横浜ならではの、ひらかれた美術館へ/横浜美術館

▲撮影:新津保建秀

▲撮影:新津保建秀

横浜美術館」が約3年におよぶ大規模改修を経て3月15日(金)にリニューアルオープン。その後、ミュージアムショップやカフェなどの館内施設が順次オープンとなり、2025年に全館利用が開始されます。


同館は平成1年(1989)年、横浜・みなとみらいに開館。日本のモダニズム建築の巨匠と称される建築家・丹下健三氏が設計した迫力のあるシンメトリーな外観と、吹き抜けの開放的なグランドギャラリーが特徴です。国内でも有数の規模を誇る美術館であり、年間を通じ所蔵品からテーマごとに展示を行うコレクション展、多彩な企画展が開催されてきました。


リニューアル後の新しい横浜美術館では、“みなとが、ひらく”をミュージアムメッセージに設定。さまざまな人が訪れ、新しい文化や情報が次々ともたらされる貿易港・横浜ならではの、人、もの、考えとの新たな出会いの場となります。

  • ▲「じゆうエリア」ガラス張りの天井(撮影:新津保建秀)

    ▲「じゆうエリア」ガラス張りの天井(撮影:新津保建秀)

  • ▲「じゆうエリア」

    ▲「じゆうエリア」

  • ▲「じゆうエリア 大階段」左右対称にひろがる階段の踊り場のかたちに着目し、建物のあちこちに見られる「まる」と「しかく」をかくしテーマにした彫刻作品を展示 ※2025年2月以降予定

    ▲「じゆうエリア 大階段」左右対称にひろがる階段の踊り場のかたちに着目し、建物のあちこちに見られる「まる」と「しかく」をかくしテーマにした彫刻作品を展示 ※2025年2月以降予定

  • ▲「じゆうエリア まるまるラウンジ」オリジナルの机や椅子で、作品や建築を見ながら、カフェの飲みものやおしゃべりを楽しめるエリアが誕生 ※2025年2月以降予定

    ▲「じゆうエリア まるまるラウンジ」オリジナルの机や椅子で、作品や建築を見ながら、カフェの飲みものやおしゃべりを楽しめるエリアが誕生 ※2025年2月以降予定

横浜美術館を象徴する大空間「グランドギャラリー」を中心とする無料エリアは、より自由でひらかれた「じゆうエリア」となって生まれ変わります。


ガラス張りの天井は開閉式ルーバーの改修工事を行い、設計者・丹下健三氏の当初の構想が復活。季節や時間によって天井からやわらかい自然光が降り注ぐ大空間となります。また横浜美術館の建物から抽出したさまざまな色やかたちの家具を設置し、あらゆる人を歓迎する、どんな人にも居場所がある、そんな美術館の新時代を象徴する場所になるとのこと。


無料で入れる2つの新しいギャラリーや、誰でも無料で利用できる美術図書室、カフェ、ショップなどは2024年11月にオープン予定です。

  • ▲美術の広場に面したオープンスペースには美術館の外にもオリジナルデザインのテーブルやベンチを設置 ※2025年2月以降予定(イラスト:乾久美子建築設計事務所)

    ▲美術の広場に面したオープンスペースには美術館の外にもオリジナルデザインのテーブルやベンチを設置 ※2025年2月以降予定(イラスト:乾久美子建築設計事務所)

  • ▲館内の授乳室を増やし、調乳器を新たに導入。2025年2月以降には、リラックスしながら子どもと一緒に楽しめるエリアも新設(イラスト:乾久美子建築設計事務所)

    ▲館内の授乳室を増やし、調乳器を新たに導入。2025年2月以降には、リラックスしながら子どもと一緒に楽しめるエリアも新設(イラスト:乾久美子建築設計事務所)

また、港街の風を感じられる屋外のオープンスペースや、子どものための施設も充実。こちらも順次利用開始となります。


あらゆる人を歓迎し、どんな人の居場所にもなる、ひらかれた美術館。2025年2月に完成するまで、だんだんとできあがっていく様子を、楽しみながら見守ってみてはいかがでしょうか。

スポット
横浜美術館

〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい 3-4-1

みなとみらい駅

〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい 3-4-1

みなとみらい駅

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