2015/8/11 21:15

等々力渓谷で過ごす、癒しの休日デートコース

 

二子玉川や自由が丘といった人気の街からもほど近い場所にある、東京23区内唯一の渓谷「等々力渓谷」。都心とは思えないほどの自然に囲まれた貴重なスポットは、恋人と手軽に旅行気分を楽しめること間違いなし。週末は二人でリラックスデートに出かけてみては?

渋谷から電車でわずか20分。世田谷区にある等々力渓谷は、東京23区内唯一の渓谷として知られる都心でも希少な自然スポットだ。

恋人と一緒に谷沢川を流れる水のせせらぎに耳を傾けながら、うっそうとした緑に包まれた渓谷美を愛でる休日デートはいかがだろう。

せっかく自然あふれるスポットでデートするなら、やっぱり午前中には最寄りの等々力駅に着いていたい。東急大井町線の高架化されていない遮断式の踏切が懐かしく、風情漂う駅に二人のテンションもスタートからいきなり盛り上がりそう。


地元の商店街を歩くこと約3分、「ゴルフ橋」の脇に渓谷の入口を発見。この「ゴルフ橋」、もともと昭和の初めに、等々力村に大きなゴルフ場があったことに由来しているのだとか。


橋のたもとの反対側にある案内図を見ると、全長約1キロの細長い渓谷ということがわかる。


谷沢川まで下りると、一面緑の絶景が広がっている。この渓谷は、武蔵野台地の台地面が侵食されてできた開析谷(かいせきだに)。ゴルフ橋付近には、地層が観察できる場所もあるのだとか。

川沿いはとにかく涼しく、ここが都内であることを忘れてしまうほど。カシの木(シラカシ・アカガシ)やケヤキの木が空を覆い隠すかのように植生していて、日陰の部分が大半を占める。

渓谷の水源は、上用賀六丁目付近(世田谷区砧公園の近く)からのものだそうで、渓谷内には湧水も30か所以上あり、湿性植物がその周りに点在している。崖の斜面部分の樹林といい、渓流といい、自然のままの美しさが何ともすばらしい。

環状8号線が近くを通っているとは思えない静けさで、川のせせらぎが心地よい。大きな声で話さなくてもいいので、二人のリラックス度も親密度もアップ。空気も上とは違ってひんやりしている。川面にも手で触れることができるようになっているのもうれしい。

環状8号線の下を抜け、「等々力渓谷三号横穴」へ。そう、ここにはなんと古墳まであるのだから驚きだ。

普通の橋からも渡れるが、川面の橋(公園橋)から行けば、さらに涼しさが感じられる。手を取り合って渡ればデート気分も盛り上がる。

渓谷の左岸の崖に面したところにある、東京都の指定史跡の一つ「三号横穴」。古墳時代末期から奈良時代にかけて作られたこの横穴は、当時の有力者のお墓なのだとか。外からはあまり内は見えないが、奥は徳利を半分に割ったような形をしているそう。

横穴付近には湿地もあり、ちょっとした広場にお手洗いもあるひと休みスポット。

さらに川に沿って進むと、川から離れて右手奥に、稚児大師堂が見える。稚児大師とは、弘法大師の幼いころの呼び名。石碑によると、この大師堂は弘法大師生誕1200年を記念して、建立されたとのこと。


手水も涼しげ。手水の横には湧水を汲める場所もある。ただし「必ず煮沸してください」と注意書きがあり、こちらの湧水は残念ながらそのままでは飲めないので要注意。


しばらく歩くと、ようやく左手に不動の瀧が見えてくる。この橋(利剣の橋)を渡ると、等々力不動尊や甘味処「雪月花」も近い。短いけれど風情のある利剣の橋をバックに、二人で記念写真を撮ってみるのもいいかも。


「等々力」の地名の由来は、不動の瀧の音が「轟いた」ことから付いたとされる。現在もここで滝行をする人々もいるそうだが、行者以外は立ち入り禁止になっている。


ここから等々力不動尊までは、わりと急な登りの階段が続く。ちょっと寄り道して、お参りをしていこう。等々力不動尊は、真言宗の興教大師が開基。

桜の名所としても知られ、春には満開の桜が楽しめ、秋の紅葉も美しいのだそう。


スタートしてから1キロほど歩いたところにある、甘味処「雪月花」でひと休み。


ラムネなどのメニューもあったけど、やっぱり夏は「かき氷」! 疲れた体にはひんやりとしたかき氷がおいしい。写真の「かき氷の抹茶」(現在は販売終了)以外に、いちご、れもん、あずき、黒蜜きなこ味(各500円)、さらに「かき氷・宇治金時」700円も。この中から2種類オーダーして、お互いに食べくらべてみるのもいいかもしれない。


「ところてん」はなんと300円!安い!

お店の外にも飲食のスペースがあるので、天気のいい日は外で食べると気持ちいい。ちなみに「雪月花」の営業時間は11:00~16:00で、朝早いとまだ営業していないので、注意が必要だ(冬季は営業日が異なるので事前に確認しておこう)。

雪月花からもう一度渓谷に下りて、さらに下流へ。右側に広がる日本庭園は後でゆっくり見ることにして、日本庭園脇の階段を上り、500mほど離れた野毛大塚古墳へ寄ってみよう。

「野毛大塚古墳」は5世紀初頭に築かれた大きな帆立貝式前方後円墳。上から見ると帆立貝のような形をしているそうだ。古墳を囲んでいる茶色に見えるのは、埴輪・土師器。

ここは南武蔵の小豪族の上に立つ大首長の古墳らしく、全長が104m。立派な武具などの埋葬品も一緒に発見されたそうだ。埴輪・土師器は当時のものではなく、復元されたものが並んでいるが、初めて見るものなのでおもしろい。

渓谷に戻り、元来た階段を下って日本庭園に入れば竹林のお出迎え。まるで京都の嵐山にでもいるかのような不思議な感じ!?


小さな庭園だけど、とても癒される空間。上にある書院のベンチでランチにしよう。天気も良くて気持ちよさそうだ。



書院にも色々な木や花々があるので、持参したお弁当を食べながら「違う季節に来ればまた違う自然の表情が見れそうだね」なんて話もお互いに出るはずだ。


都心からわずかの場所で、水のせせらぎと緑に癒され、パワースポットまである等々力渓谷。本格的な山登りの恰好をする必要もなく気軽に来られるので、貴重な都会の自然スポットにぜひ二人で訪れてみては。


今回紹介したお店の情報

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等々力渓谷詳細を見る
TEL. 03-3704-4972
住所 東京都世田谷区等々力1-22、2-37~38
営業時間8:30~17:15
定休日土・日・祝日
最寄駅 等々力
※2015年8月11日時点の情報です。料金やサービスの内容は変わることがあります。

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