上野にこんなオシャレな場所が！？明治レトロな図書館が夏の暑さを忘れさせてくれる避暑スポットだった

東京都の歴史的建造物に選定されている、クラシックな図書館／国立国会図書館 国際子ども図書館

写真提供：国立国会図書館 国際子ども図書館

「国立国会図書館 国際子ども図書館」は明治時代に創建された建物で、東京都の歴史的建造物に選定されています。

明治39年に「帝国図書館」として建てられた「レンガ棟」と、平成27年に完成した「アーチ棟」の2つの建物で構成されています。

レンガ棟は、明治期を代表するルネッサンス様式の洋風建築。平成の改修工事で、外壁を建物内部に組み込むことで、当時の状態を保存しています。

3階のラウンジにて、創建時の外壁の木製サッシと化粧レンガを間近で見ることができます。

写真提供：国立国会図書館 国際子ども図書館

アーチ棟は、ガラスに覆われた美しい曲線を描く建物です。レンガ棟側の中庭には、テラス席も。カフェテリアで購入したランチや軽食などを食べることができます（雨天時除く）。

明治時代の建築の美しさを堪能できる「国立国会図書館 国際子ども図書館」ですが、中でも1階から3階までの吹き抜けの大階段は必見です。

シャンデリアやケヤキの扉、階段の手すりなど、100年以上前の創建当時から使い続けられている空間が広がっています。

この大階段は、撮影OK！レトロモダンな写真を撮りたいときなど、思わずSNSでシェアしたくなるオシャレな場所です。

今回のポスターの撮影場所は、レンガ棟2階の「児童書ギャラリー」。明治から現代までの児童書（児童文学と絵本）の歴史が分かる常設の展示室です。

部屋の中央にある4本の柱は「漆喰化粧柱」で、漆喰の下地には竹や麻を使った「竹小舞」という技法が使われています。奥には、書庫から資料を搬送する本のエレベーターの跡も。当時は、館長が特別に許可した人しか使えなかった特別閲覧室で、どんな人たちが使っていたのかなと思いを馳せるるだけで、ワクワクしちゃいますね。

赤い表紙と描かれたイラストが印象的な「赤本」。これは、明治中期から昭和初期にかけて出版された小型の和綴じ本で、子ども向けに、おとぎ話や浄瑠璃、歌舞伎などの話を紹介した絵入りの本です。表紙が赤いことから、そう呼ばれています。

時代を感じさせる、貴重な資料を手に取って読むことができるのもうれしいですね。

写真提供：国立国会図書館 国際子ども図書館

レンガ棟1階には、主に小学生以下を対象とした約9000冊の児童書を備える「子どものへや」があります。部屋の中央に大型の円形卓があり、影のできない光天井が広がるすてきな空間です。靴を脱いでリラックスできるスペースもありますよ。

写真提供：国立国会図書館 国際子ども図書館

帝国図書館時代には、貴賓室として使われていた「世界を知るへや」（レンガ棟1階）。ここには、日本語の子どもの本が、英語、中国語などに翻訳されたものが並べて置いてあります。同じ絵本の、翻訳の違いを見比べることができるのも面白いですね。

「国立国会図書館 国際子ども図書館」は、蔵書約40万冊、閲覧するための162席を備えたかなり大きな図書館です。夏の暑い日は避暑がてらに訪れて、明治時代の建築や当時の本に触れてみてはいかが。

●今回の撮影場所
国立国会図書館 国際子ども図書館

住所：東京都台東区上野公園12-49
電話番号：03-3827-2053
最寄り駅：上野、鶯谷

＞＞上野エリアのおでかけ情報はこちら

ワンピース10,990円、イヤリング2,590円、サンダル11,990円（すべてイェッカ ヴェッカ／イェッカ ヴェッカ 新宿 TEL：03-3349-5648） ※税抜、その他スタイリスト私物


※本文内の価格はすべて税込です。
※2018年6月25日の情報です。価格や内容は変更になる場合があります。