2012年、東京・豊洲にオープンした「WILDMAGIC」は、約1.6ヘクタールの広大な敷地を持つ都市型アウトドアパーク。
都心というアクセスのよさと、ヴィンテージ風のおしゃれな装飾や本場アメリカのBBQスタイルが再現された雰囲気など、若者から年配まで幅広い利用客に人気のスポットだ。
BBQのイメージが強い「WILDMAGIC」だが、実はアウトドア初心者でも気軽に体験できる手ぶらOKのキャンププランも充実。テントなどの用具レンタルから夕食・朝食がセットになっているので、アウトドアに興味があるけど始めるきっかけがない…なんていうカップルにおすすめなのだ。
しかも思い立ったらすぐ行ける近さなので、平日の仕事帰りでもOK。職場からわずかな時間で気軽に非日常感を味わえるほか、金曜の夜なら翌日もそのまま都内でデートできちゃう便利な立地も魅力だ。
今回は、そんなデートにも使えるおしゃれなキャンプ場の「手ぶらでキャンプ」プランをご紹介!
「WILDMAGIC」へのアクセスは、ゆりかもめの新豊洲駅からなら徒歩2分ほど。まさかこんなに都心の駅近の場所にキャンプ場があるなんて、初めて行く人は驚くに違いない。
地下鉄で行く場合は有楽町線の豊洲駅から歩いて13分ほどかかるが、大きな通りをほぼ一本道なので、迷うことなく入口までたどり着けるはずだ。
入口に到着したら、まずはかわいいトレーラーの受付で先に支払いをしよう。
今回は「Go-camプラン」の「アウトドアサイトプラン」のテントに宿泊。定員4名までのプランなので、2人の場合は1人19,500円。ちょっと割高にはなるけど、用具のレンタル料や夕食・朝食込みの価格なので、道具をそろえてキャンプに行くことを考えると断然リーズナブルだ。
「Go-camプラン」はほかに北欧系でスタイリッシュな「エクスキャンプサイト」とウッド素材を貴重としたアメリカン調の「ラグジュアリートレーラープラン」もあるので、二人の好みに合わせて選んでみたい。
手続きを終えると、BBQのハウツーやマップなどが書かれた冊子をもらえる。紙のリストバンドは「WILDMAGIC」を出入りする際にスタッフに見せるもの。おそろいのリストバンドは、まるで二人でフェスに来たような気分!?
中に一歩足を踏み入れると一面に広がるキャンプ場、対岸には高層ビルが立ち並ぶ不思議な景色が広がる。視界が開けていて空が広く、開放感もたっぷりで心地いい。二人並んで伸びをすれば、さっきまでの仕事の疲れがどこかへ吹き飛んでしまうはず。
駅の方を振り返ると、ゆりかもめが走る姿も見えて、あらためてここが東京の豊洲であることを実感。
パーク内は大きく「CENTER PARK」「EAST PARK」「WEST PARK」「NORTH PARK」「SOUTH PARK」「PartyA」「PartyB」「PartyC」と8つのエリアに分かれている。
車が乗り入れることができるように道幅が広くなっているので、休日なら車でドライブがてら訪れることもできる。
「アウトドアサイトプラン」のサイトには、デッキの上にテントやタープ、テーブルやイス、BBQグリルなど、まさに手ぶらでOKな機能性抜群のセットがずらり!
定員4名のサイトなので、二人だと広々と使えるのがうれしい。
冷蔵庫もあるので、ビールやワインを持ち込んで冷やしておこう。新豊洲駅周辺にはコンビニがないので、会社の近くで調達しておくのが正解! コップやワイングラスもあるので飲み物だけあればOK。
テーブルの上にはクーラーボックスが置いてあり、なかには夕食の食材があるので、これも一緒に冷蔵庫へ入れておこう。
ほかには、ハンガーも用意されているので会社帰りのスーツもかけられて便利だ。
女性として気になるのがお手洗い、ということで早速トイレをチェック! トラック内に簡易トイレが入っている形式だけど、中は思ったよりキレイで、鏡もある。
ちなみにシャワーは「Go-camプラン」利用者のみ使える設備があるが(タオル、アメニティ付き)、広いお風呂に入りたいというカップルは、お台場にあるスーパー銭湯「大江戸温泉物語」を利用しよう。
ゆりかもめで新豊洲駅から最寄りのテレコムセンター駅までの移動がちょっと面倒だけど、夕飯前に汗を流しておけばBBQやビールの味も格別だ。
日が長い季節なら、定時で会社を出られれば、広い空から高層ビルの合間に沈んでいく夕陽を眺めることもできる。都会のど真ん中でこんな開放感たっぷりに夕焼けを堪能できるなんて。
BBQの食材はセットになっているが、プランの都合上、4人前が提供されてしまうので、二人だと食べきれないほどのボリュームかも。
メニューは「アメリカン・スモーク・ステーキ(牛肉)」、「シュラスコ・ポーク(豚肩ロース)」、「ビア・カン・チキン(鶏肉)」、「旬の野菜の盛り合わせ」、「ポップコーン」、「マシュマロ」のラインナップで、BBQグリルで炭火焼きしながら味わえる。
BBQ経験の少ない初心者でも、受付でもらった冊子に火起こしから、すべてのメニューの焼き方などが書いてあるので安心だ。
「ビア・カン・チキン」はアメリカのBBQの定番で、ビール缶に鶏肉をかぶせて焼くという一風変わったメニュー。
見た目はあまりよくないけど、外の皮はパリパリ、中はジューシーに焼き上がり、さらにほのかにビールの香りがしておいしい!
その他のお肉や野菜なども全部食べ終わったら、シメは「マシュマロ」焼き。モチモチしていてシンプルな味にほっとする。パチパチと音を立てる火を見つめながらゆっくり食べる、二人だけの贅沢な時間を過ごせるはず。
食後、調理器具はそのままクーラーボックスに、生ゴミはゴミ袋に入れて置いておけばOKとのことなので、めんどくさい後片付けも不要で楽チンだ。
夕日が沈んだ後は、広い空に浮かぶ月や星、高層ビルの夜景を楽しむことができる。
バーベキュー後、コーヒーやお酒を楽しみたいなら、併設のカフェ「PITMASTERS SMOKE CAFE」を利用するのもおすすめ。
トレーラーのカウンターもカフェの一部で、こちらはテイクアウトができる。ハンバーガーやカレーなどのフード類のほか、ビールやワイン、ウイスキーなどお酒も充実しているので、持ち込んだお酒が足りなくなったときはここで調達することも可能だ。
カフェの中には、昔懐かしいテーブルサッカーゲームや卓球台も置いてあり、二人で対戦して盛り上がれば仕事の疲れやストレスも吹き飛ぶはず。
ゲームで遊んで小腹が減ったら、マカロニチーズ(800円)をシェアしながら食べてみては。アメリカで定番の一品は、濃厚なチーズの味が生ビール(600円)にピッタリ!
夜は二人で夜景を眺めながら、ぼーっとまったり過ごしたい。目をこらすと、北側にスカイツリー、西側にレインボーブリッジがほんのちょっと見える。遮るものがないため、美しい都心の夜景を存分に眺められ、ロマンチックなムードに浸れる。
夜の涼しい海風に当たりながら、受付で買った花火を楽しめば、二人だけの忘れられない思い出になるはずだ。
寝るときはテント内に用意されている寝袋を利用。フカフカで寝心地抜群の寝袋にキャンプ気分も盛り上がる。
テント内には電源もたくさんあるので、スマホやタブレットなどモバイル機器の充電も問題なし。夏は扇風機、冬は暖房が入るのでテント内でも快適なのがうれしい。
翌日は都心の朝の景色を楽しみながらのんびりと朝食(前日21時に配布される)を食べれば、仕事の疲れやストレスもどこへやら。退場後は、豊洲はもちろん都心のデートスポットにもアクティブに出かけられるはずだ。
駅近、手ぶらでOKの誰でも気軽にできる、会社帰りのキャンプ場デート。いつもと違う体験を二人で思う存分に楽しんでみては?
[ 撮影:北原千恵美 ]
THE THIRD PARK「WILD MAGIC」
【プラン】「Go-camプラン」アウトドアサイトプラン(定員4名)
【利用時間】17:00~翌10:00(夕食、朝食付き)
【料金】2名の場合は1人19,500円、4名の場合は1人13,500円
WILD MAGIC -The Rainbow Farm-
所在地: 東京都江東区豊洲6-1-23
最寄駅:新豊洲
2015年9月中吊り・ポスター掲載記事
【東京デート】自然を楽しむデートならこちらもチェック!
>>>バーベキュー場&キャンプ場ガイド
- 本記事内の情報に関して
-
※本記事内の情報は2015年08月21日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。