和菓子・ネオ和菓子専門家がナビゲート!
こんにちは!和菓子・ネオ和菓子専門家の安原伶香です。早いもので、もう年の瀬!みなさまにとって2022年はどんな一年でしたか?
私は驚くほどあっという間の1年でしたが、本連載がスタートしてたくさんの方にご覧いだけたこと、とても嬉しく思います♪2023年もどうぞよろしくお願いします!
今年最後の本記事では2023年の“和菓子初め”にピッタリな、「あいと電氣餅店」の「生大福」をご紹介します!
軽やか食感が新しい!100年前の製法で作られた“生大福”/あいと電氣餅店
お正月といえばお餅。なぜお正月にお餅が食べられているかというと、お餅は長くのびて切れないことから、一年の無病息災、健康と長寿を願うという意味が込められているからだそう。2023年の“和菓子初め”も、ぜひそんな縁起の良いお餅でスタートしませんか?
今回ご紹介するのは代々木八幡宮近くにある「あいと電氣餅店」。完全予約制で、看板商品の「生大福」はなんと賞味期限がたったの5時間!
通常大福は1日~3日くらいは日持ちしますが、この「生大福」は、餅米の王様といわれる新潟県産の「こがねもち」を100%使用しており、保存料や添加物はもちろん、求肥や餅粉も使用していないこだわりのお餅ゆえに、美味しく食べられる期間が短いのです。
100年前と同じ製法で作られたお餅は驚くほど軟らか。お餅ならではのもっちり感はありつつ、空気感のある軽やかさが新しい、まさに“生”食感の大福に仕上がっています!
お餅の中に包まれているあんこは最高級品質の小豆、北海道産「エリモショウズ」を使用。砂糖は数種類をブレンドし、そこに少しその季節だけ採れる、四季ごとに味わいの異なる“季節の塩”をアクセントに入れることで、より奥深い味わいに仕上がっています。
ふわふわと軟らかいお餅を主役にするために、あんこは甘さを極限まで抑えたものを使用。絶妙なバランスがクセになる美味しさです♪
白餅の中にはしっとりとした繊細なこしあんが入っており、蓬(よもぎ)餅には甘さ控えめの粒あんが入っています。シンプルな仕立てだからこその味わいが楽しめます。
風呂敷に包まれた華やかなパッケージも印象的で、大切な方への新年の手土産にもピッタリ!2023年の“和菓子初め”の一品としてぜひご賞味くださいませ。
ご予約は公式HPの予約システムでのみ受け付けており、毎週月曜10時〜、その週の水曜〜日曜までの分が予約可能ですので、お間違いないようにしてくださいね。
それではみなさま、良いお年を〜!
- あいと電氣餅店
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所在地
東京都渋谷区元代々木町 54-1
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最寄駅
代々木八幡
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電話番号
03-5738-7849
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ライター紹介
老舗和菓子屋「大三萬年堂」の13代目で、和菓子・ネオ和菓子専門家。自身が立ち上げた和カフェ「大三萬年堂HANARE」のメニューを中心に、和菓子やネオ和菓子のプロデュースも手掛ける。2021年6月1日に「大三萬年堂HANARE 渋谷マークシティ店」をオープン。
- 本記事内の情報に関して
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※本記事内の情報は2022年12月29日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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