18種もの美しいカヌレが並ぶ！日本橋のカヌレ専門店「canelé de CHIANTI」レポ

今回ご紹介するのは、新潟発のカヌレ専門店「canelé de CHIANTI（カヌレ ド キャンティ）」の2号店。

2022年8月、三越前駅直結の「コレド室町2」内にあるシェアキッチン「＠Kitchen NIHONBASHI（アット キッチン ニホンバシ）」内にオープンしました。

お店に入る前にまず目を奪われたのが、写真左手前のおしゃれなディスプレイ。色味もトッピングもさまざまなカヌレが整然と並んでいます。

一つひとつのカヌレが台座に乗っているのは、同店が宝石店をイメージしているからなのだそう。実際、高級感のある美しさが印象的で、通りかかった人が立ち止まって写真を撮っていく姿も見られました。

落ち着いた内装の店内には最大70席のイートインスペースが用意されており、お好みのカヌレ（単品300円）をゆっくり堪能することができます。

もちろんテイクアウトも可能で、店内には写真のように詰め合わせBOXがズラリ。フレーバーを自由に選べる4個BOX（1,500円）と6個BOX（1,850円）、すべての種類を楽しめる18種BOX（4,000円）の3タイプが用意されています。東京駅に近い場所柄、お土産用に購入するお客さんも多いのだそう。

「canelé de CHIANTI」の大きな特徴は、なんといってもその種類の豊富さ。フレーバーごとに一つひとつ生地から作り込むこだわりようで、季節により異なりますが常時18種類ものフレーバーが店頭に並ぶといいます。取材時（2023年5月）のラインナップは以下のとおり。

・プレーン

・ラムレーズン

・カフェ

・ヘーゼル

・ココア

・塩キャラメル

・抹茶

・ほうじ茶

・黒蜜豆乳きなこ

・アールグレイ

・ココナッツ

・ピスタチオ

・黒ごま

・西京味噌

・バナナ

・はちみつレモンチーズ

・いちご（季節限定）

・さくら（季節限定）

王道のプレーンや定番の洋風フレーバーだけでなく、ほうじ茶や黒ごまといった和風フレーバーも充実しているのがユニークなところ。和菓子風のテイストを味わえるので、カヌレに馴染みがない人でも挑戦しやすそうです。

数あるフレーバーの中でも、おそらく一番意外性のあるのが「西京味噌」（300円）。オーナーのオススメでもあるフレーバーということで、今回、実際にいただいてみることに。

見た目はコロンとしたフォルムがかわいらしいプレーンなカヌレといった印象で、とても味噌が使用されているようには見えません。カヌレなのに味噌って一体どんな味・・・？

ドキドキしながら食べてみると、一口目からガツンと“味噌”を感じる濃厚な味わいに驚き！正直なところ食べる前は味の想像が全くできなかったのですが、和と洋が見事にコラボレーションしており、やみつきになる美味しさでした！お店の方は「みたらし団子に味が近い」と案内していました。

もう一つ、実食して印象深かったのが一般的なカヌレとは異なる独特な“もっちり食感”です。

カヌレといえば外はかっちり、中はもっちりが定番ですが、「canelé de CHIANTI」のカヌレは外も中ももっちり。あえて焼き上げの温度を低く設定し、その分、長く焼き上げることで、他とは違うソフトな食感を実現させているのだそう。

好きなカヌレとドリンクをセットで楽しめる「カヌチーノ」（1,000円）も要チェックです。

おしゃれな見た目からSNSにも多数投稿されている人気メニューで、ドリンクはコーヒー、紅茶、ジャスミン茶の中から選べ、カヌレとセットで提供されます。

カヌレはそのまま食べても、ドリンクの上にトッピングされた生クリームをつけて食べても◎。生クリームが余ったらドリンクに混ぜてラテとして楽しむこともできます。お店に行ったらぜひ味わってみて。

カヌレだけで18種類という圧倒的な種類の豊富さと独特な食感が魅力の「canelé de CHIANTI」。多彩なフレーバーには、美味しさへのこだわりがたくさん詰まっていました。東京駅にも近くアクセスも良いので、仕事帰りや休日に訪れお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか？