40年以上絵を続けてきた菅沼荘二郎とその仲間たち、それに菅沼アトリエのメンバーの作品を扱います。
私は『となり町の寒山』という題名の著作があります。これには冬の凍てつく夜、駅の近くの路上で腰を折って眠る腰折り尊者・山奥、イノシシ、タヌキが周りに住む、草葺き、朽ちた家に一人暮らすが、たまに上京し夜通し飲んで夜が明けてからやってくる酔っ払い画家M・貧を愛する放浪詩人兼画家、アメリカ人のアーヴィング・ステットナー、など底抜けに自由な人たちのことを書きました。
この書に出る、アーヴィング・ステットナーはヘンリー・ミラーとの友人でした。このヘンリー・ミラーもとても自由な人で、大変変わった面白い方だったようです。水声社でこの方の本が最近沢山翻訳されて出ています。半世紀も前、アメリカ、日本で出版されたときは猥褻だとかなんとかでとても騒がれました。この本は一般的にはとっつき難く、すらすら読めるものではありません。しかしよく読んでみると、現代の、この精神的に圧迫されたような苦しい時代に、ほのぼのとしたあたたかさ、生命的なものを感じます。
こんなわけで、菅沼ギャラリーの出品者はヘンリー・ミラーの友人、アーヴィング・ステットナー、トミー・トランティーノ等と、型にはまらず、自由を愛し、わが道をいく人たちで構成されています。
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