もお仕事に対して妥協をしないところじゃないかなと思います」

　このドラマで渡辺さんが最も見せたい、また伝えたいこととは？

「『戦う！書店ガール』というドラマを通じて色んなことを吸収して、とにかく少しでも女優として成長する姿をみなさんにお見せきればうれしいです。この作品に関してはアイドル・まゆゆではない、女優・渡辺麻友に期待してください！」

Photo/土佐麻里子　Text/大沢 圭　Styling/梶原浩敬（Stie-lo）Hair&make-up/宮本愛

渡辺麻友（わたなべ・まゆ）　1994年3月26日生まれ。埼玉県出身。

'07年、AKB48劇場でのチームB 1st Stage「青春ガールズ」において公演デビュー。その後テレビや雑誌、ライブ活動などで精力的に活動し、AKB48内で徐々に頭角を表す。そして2014年開催された「AKB48 37thシングル選抜総選挙」において１位をとなり、晴れてセンターポジションを獲得。日本はもちろん、世界から注目を集めるトップアイドル。

2年ぶりのソロ曲『出逢いの続き』が今作の主題歌となる。