都会のど真ん中にビールの楽園があった

昨年に続き開催される「大江戸ビール祭」。今年は、シーズン1が2015年10月16日~18日、シーズン2は10月30日~11月3日の2回で開催され、おいしいビールはもちろん、ビールにぴったりなフードが超充実したイベント。


会場は旧東京電機大学の跡地。週末はアートスペースとして活用されている敷地です。地下鉄神保町駅から徒歩7分ほど。JRの御茶ノ水駅、神田駅からでも徒歩圏内です。


▲日本各地から30以上のブリュワリーが集結。高まります。


参加ブリュワリーは30以上。日本各地はもちろん、海外のクラフトビールも出店していて、首都圏初登場のクラフトビールも多数出店しています。


▲規模からみると座席は多めで快適。


会場中央には座席スペースになったテントが設置されています。ほどほどの混み具合で、取材に訪れた土曜日の13時頃でも、場所を確保するのに苦労する事はありませんでした。


▲スタンド用のテーブル。パブ気分で飲むならこちらのが雰囲気があっていいかも。



ビールの飲み比べセットが超お得だった

四の五の言わず、テント席に陣取ってビールを味わっていきます。
このイベントの特徴として、中小ブリュワリーの見本市的な側面があるため、どの屋台を見てもビールの「飲み比べセット」がほぼ必ずあるというところ。
大体4種類のビールがワンセットになっていて、価格も1200円~1500円程度。
飲み比べ、といいつつも、1カップあたり結構な量が注がれていてお得感がすごいんです。


▲kokageの店名が目印の「日本クラフトビール」の屋台


まずは日本クラフトビールが手掛ける東京をテーマにしたクラフトビール「Far Yeast Tokyo」のブロンド、ホワイト、IPAと、「馨和 KAGUA」ルージュの4種類を飲み比べセット(1200円)。東京がテーマのビールがあったなんて、このイベントに来なかったら知らなかったかも。


▲どれも特徴的でおいしそう。「馨和 KAGUA」ルージュは柚子と山椒のフレーバーという変わり種。


▲Far Yeast Tokyoホワイトはフレッシュオレンジでフレーバーが付けてあります。絶対うまい!


▲きました飲み比べセット。というか量多くないですかこれ・・・


▲取材を忘れそうになる幸せすぎる画づら・・・


▲左から、馨和(かぐわ)ルージュ、Far Yaest TOKYOホワイト、同じくブロンド、IPA


▲IPAは無濾過ならではの個性的な味わいがたまりません。おかわり!


オレンジフレーバーの「Far Yaest TOKYOホワイト」は飲みやすく、ビール苦手な人でもぐいぐいいける飲み口。「Far Yaest TOKYOブロンド」はキリっとした苦味が効いたスッキリ系、「馨和(かぐわ)ルージュ」はチョコレートにも似た香ばしいフレーバーと、まろやかな味わいでゆっくり飲みたい一杯です。


中でも一番気に入ったのが無濾過ならではのワイルドさが引き立った「Far Yaest TOKYO IPA」。おかわりしにいきました。Far Yaest TOKYOシリーズに共通しているのは、どれも後味がすっきりとしていて、まさに都会らしい味わいというところ。クラフトビール入門にピッタリです。


次に選んだのが、茨城県の木内酒造が醸造する「常陸野ネストビール」の飲み比べセット(1,000円)。4種類のオリジナルビールが楽しめます。


▲茨城県の木内酒造が醸造する「常陸野ネストビール」


▲こちらの飲み比べセットは通常300円の小サイズが4つで1000円!お得ですね


▲「セゾン ドゥ ジャポン」、「ホワイトエール」、「たいだいエール」、「常陸野ネストラガー」の4種類が楽しめます


「ホワイトエール」はコリアンダーとオレンジがきいた伝統的なベルジャンホワイトで口当たり良し。「常陸野ネストラガー」はホップの軽快な香りが楽しめます。「たいだいエール」はみかんと珍しいオレンジ風味のホップを使った爽やかな味わい。
中でも特徴的だったのが、「セゾン ドゥ ジャポン」。米麹で仕込まれ、仕上げに柚子でほんのり香り付けされています。これぞ日本のビールと、しみじみ美味しいビールでした。



首都圏初に日本初、レアものクラフトビールを楽しむチャンス

30以上のブリュワリーが集まるこのイベント、全国から集結したブリュワリーの中には首都圏初出店のものもあって、都内のビール専門店でもなかなか味わえない、レアものクラフトビールを楽しむ絶好のチャンスでもあるんです。


▲こちらは兵庫県神戸市から出店の六甲ビール。六甲山の天然水仕込みでさぞうまかろうに・・・


▲栃木県 鬼怒川温泉の「ろまんちっく村クラフトブルワリー」。地元産の二条大麦が使用されているようです。


▲「Outsider Brewing」は山梨県甲府市からの出店!日本初オーストラリア産ホップ使用?!気になる・・・


▲首都圏初出店の宮城県「松島ブリューイング」。関東で今飲めるのはこの屋台だけ!



フードだって抜かりなし。ビールにはやっぱり肉!

もちろんビールに合うフードもバッチリ揃っています。
定番のポテト、ソーセージから、肉カレーうどんなんかのしめの一皿までと充実。
フードも500円~1000円程度でフード系イベントとしてはリーズナブルな価格帯です。


▲太陽に照らされて光り輝くベーコン様


会場内のテーブルで一際光り輝いていたのがこの分厚いベーコンステーキ(700円)!
これ、どこで売ってるんですか!?と食べているお客さんに話しかけてゲットしてきました。


▲この肉厚感!縦置き出来るタイプの肉!


ベーコンなので、ある程度の歯ごたえを予想していたのですが、なんとまあ柔らかいこと・・・
もちろん噛めば溢れる美味しい脂と肉汁!塩気も非常にいい具合でパクパクイケちゃいます。少し苦めのビールでスッキリ流し込めばもう、ため息しかでません。
これ以外にも、ジャーマンポテト、定番のソーセージもいただきました。


▲このビジュアルで買うなっていう方が無理な無添加ソーセージも500円


▲ジャーマンポテト(500円)もガーリックとハーブがきいた本格派でグッド!


結局、一人頭2000円少々で、食べて飲んで大満足。
会場はこじんまりしていて、無駄に歩きまわる必要がなく、トイレもたくさん用意されていて◎。
なにより、首都圏でなかなか出会う機会がないレアな国産クラフトビールをまとめて、しかもお得に堪能できるという素晴らしすぎるイベント、筆者は大変気に入りました。
来年もあったら絶対行くでしょう。



シーズン2は10月31日(土)~11月3日(火)で開催

この素敵イベント「大江戸ビール祭」シーズン1はすでに終了していますが、シーズン2が10月31日(土)~11月3日(火)で開催されます。30以上のブリュワリーが集結し、シーズン2だけでしか飲めないビールも登場予定。見逃せない内容になっています。
ビール好きじゃなくても、フードだけでも十分楽しめてしまうので、行く価値は大ですよ!



大江戸ビール祭2015 イベント詳細
⇒ イベント詳細はこちら




※2015年10月時点の情報です。

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2015年10月30日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。